貧者の晩餐会
- リーバス警部シリーズ (14)
- 警察小説 (526)
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偶然手に取った本でした。つまらなかったら途中でやめようと思っていましたが、昼食時に読むのにちょうど良い長さで、中身もバラエティに富んでおり、ずいぶん長い間楽しませてもらいました。リーブス警部のことも全然知らなかったけど、どれも外れはありませんでした。ポケミスを手に取るのも久しぶりで、この絵の具のパレットのような表紙も懐かしかったです。電子書籍も良いけれど、ポケミスは、くたびれきって味が出ますね。 | ||||
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ジョン・リーバス警部シリーズで人気作家となったイアン・ランキンの短編集です。 原題は「Beggars Banquet.」 因みに「Beggars Banquet.」は英国のロックバンド、 ザ・ローリング・ストーンズの第12弾アルバムのタイトル名でもあります。 著者はストーンズファンらしく、しばしば著書のタイトルをストーンズのアルバムから引用します。 実際本作にストーンズは無関係ではありません。その辺は読んでからのお楽しみ。 リーバス警部物が中心ではありますが、それ以外の作品も収録されています。 作風は如何にも英国作家らしく、作中には英国特有の陰鬱な雰囲気が漂っており、 ぶっちゃけダーク、また、英国風のユーモアが結構鼻につくので、好き嫌いが分かれそうです。 しかし、そのしっとりした作風が時間をかけてじっくりと読み込もうという気にさせてくれます。 正直不慣れな者には読み難いのですが、短編なのでそれほど苦にはなりません。 日本のミステリー物とは一味も二味も違う、本場の英国ミステリーを御堪能あれ。 | ||||
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結構いろいろなところで「ランキンは長編でしか本領を発揮出来ない」と語られていますが、そんなのは間違いです。面白い!。リーバスシリーズは全てが長編ですが短編でも十分楽しめます。もちろん長編ほどの複雑さはありませんがそれでも結末の予想のつかないところは変わりません。私はリーバスもの以外の作品も、なんとなくリーバスものの一部のような感じで読んでしまいました。短編は苦手な人(私もそうなんです)でも心配せずに読んでください。 | ||||
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いかにも英国的な香りのする本です。同じころにジェフリー・ディーヴァーの「クリスマス・プレゼント」を読んだのですが、こちらは対照的にいかにもアメリカ的で娯楽色が強いミステリー作品集でした。傑作でした。本作も同じようにミステリー短篇集なのですが、肌触りがまるで違います。このイアン・ランキンの作品集は、上質なウィッティとユーモアも漂い、皮肉でブラックさもブレンドされています。文体がとても流暢なのも魅力です。ちょっとグレアム・グリーンを思わせます。切り口はいかにもイギリス的です。訳は延原氏のが一番としっくりきました。エジンバラという街、人、におい、空気がこれらの短篇を通じて伝わってくるのが、本作の別の魅力的でもあります。「キャッスル・デンジャラス」を読むとエジンバラに行ってみたくなります。「イン・ザ・フレイム」は意外な展開で好きです。「恋と博打」のタイトルと終わり方がつながっていてなかなかしゃれています。「会計士の原則」はロアルド・ダールがミステリーを書いたら、みたいな感じです。「音楽との対決」もリーバス警部もの、音楽、ローリング・ストーンズも出てきて、にやりとさせます。ミステリーは何も、緻密な展開、どんでん返し、だけではないということです。本作のようにユーモアとブラックな味もミステリーには大事な要素になります。やはり短篇ですから。 | ||||
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現代英国を代表するミステリ作家としての評価が定着しつつある著者の、ミステリ短編集。全19編が収められている。 さまざまなシーンの、趣向に富んだミステリ短編集だが、正直少し読みづらいというか、毛並みが合わないというか…。好みの問題なのでしょうが、かなり流して読みました。 それでも「これは」と目にとまったモノが2編。 追い詰める者が、逆に追いつめられる立場に。しかも自身の行動によって。万事休す、絶体絶命感を鮮やかに描いた『恋と博打』。 殺し屋の標的は占い師の老女。彼女を追い詰め、対峙するが…。ストレートな結末の『吊るされた男』。 読んでみて下さい。 | ||||
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