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セカンド・ラブ
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セカンド・ラブの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全84件 21~40 2/5ページ
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イニシエーション・ラブでは、コピーの通り不覚にも二度読みしてしまいましたが、本作ではそうはなりませんでした。 中ほどで、ミステリ好きなら誰でもメイントリックが分かってしまいますので、それがどういう結末を引き起こすかということが残る興味となり、楽しさが前作の半分です。 最後に、実はこうだったああだったと、登場人物のセリフで解説が入りますが、ちょっと興ざめでした。確かにそうしないと判り難いと思いますが、その必要が無く驚かして欲しかった、とワガママを言わせていただきます。 そして何より、後味が悪すぎます。前作では健気なしたたかさにガンバレと言いたくもなりましたが、この物語ではそういうことがありません。手の込んだ行為と嘘の動機が”遊びもしくは気まぐれ”としか思えない物語を読めば、大抵の読み手は不快になるでしょう。 | ||||
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26まで童貞でキスもしたことのない主人公。百歩譲ってそんな男が歌舞伎町のスナックに偶然入ってしまうのは良い、色々あって通ってしまうのも良い。でも色々複雑な事情もあるその場所にわざわざ同僚の男連れてくか?女が怖いと言うより、主人公の痛さに呆れました。だからモテなかったんだよ、恋愛中学生レベル。 | ||||
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噛めば噛むほど味が出る。 感じ方も味わい方も十人十色。 私的にはとても面白かったですけど。 叙述ミステリーってとても苦手なんですが、 この作品も一通り読んだ後、ネットで色んな解説を読み、 再読して楽しみました。 色んな解釈、受け取り方、あるんだなーと、 それを導き出す作者さんはすごいなーと、 ただただ感心するばかりです。 | ||||
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イニシエーションラブを読んであまりに楽しめたものですから、 このセカンドラブをさらに期待して購入しました。 イニシエーションラブを読んでいたため、感動は前作ほどでは ありませんでしたが、作者の世界に充分引き込まれて、 気が付けばあっという間に読み終えていました。 最後の章ですべて理解できますが、 ネット上で解説してくれているサイトを見つけ 確認するとさらに伏線、ミスリードに気付かされ 内容がさらに深み増します。 | ||||
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圧巻の小説だ。序章。そして。ラスト3行。この真相にたどり着けば、この小説の真髄が判明する。 | ||||
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スキー旅行から交際が始まった2人はやがて結婚式を上げるが, 式の半ば,男は新婦の正体について毒づくのだった. (ネタバレ注意) いくらなんでも一人二役が厳しすぎる. たまたま同じ顔の免許証を手に入れたからといって, こんなことをする動機もわからないし, その言い訳として提示される話も荒唐無稽すぎて信じる方もいかがなものか. トリックのためのトリックという感がありすぎてリアリティが感じられない. それは単にトリックや設定の問題だけでなく, 登場人物の心理とか行動も含めて,である. イニシエーション・ラブのときの, 最後の一行ですべてひっくり返るような衝撃と比べるとかなり質は落ちる. | ||||
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「イニシエーション・ラブ」を読んですっかり打ちのめされ、本作品をすぐに手に取った。 冒頭から結果が分かっている点が異なっていたが、中断を許さない面白さは一緒であった。 ただ、結果が分かっているということもあって、「イニシエーション・ラブ」ほどのインパクトはないまま読了。 内容は女性の怖さが際立っているものであったが、現実的にもありそうなストーリーであり面白かった。 | ||||
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本体価格1円で購入しました。新品のような状態です*イニシエーションにどはまりしたのでこちらを購入 | ||||
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読んでいくと、なんとなく話の展開の予想がついてきましたが、でも、もしかして違う展開に!とか、最後までおもしろく読み事ができました。 最後の展開はやっぱり…となりましたが、余韻を残した結末はたいへんGoodでした。 | ||||
