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ウォッチャーズ
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ウォッチャーズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 21~36 2/2ページ
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クーンツの魅力は、取り合えず読者を楽しませることに徹していることでしょう。 彼はキングとよく比較されるそうですが、似ているところと言えば「敵弱くね?」と いうところでしょうか。その他は・・よく分かりません。 非常に予定調和な物語には粗も多いものの、主人公に都合よく進む展開、 基本的に美男美女なカップル、アメリカにはよくある家族の絆やトラウマ系のエピソードなど、 主人公側に同調して読める人にはこれほど面白い小説は無いのではないでしょうか。 非常にアメリカンな作家で、適当にハラハラしバッドエンドを心配したくない人にも合うと思います。 このウォッチャーは、いかに主人公カップルと犬が悪人の手から逃げるかという小説です。 もちろんクーンツですからハッピーエンドになることは間違いないので安心して読めます。 もう一人の主人公と言える犬、確かに可愛いのですが、 「犬可愛いでしょ、動物の命は大切、犬は家族!」といった押し付けが途中で鼻につきました。 犬好きなのですがね。実際問題としてアインシュタインのような犬が増えるのはどうかと思いましたし。 犬と人間同様コミュニケーションが取れたら確かに素敵ですが、これって 人間の単なるエゴとも言えます。知能と言いますが、要は人間的な犬というわけで、 犬らしさは保ちつつ人間っぽさも残してなどというのは、人間側の勝手な都合であり 都合の良い解釈です。人間同様、善意を持った犬ばかりではなくなるはずです。 いかにも人間に都合の良い解釈で書かれている作品なので、想像はできましたが 個人的にとても安易なラストでした。重みや深み、余韻と言うものとは無縁に近い 作家ですが、エンタメ作品としては良いのではないでしょうか。 | ||||
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クーンツの作品はこれが初めてです。 少し言い過ぎかもしれませんが、ご了承下さい。 まずは面白いと思ったところから。 やっぱりベストセラー作家というだけあって非常にそれぞれの登場人物たちの設定がうまいですね。恋人を失ってトラウマを抱えている主人公がヒロインと出会う、そして恋に落ちる...。こういう設定は個人的に燃えました。 この小説はSFホラーパニック的な話であるわけですから、「これは何かまたヤバい事が起こるなぁ」といった風に期待しましたし、また主人公は大切な人を失う、という悲劇を二度と起こしたくないわけですから、「そうとうアツく頑張るんでしょうなァ」といった期待もあったわけです。 そしてまた事態のヤバくなり具合も素晴らしい。 <アウトサイダー>なるクソ強い哀しきブサメン生物兵器と、快楽殺人を愉しむプロ中のプロの殺し屋が悪役として登場します。いくら海兵隊に入っていた主人公とはいえ、果たしてコイツらに勝てるのかァ!といった感じに、すばらしくワクワク感が増幅されるわけであります。 が、しかしです。ウォッチャーズはそれらの設定を十分には生かしきれていません。言ってしまえば「コイツら意外に弱ェェ」です(<アウトサイダー>は健闘した方ですが)。なぜ弱いと感じたかというと、ほとんど全員力技で勝てたからです。よく今までプロとしてやって来れたなお前ら、と言いたくなるような弱さです。そして、今までのワクワク感は何であったのか、という結論に至ってしまいます。 しかもこの問題は、作品の面白さにも繋がります。読者は、こんな強い相手にどんな機転を利かせれば勝てるのか、という期待を持ちつつ、読んでいるわけですから、力技で倒されると萎えるわけです。いくら作品内容が突っ込みどころ満載のアホバカ展開でも、ここだけはちゃんとしていて欲しいところなのです。 もう一つダメダメなところがあります。敵が主人公の前に登場するシーンが、少ないし短いです。(短いというのもアッサリ死んでしまうからなのですが)もっと敵との追いかけっこを描けばいいものを、感謝祭やら、クリスマスパーティーの、わー、プレゼント交換ー、きゃー、おいしー、な場面が続き、現実が充実していない僕としては少しイライラしてくるレベルなのです。と、読み終えた後に思います。 ここまで言っておきながら、基本面白いです。万人にオススメです。犬は可愛いし(ノーラも可愛いし)、最初の方はかなり面白いし、最後はここまで言っておきながらも少しホロリとキてしまいました。設定的にもストーリー的に万人に受けることは間違いないハズです。エンターテインメント小説が読みたい人には是非。 | ||||
