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遠い国からの殺人者
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遠い国からの殺人者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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経年で色褪せはあるものの、その他は良 | ||||
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★★★☆☆ | ||||
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法廷もの。二部構成で、一部は、海外から出稼ぎに来ているストリップ・ショーの踊り子が、愛人を刺殺し逃亡した事件が、二部は、犯人の女性の無実を勝ち取ろうと奮闘する弁護士の姿が描かれる。 前半で犯行の事実は確定しており、法廷で事件の背景を明らかにしていく展開だ。ひと頃話題になった”じゃぱゆき”さんがテーマで、来日して過酷な仕事に従事せざるを得ない、悲惨な状況を見ることになる。 法的劇そのものよりは、日本人の持つ差別的な意識が浮き彫りとなり、考えさせられた。顛末については、サプライズが弱いかな。【直木賞】 | ||||
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この書に描かれていることは、ネットの発達した現代においては、何ら驚かされない類いの情報である。 出稼ぎに来たじゃぱゆきさんが、日本でどのような扱いを受けてきたか、あるいはどれだけ彼女らが たくましいか。そんなことはちょっとネットを見渡せば、いくらでも体験談として見聞きできる。 今作が発表された当時なら、彼女らの境遇が驚きを持って迎えられたのだろうが、今となっては 既知の情報ばかりだ。 直木賞受賞作と聞いて、どれほど感動させてくれるのだろうかと読み進めていったら、最後までいっても なんだ当たり前の事ばかりだった。ストリッパーの心情描写にはグッと来るものがあったが、それは副次的な ものだろう。 これならマニラのフィリピンパブに直接出向いて、彼の地の彼女らの困窮を聞いていた方が、深く、悲しいのではないか。 | ||||
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この書に描かれていることは、ネットの発達した現代においては、何ら驚かされない類いの情報である。 出稼ぎに来たじゃぱゆきさんが、日本でどのような扱いを受けてきたか、あるいはどれだけ彼女らが たくましいか。そんなことはちょっとネットを見渡せば、いくらでも体験談として見聞きできる。 今作が発表された当時なら、彼女らの境遇が驚きを持って迎えられたのだろうが、今となっては 既知の情報ばかりだ。 直木賞受賞作と聞いて、どれほど感動させてくれるのだろうかと読み進めていったら、最後までいっても なんだ当たり前の事ばかりだった。ストリッパーの心情描写にはグッと来るものがあったが、それは副次的な ものだろう。 これならマニラのフィリピンパブに直接出向いて、彼の地の彼女らの困窮を聞いていた方が、深く、悲しいのではないか。 | ||||
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よく言えば、この書物一冊で ある視点から見たじゃぱゆきさんの世界が完結していると思う。ただそうなると,「殺人」という事象にわざわざ絡めて表現しなくてもよかったのではないか?と思われる。 あるいは,その絡め方が サスペンス劇場っぽすぎて、そこだけリアリティーを薄くしている みたいな感想だった。 未読の方にはあまり詳しくは感想を言えないが、裁判でシエラの発言&態度までもが実はしたたかな計算づくだったのでは?と思われないでもない。 | ||||
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よく言えば、この書物一冊で ある視点から見たじゃぱゆきさんの世界が完結していると思う。ただそうなると,「殺人」という事象にわざわざ絡めて表現しなくてもよかったのではないか?と思われる。 あるいは,その絡め方が サスペンス劇場っぽすぎて、そこだけリアリティーを薄くしている みたいな感想だった。 未読の方にはあまり詳しくは感想を言えないが、裁判でシエラの発言&態度までもが実はしたたかな計算づくだったのでは?と思われないでもない。 | ||||
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じゃぱゆきさんやら、やくざやら、日本人ストリッパーやら。。。 うーん。ちょっと甘いと言うか、現実はもっとシビアだぞと。 まあ、そこそこおもしろかったんですけどね。 なんか、女に幻想を捨てきれない、あほな男の、 女を美化しすぎっていうのが鼻につくかな。 | ||||
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ラストは感動というよりむしろ、憤りやむなしさ、せつなさを強く感じた。経済大国日本に出稼ぎにやってくる不法残留の外国人女性。故国の貧しい一家を支えるために、女性が稼げる仕事は決まっているのか。ストリップ劇場で、髪の毛まで染めて西洋人をよそうよう指示する芸能プロ、それを喜ぶ日本人。だから主人公の女は自分がフィリピン人であるという本当の国籍を偽らなければならなかった。差別問題に人間のいやらしい意味での性の問題が絡んでくるなんてなんとおろかで悲しいことか。彼女のように、芸能プロから、また被害者の男からもここまで侮辱された背景を考えると、それは十分な殺人の動機になり得ると思う。しかしながら裁判の最後に裁判長が言った「あなたが経験した日本がこの国のすべてではない」というように、彼女自身、「こんな事件を起こしてはじめて、この国にもフィリピン人を低く見ない、暖かい人がたくさんいることを知りました」と言って謝罪している。もしこんな差別が現在でも日本で起きているとすれば、芸能プロ、そして客の男たち、あんたたちには人間の資格なんてない。 | ||||
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