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冒頭の結婚式シーンからして、読者はほぼ間違いなく、作者のミスリーディングに乗らされてしまっているだろう。そういう意味での文章は異様なほど上手。 ただ、登場人物への共感、各人物の心の動き、などの点では、読後感としての満足度はかなり低いとしか言いようがない。 | ||||
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ミステリー好きの同僚に勧められて、「イニシエーション・ラブ」を読み、そのあと続けてこの作品を読んだ。いずれの作品も、ストレートに読むとミステリーと言うより単なる恋愛小説である。時代背景が、自分の経験とカブってるのでスムーズに読めたし、たまにはこういうジャンルもいいかな、とは思ったが、そろそろ食傷気味。 セカンド・ラブを読む時、まず目次をじっくり眺めてみた。案の定、歌のタイトルをもじったものだった。全てはわからなかったが、中森明菜と宇多田ヒカルのタイトルが入っているのは分かった。相変わらず遊んでいるな、と。この二人の歌手もリアルで聴いていたので、馴染みやすかった。逆に言えば、若い読者や興味のない人には無意味なものでしかないであろう。伏線でもないだろうし。 読み物としては、イニシエーション・ラブより、スムーズに一気に読めた。もちろん、途中の違和感に引っ掛かりつつも、最後にちゃんと伏線回収してくれることを期待しながら、いや、むしろ違和感を楽しみにしてる感じになっていたと思う。そういう作品なのかも知れない。ただし、大前提としては最後までには違和感を全て解消してくれること。それが有耶無耶になっていたとしたら、次はないだろうな、と。 ただし、例外がある。それば、作者の他の複数の作品と絡み合って、どこかで全てが繋がり謎が解消される、と言う構成であれば、それはそれで素晴らしい作品群として評価出来るが。とりあえず、今後の展開に注目したいとは思っている。同世代の作家としても応援したい。 | ||||
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正直、イニシエーションラブほどの衝撃はない。先も読めたし後味も悪い。 | ||||
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イニシエーションラブに続けて購入しました。後味の悪い小説でした。私にはちょっと乾さんの小説は合わないみたいです。 | ||||
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「イニシエーション・ラブ」同様、ラストでガラッと世界が崩壊する乾くるみならではの作品です。 「イニシエーション・ラブ」がそうであったように、携帯電話のない80年代を舞台に若い男女の恋愛を基軸として進む物語の体をとったミステリーです。ラスト2行からホラーとして捉える方もいらっしゃいますが、シックスセンスがホラー的なエッセンスを借りたヒューマンドラマであったように、この作品もまたホラー的なエッセンスを借りたサスペンスミステリーという方が正しいでしょう。 その伏線見事に散りばめられており、更に真相に関して明言されていない箇所も多々あって、まるでピースの足りないジグソーパズルのようです。そういう意味で、時系列のミスディレクションを用いながら分かりやすさとインパクトを両立させた「イニシエーション・ラブ」と比較するとかなり難解な構造になっています。その為散りばめられたピースを注意深く拾い集め、尚且つ欠けた部分を想像し補いながら読まないと、全体像がつかめず真相を見失う恐れがあり、まるで「イニシエーション・ラブ」に驚き、更に高いレベルを求めている読者に対しての作者からの挑戦状のように感じました。 「イニシエーション・ラブ」が「読むパズル」とでもいうべき作品であり、最後まで読み終えた瞬間こそがゲームの始まりだったのに対し、この作品は読み手の読解力や想像力、推理力によって真相の浮かび上がり方が変わるというまるで「読む積木」のような作品で非常に読み応えがありました。 これも「イニシエーション・ラブ」同様、きちんと時系列に置き換えると分かりやすいかもしれません。 物語の真実は明確に語られていない点が多いので想像に頼らざるを得ませんが、以下のポイントに注意して読めば、恐らく真相が見えてきます。 まず、二人が別人なのか同一人物なのかという謎は実は対して重要ではありませんが、結論から言うと作中での二人はまず間違いなく一人二役です。 また最後まで読んで「何故、あのような事をしたのか動機や目的、意味が分からない」という方もいらっしゃいますが、それ自体が作者のミスディレクションで、そもそもの大前提として「動機も何もそれを始めた事と主人公である正明との間には全く関連性がない」という事です。 終章での会話における「二十歳の誕生日に連絡が〜」や「お互いにこっそり連絡を〜」からも、それが二十歳のころから行なわれていた事が分かりますし、そこから「王子と乞食」のような入れ替わりであった事が伺えます。 別れの手紙を正明が手にする様に仕向ける為、誰が協力したのかを思い起こせば、将来はともかく当面、春香が正明とどういう関係でいるつもりだったかが分かります。 もうすぐ一年というセリフから自殺の時期が分かるのと、免許証の有効期限から更新時期が分かるので、そこから免許証の写真がいったい誰なのかが推察できます。 ラスト2行でシックスセンス状態である事が分かるが重要なのはそこではなく、作中で以前似たようなシチュエーションが有った事の方が重要。その時彼女は「何を見ていた」のか?そして、それは何を意味するのか?を考える必要があります。 いいとこのお嬢様なのに、「いいとこのお嬢様として」というセリフは矛盾しているが、ではそれは何を意味するのか?一人二役とはいえ完全に別人のように振る舞えるのは何故なのかも重要なポイントです。 「イニシエーション・ラブ」では女性が秘めた恐ろしさ、したたかさを如実に描き出していましたが、今作では更に女それを強調しつつ、明言しないながらもサイコパス的な恐ろしさを内在させた上で、表面上はありふれた恋愛物語の体をとっているところに唸らされました。 | ||||