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アウトサイダーの存在理由を考えたら、手放しで主人公達を祝福する事はできない。 アインシュタインとアウトサイダーを簡単に善と悪に置き換える事もできない。 誰にも愛される純粋な善であるアインシュタインの存在はやっぱり残酷でもあると思う。 この作品に限らず、クーンツ作品によくある孤独な男が孤独だけど誰もが認める美しい女性に出会ってと言う設定も鼻につく。 人間愛の力と言うものを自分は信じているけど、クーンツの愛の描写は分かりやすいけど納得できない。 アインシュタインとアウトサイダーと言う残酷なものを創り出した人間の恐ろしさというものについては考えさせらるけど。 | ||||
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クーンツの作品は「サイレント・アイズ」に続いて2作目だが、参った、降参。仕事放り出して読んでしまった。文章、設定、文句なし。テーマも明確で、もっと早く出会えていたらと悔やまれる。 クーンツの存在を教えてくださったレビュアーの方(過激な私の巻き添えになって迷惑がかかるといけないので、あえて名前は伏せておくが)に、心からの感謝を。 追記:勢いでゴールデンレトリバーのぬいぐるみ買っちゃったよ。 | ||||
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犬ともだちに薦められて読んでみました。 犬好きにはおもしろく、ファンタジー好きにも楽しく読める本だと思います。 愛犬をよりいとしく、たいせつな存在として感じるようになりました。 またアウトサイダーの最期の様子に、善の対照の悪のように作られてしまった苦しさと、 それでもなお悪というかたちにむりやりはめこまれてしまったいじめられっこのような哀しみを見て涙があふれました。 最後はハッピーエンドで、ほっとして物語をふりかえりながら涙がでました。 30年前に新婚旅行で行ったカーメルの地名を懐かしく思いました。 | ||||
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「犬と人間が意思の疎通ができたら・・・?」犬が好きで、犬を飼ってる人なら誰でも思う事なんじゃないでしょうか?主人公トラヴィスが、徐々にアインシュタインと、心を通じ合わせていく過程は、犬好きにとっては、まさに至極の幸福な夢の姿なのです。そして、永遠に続くかと思われた、その関係に黒い影がしのび始めた時の恐怖。絶えず何かに怯えているアインシュタインの気持ちと、かけがえのないパートナーとなったアインシュタインを思うトラヴィスの気持ちに感情移入してしまい、後半部分は、もう涙なしでは読めません。クーンツの凄いところは、それだけ読者をトラヴィス側(善)に引き込んでおいて、悪にも同情心をもたずにはいられなくなる描き方ができるところだと思う。なんにしても、必見の一冊。クーンツの最高傑作だと思います!この作品を読んで、ゴールデンレトリパーを飼った人は、きっといる筈!で、名前はアインシュタインよね、やはり。 | ||||
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ただ一言あるのみ。「最高」です。ある日、何気なく寄った本屋で見つけて以来、何十回と繰り返し読みました。内容を暗記するほど分かっていてもまた読みたくなり、読むたびにワクワクしてしまいます。この作品に触れ、他の作品も多数読みました。どれも大変面白かったですが、やはりウォッチャーズが一番です。好き嫌いはあるかと思いますが、まず裏切られない一冊(上下)です。 | ||||
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まさかクーンツが自分の理想とする小説を書いていたなんて! シンクロ率99%です。文句なし。グログロネチャネチャのスプラッタホラーと誤解していたが、文学の気品も漂う傑作。が、エンタメとしてうざい心理描写の言葉遊びには入らない。心理描写も情景描写もやりすぎな自己満足に至らずに、見事に筆を抑えたエンタメの傑作。ストーリーの流れにも淀みがない。無駄なページ数稼ぎはしていない傑作。そして、作者のメッセージ性も素晴しい。エンタメ小説だが、生きる指針の書としても、凡百の人生訓の書、哲学書より有効である。自然科学、社会科学、人文科学の問題の答えが、判り易く提示されています。並みの小説や学術書の50倍の価値がある大傑作。この本が面白くない人は、知性のないポンポコピーである。自意識を持ってないケダモノだと断定します。 | ||||
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愛と正義の作家、クーンツによる自他共に認める最高傑作。 1)別々の理由で絶望的な状況におかれた男女が出会うことによって生じる希望と再生、2)人の言語を理解する特殊能力をもつ犬とその対極にある殺戮兵器としての生物の対決、3)謎の事件を追う刑事二人の友情、4)非情な殺し屋と彼の仕事の裏に隠された政治上の機密、これら4つのエピソードがさざ波をたてつつ接点をもちながらラストに向かって集結してゆく流れは圧巻。読み終えて濃密なためいきがでる。 ちなみに私は猫好きだが、本書に描かれる犬と人間とのパートナーシップは動物とのコミュニケーションとして理想。動物好きなら(妄想といわれようが)誰しも体験したことのある幸福な関係だろう。 陰陽対立型の物語としては浦沢直樹の『モンスター』が好きな人にもお薦め。 | ||||
