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死せる魂
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死せる魂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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Paperback (Orion)¨£33§a2-a1¨ ̄a¶\£3¨2 '-§o'a... ±a1¨'¨3§ ̄"¨a" ̄£¶°a¬a'¶§""'a" '§ ̄3-"¨¢3μ"¨"3¨"a1¨ ̄ oa"§... ̄a1...\ £"¨aa1-°" ̄°§°o¶13-a°¢-§§£±o-¨aμ!¨''3 | ||||
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いわゆるモジュラー型警察小説に英国風陰鬱さをミックスして今風のロック・テイストをスパイスにしてアレンジすると、こういう複雑に入り組んだ通好みのミステリが産み落とされるわけで、今更言うまでもないけれど、米国流な派手なドンパチもないし、灰色の脳細胞をフル回転させて安楽椅子しちゃう探偵もいないのであるな。足で稼ぐ刑事ドラマ=地を這う捜査ぶりを描き出すにはこれだけのページ数が必要だってこと。それでも年々分厚くなるランキンの新作ではあるけれど(^_^;)。タイトルからも分かるように今回のリーバスは、過去の亡霊たちに悩まされる相変わらずの重苦しさで引っ張る部分と、アメリカから帰郷した連続殺人犯との対決部分が上手い具合に結合して読ませるって寸法だ。英国vs米国。異分子が侵入したエジンバラの困惑ぶりが、なかなか一筋縄ではいかない犯罪者との駆け引きと相まって、リーバスのアウトサイダーぶりを引き出す要因となっており、マンネリを防ぐ意味でも、ランキンのテクが冴えるシリーズ最新作に仕上がってると言っておこうか。 現実の事件を換骨奪胎リーバスものに巧みに取り入れるランキンの小説作法はアップトゥデートでもあり同時に旬を過ぎると一気に鮮度が落ちてしまう危険性を含んでいるけれど、キャラが立ってるおかげで長持ちするシリーズになりそうではあります。『87分署』までとは言いませんが、ランキンがリーバスに飽きちゃうまで続けて欲しいものでありますなあ。最近ではシボーン・クラークだっていい味出してるようにワシは思うのだけれど、レギュラー陣の分厚い背景が必要不可欠ゆえ、あれこれエピソードを挟み込むにはやっぱりこの厚さは必要だわな。おっと忘れちゃいけない、殺人鬼オークスのキャラの殺人者としての質実剛健さ(^_^;)。これだけで★1/2上げちゃおう。冒頭事件の解決を最近はやりの犯罪形態(^_^;)で安易に流しちゃうのは頂けないけれど、実際問題として『それ』が万国共通の根深い犯罪であることも考慮すれば納得出来なくもないか。でも最近この手の解決作品が結構多いのが気に掛かるねえ。 次回作は梅雨入り前に『Set in Darkness』が出る予定だそうで、次なるリーバスの地味めな活躍(^_^;)を期待して待ちましょうかね。 | ||||
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