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最高におもしろいです。もう一度読み直しました。女は怖いのかなあ? | ||||
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最近また急に売れ出してきたもともとは地味な原書房からのミステリーリーグの一編として出たイニシエーションラブの続編とは謡ってないが、タイトルから連想されるように姉妹編と言った感じの恋愛ミステリー。 イニシエーションラブが普通の恋愛ストーリーとして進行して最後の最後で物語の構造が反転する手法だったが、本作はストーリー自体にあからさまなミステリー的趣向が盛り込まれており、イニシエーションラブを読んだ人なら当然、このネタできたら落ちはこうだろう・・・と予想していると、全く思わぬ方向からのどんでん返しが炸裂するという技巧作となっている。 物語中のあからさまな捨てネタと言える落ち、そして冒頭とラストで分かる落ち、そしてさらにラストの数行と冒頭数行から判明する本書の一番の衝撃となる落ちの3段どんでん返し構造になっている。が、この最後の衝撃落ちはちょっと文章にはっきりとそう書いてあるわけでもないので気付きにくいのだが、これが分からないと本書を読んだ意味がない。気づいてない人もかなりいるのではないかと思われる。 物語自体は普通の恋愛ストーリーであったイニシエーションラブよりも数段面白い。 イニシエーションのラスト2行落ちと比べるとこちらは冒頭のエピローグに仕掛けが施されている。最後まで読めば本作も冒頭から読みなおしたくなること確実。 イニシエーションラブよりも乾氏の近作のリピートやスリープなどのテイストに近い作品と言える。 | ||||
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今も昔もこんなふうな恋愛っておこるのかしら?って感じました。 | ||||
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イニシエーションラブを読み、続編的なタイトルだったので興味を持って読んだのだが、正直なところ期待外れだった。言い方を変えれば、余りにトリックに拘りすぎていて普通に読んで楽しめないということだ。 ネット上に様々な"解説"が書かれているが、それを読んでもなお、すっきりしないところが多い。 例えば、春香が死んだ妹の二役を演じるというのはミステリー物として良いと思うが、どうしてそんなことをしなければならないのかという理由がないのだ。二役を演じて正明を騙して何の得があるのだろうか? | ||||
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イニシエーション・ラブのレビューが多いのに対し、こちらはあまり評価が少なく、星5も少ないのでこういうレビューを作ってみました。私は、こちらの方が好きです。 まず、イニシエーション・ラブは「最後の2行で驚く」というものですが、セカンド・ラブは「最後の3行くらいでゾッとする」といったらよいでしょうか。そして、この作品は2回読みたくありません。前作と驚きの種類が違うのです。好奇心で謎を解くというより、衝撃に目を背けたくなるが、それでも向き合わなくてはならない。・・・そんな感じでしょうか。 注意点としては、全ての伏線が回収されるわけではないのですが、よく考えると、うっすらとストーリーに何かが関係しているような気がします。個人的には、「男性より女性の方が怖いし、凄いんだよ」というような隠された喩えが、随所にちらばってる気がします。本の副題の意味としても・・・。すごく具体的なストーリー展開なんですが、抽象化して考えると一貫してるように思え、そういう点で後味は悪くないです。 セカンドは2番目です。2番目だから、1番がある筈です。自分はずっと1番でいるが、2番になってしまったり、それに気づいたり、気づいていないふりをしたりする。そのとき、私たちは一体どういう気持ちになるでしょうか?2番じゃなくて1番でいたい、と思うのでしょうか?ずっと2番で耐えられるほど強くいられるのでしょうか? | ||||
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たいして難しくないトラップを割と始めの方で分かってしまったので、その後は茶番劇を読んでいる気分でした。 さすがに最後の五行はびっくりしましたが、何か読み落としているんじゃないかと思うくらいアッサリしたミステリーです。 | ||||
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