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(上)・(下)とも寝ないで休日に読んでしまったくらい、読み始めたら止まらなかったです。ダーダーに泣いて読んでいましたが、何回読んでも感動してます。犬が登場する小説はたくさんありますがその中でも私は一番好きな本です。というのも、ゴールデンを飼っているからなのかもしれませんが、読んだ後は必ず愛犬とアインシュタインを重ねて見てしまい、同じ能力があるのでは・・・!?などと思ってしまいますね(笑) クーンツ作品は初めての本でしたが、こんなに面白く人間と犬の関係を描いてる作品は他にないと思います。 アインシュタインのまわりにいる全ての人が彼を好きになり、それとは対照的な容姿のアウトサイダーは、どう扱われるか・・・というように、ある意味対照的は2匹だが、本当は人には理解できない部分で繋がっているとも言える2匹・・・。 ぜひぜひ、お勧めの小説です、これは借りる本ではなく買う本だと思っています。それほど手元に置いておきたい本なのです!! | ||||
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ヤバイとしかいいようが無い作品です。あまりにおもしろかったので原書買いました。いやあり得へんやろと突っ込むところもあったけど…アインシュタインはじめキャラクターが最高なんで★5つでしょう(まあSFやし)!動物好きは(それ以外の人も)必読です。 | ||||
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クーンツ作品のなかでは、おそらく日本人に一番ウケるのでは? 読者を引き込ませるに十分な導入部、徐々に解けていく謎。 そして、ハリウッドのジェットコースター・ムービーのような展開! さらに、物語後半では涙が・・・(私は何回読んでも同じトコロで泣いてしまう) 犬好きには勿論、「読み物」が好きな全ての人に読んでもらいたい、超オススメの一冊です。私はこの本を読んでからクーンツ作品にハマり ました。是非。 | ||||
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アインシュタインは、陽気でフレンドリー。性格は、抜群にいい。人間の知能を持ち、会話もできる。(SFだからね) 中身は限りなく人間に近く、外見は犬。これって、理想的じゃない? 実は、これを読んでゴールデンを飼おうと思った。だまされた。というか、SFを信じてどうする。この小説の設定には「フレンドリーで賢い犬」が絶対必要なんだけど、それをゴールデンにしてくれるなんて、クーンツももしかして飼っていたりして。 | ||||
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「犬が人間と意志の疎通ができたらどうだろう?」犬が好きな人にはたまらないこの究極の考えを見事にノベライズしてしまったのが、本書です。単なるロマンスでもなく、単なるアドベンチャーでもないこの作品は、ディーン・R. クーンツでなければ恐らく書けないタイプのものでしょう。内気なノーラに、最初はじれったさを覚えるでしょうが、読み進むうちに徐々にノーラに惹かれていく自分に気がつきます。「ライトニング」に登場するローラと守護霊シュテファンのような、ノーラと守護犬アインシュタイン、あっというまに読者はクーンツワールドにひきずりこまれてしまいます。実験の成功例のアインシュタイン・失敗例のアウトサイダー、善と悪、優等生と落ちこぼれ・・・・・いつのまにか、化け物に対して同情も・・・・・ | ||||
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研究施設から、逃げ出してきた天才動物。ゴールデンレトリヴァー犬・アインシュタイン君。この作品のすごいところは、犬らしさを忘れないことだと思う。 スーパーな生き物は、その所属の雰囲気を忘れてしまいがちだけれど、彼は、最初から最後まで愛らしい犬のまま。 もちろん、天才ぶりも発揮するところとのギャップも、見てて感心してしまう。それにからめられるのは、謎の組織の影。 アインシュタインの副産物の影。一つの物語のはずなのに、一つ、また一つと話が加わり、物語は壮大になっていく。やっぱり、ク-ンツは面白い。 | ||||
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犬ってどんな事を考えているんだろう‥と思われている人は沢山いると思う。そんな方に是非お勧めしたい一品だ。内容は「モダンホラー」風。確かにちょっと怖いところもあるかも。でもそれ以上にこの本に登場している犬と人間達の心の交流以上のものの存在に、誰もが感動する事請け合いだ。これを読み終えた時あなたの犬を見る目が変わっている事をお約束します。 | ||||
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