漂流裁判
- 法廷ミステリ (212)
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中山知子。 存在感がありすぎるほどある。 ウラオモテのメリハリがついたクレバーな女性。 それを暴こうとする。 | ||||
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第6回サントリーミステリ大賞受賞作 1988年 週刊文春 国内第5位 強姦致傷および強姦罪で一審判決 有罪となった被告 紺野喜一。紺野の弁護人となった深見耕介は、控訴審に臨むも二転三転す原告 中山知子の証言に翻弄される。裁判の焦点は和姦であるのか、強姦であるのか、そして強姦致傷にあたるのか。過去に同様の罪で前科のある紺野。圧倒的に不利な闘いの中、深見は地道に関係者の証言を集めていく。中山には交際していた男性のいることが判明し ・・・ 本作品は、法廷もののミステリである。 無罪を主張する被告側と、有罪を主張する原告側の真っ向勝負であり、裁判が進むにつれて、被告、原告の人間性が明らかになっていく。徐々に体調を崩していく紺野。破綻しているともいえる証言を繰り返しながら意気軒昂な中山。敏腕女性検事の激しい追及に、証拠を積み重ねがら対抗する深見。紺野、中山の関係者のそれぞれの思惑が絡み合って、盛り上がりを見せていく。 紺野と中山の意外な過去が明らかになるにつれ、二人の関係が違ったものに見えてくる。紺野は粗暴なだけの前科ものなのか。中山は清廉潔白な女子大生であるのか。 本作品は派手な殺人事件を扱ったミステリではない。よくある事件の裏側から、人間の心の襞に分け入っていくタイプのドラマである。と、考えると中山の掘り下げ方が物足りないように思う。 裁判を離れたところで、深見と中山が酒を酌み交わすシーンがあるが、これはいただけない。何をしたいのか読んでいる方が混乱してしまう。 判決が出た後、深見に衝撃的な事実が判明するわけだが、これはパワー不足。もやもやしたまま読了してしまったのであった。 | ||||
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強姦か和姦か、一審で強姦致傷で有罪となった被告人が、無罪を訴え控訴。果たしてその行方は!? 皆さん気を付けましょう( ̄▽ ̄;) | ||||
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レイプ裁判というと、たいていは女の方が被害者、とそこから始まる。しかしここでレイプを訴える知子は、被疑者の男よりもずっと狡猾で、関わった男達をみんな手玉に取っていく、そういう女じゃないのかね。最初はそんなつもりはなくても、雰囲気で、ついエッチな気分になっちゃうんだろうねぇ。そういう時、女の頭って意外と冷静だってこと男性諸君、ご存知? だけど何が処女膜裂傷だぁ? こいつこそホラ吹き女だ! なんとしてでも、この弁護士に男の無実を晴らしてほしいと応援せずにはいられない。そんなことしなくても、深水さんは完璧な最終弁論を書き上げちゃうんだけどね。超かっこいいんだよ、またこれが。 一つ、物語の中で被告人の男は多発性硬化症という難病にかかるんだけど、これは神経の病気なので整形外科ではないぞ。神経内科だ。病気の症状もちらっと調べただけなんでしょう。今から20年も前の作品だから情報も少なかったのでしょうが、よくわからない奇病だからといって、わけもわからないまま重病そうに書かないでほしい。この病気にはもっと面白い症状が隠されているんだよね、フフフ・・・と患者三年生のあたし。 | ||||
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レイプ裁判というと、たいていは女の方が被害者、とそこから始まる。しかしここでレイプを訴える知子は、被疑者の男よりもずっと狡猾で、関わった男達をみんな手玉に取っていく、そういう女じゃないのかね。最初はそんなつもりはなくても、雰囲気で、ついエッチな気分になっちゃうんだろうねぇ。そういう時、女の頭って意外と冷静だってこと男性諸君、ご存知? だけど何が処女膜裂傷だぁ? こいつこそホラ吹き女だ! なんとしてでも、この弁護士に男の無実を晴らしてほしいと応援せずにはいられない。そんなことしなくても、深水さんは完璧な最終弁論を書き上げちゃうんだけどね。超かっこいいんだよ、またこれが。 一つ、物語の中で被告人の男は多発性硬化症という難病にかかるんだけど、これは神経の病気なので整形外科ではないぞ。神経内科だ。病気の症状もちらっと調べただけなんでしょう。今から20年も前の作品だから情報も少なかったのでしょうが、よくわからない奇病だからといって、わけもわからないまま重病そうに書かないでほしい。この病気にはもっと面白い症状が隠されているんだよね、フフフ・・・と患者三年生のあたし。 | ||||
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