寝た犬を起こすな



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    初公開日(参考)2017年05月
    分類

    長編小説

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    寝た犬を起こすな (ハヤカワ・ミステリ1919)

    2017年05月09日 寝た犬を起こすな (ハヤカワ・ミステリ1919)

    〈リーバス警部シリーズ〉 女子学生が運転する車が起こした衝突事故。不自然な状況に気づいたリーバスは、車に同乗者がいたことを突き止めるが、彼女は頑として口を開かない。事故の影には、何かが潜んでいるようだが……いっぽう、組織改編で犯罪捜査部に送られることになった内部調査部のフォックス警部は、最後の仕事としてリーバスが若き日に所属した署に、隠蔽された事件の痕跡を発見する。彼の捜査はリーバスの身におよぶのか? 独立の是非に揺れるスコットランドで展開する、人気シリーズ最新刊!(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

    寝た犬を起こすなの総合評価:8.80/10点レビュー 5件。Cランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
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    (8pt)

    新シリーズ「リーバス部長刑事」?

    ご存知「リーバス警部」シリーズの第19作。なんと、警察に復帰したのはいいが部長刑事に降格され、シボーン警部の部下として活動することになった「リーバス部長刑事」シリーズの幕開けでもある。
    女子大生が負傷・搬送された自損交通事故の現場に赴いたリーバスとシボーンは、状況の不自然さが気になり、女子大生に聞き取りを行うが、彼女は自供を変えず、同乗者はいなかったという。女子大生が嘘を吐いており、事故の裏に何かが隠されていると感じたリーバスは、お得意の執拗な捜査で嘘を暴き、真相を探っていった。
    いっぽう、警察の組織再編で犯罪捜査部に異動する予定の内部観察室のフォックス警部が、最後の仕事として、かつてリーバスが新人刑事として勤務した警察署の刑事たちがグルになって隠蔽したと思われる事件の調査を行うことになり、リーバスに協力を求めてきた。
    現在の事件と30年前の事件の解明が並行して進行し、やがてひとつの物語に収斂されて行くという、本シリーズではおなじみのパターンだが、今回はストーリー構成がシンプルで読みやすい。ややサスペンスに欠ける作品だが、犯罪の動機や事件の背景、捜査の手法などがしっかりしているので、レベルが高い警察小説と言える。
    それよりも一番の読みどころは、昔と上下関係が逆転したリーバスとシボーンの関係と、前作では徹底した敵役だったフォックス警部と一緒に捜査をすることになったリーバスの反応である。超がつくほど頑固一徹のリーバスが、こんな状況をどうやって克服して行くのか。リーバス部長刑事の成長物語でもある。
    シリーズ読者には絶対のオススメ。シリーズ未読の警察小説ファンには、本作からでも面白いこと間違い無しなので、ぜひ読んでもらいたい作品である。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.4:
    (3pt)

    リーバスのコールドケース。

    『最後の音楽』、『他人の墓の中に立ち』と読んできたが、前二作に比べるとややトーンダウンの感が否めない。今回の目玉、内部監査室のフォックスとリーバスとの絡みがあまり面白くない。フォックスが登場すると誰でもやりにくそうな雰囲気が漂って物語が停滞し、フォックスに出番を奪われたシボーンも精彩を欠くように思える。とにかく今回のリーバスには覇気が感じられない。ちょっとつらい。ウィットに富む邦題は内容にぴったりで座布団一枚!
    寝た犬を起こすな (ハヤカワ・ミステリ1919)Amazon書評・レビュー:寝た犬を起こすな (ハヤカワ・ミステリ1919)より
    4150019193
    No.3:
    (5pt)

    猟犬の如き刑事の誇り

    原題 Saints Of The Shadow Bible (2013年刊行)
    相変わらず面白い。そして読み飛ばすことを許さぬ密度の濃い文章を噛みしめるように読んだ。
    独立問題の議論只中にあるエジンバラ。不審な衝突事故の真相を探りながらも、過去の隠蔽事件の内部調査の矢面に立たされるリーバスの苦闘。寝た犬ならぬ猟犬のような昔気質の刑事の矜持を失わぬ姿に感動する。
    ランキンのもう一つのシリーズ・キャラクターであるマルコム・フォックスとリーバスとの微妙な関係を始めとして、端役に至るまできめ細かく陰影をもち描かれる巧みな人物描写はいつにも増して素晴らしく、捜査小説としての展開の妙、意外かつ哀切極まりない結末を含め、シリーズ中でも屈指の傑作に数えられるだろう。
    寝た犬を起こすな (ハヤカワ・ミステリ1919)Amazon書評・レビュー:寝た犬を起こすな (ハヤカワ・ミステリ1919)より
    4150019193
    No.2:
    (5pt)
    ※削除申請(1件)

    リーバス万歳

    ミステリの評価は主人公に対する共感度が一番だと思う。そういう意味でリーバスシリーズは私のナンバーワン。今回はフォックスが相棒的に登場し、二つの事件の捜査がスコットランド独立という現在進行形の中で行われていく、という風俗(いやらしいという意味ではなく)小説の面白さももっている。これからもリーバスは邦訳出版されるのだろうか?マルコムフォックスは二巻で終わり?
    寝た犬を起こすな (ハヤカワ・ミステリ1919)Amazon書評・レビュー:寝た犬を起こすな (ハヤカワ・ミステリ1919)より
    4150019193
    No.1:
    (5pt)

    リーバス部長刑事 定年延長!?

    再就職でシボーンが上司になりました。この手があったかというぐらいうれしい。そしてマルコム・フォックスが犯罪捜査部への異動で二人に接近。
    今回も500ページ近くを,リーバスの後を追いながら一気に読み進む。異なる面からのスコットランド犯罪捜査が統一された,ランキンワールドの新たなスタートを心から祝福したい。
    寝た犬を起こすな (ハヤカワ・ミステリ1919)Amazon書評・レビュー:寝た犬を起こすな (ハヤカワ・ミステリ1919)より
    4150019193



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