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ロスト・ワールド -ジュラシック・パーク2-
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【この小説が収録されている参考書籍】
ロスト・ワールド -ジュラシック・パーク2-の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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本編内容に関しては、全く不満はありません。他の方もレビューされているように、作品の世界に あっという間に引き込まれ、一気に読み終えてしまいました。 特に、マルカム博士が言うところの生きたシステムの中に長く身を置いてきた逞しいサラ・ハーディング、 彼女と分野は違えど、「自分で何を言ってるのかも分かっていない」くせに偉そうな傲慢馬鹿の集まる 大学に嫌気がさした、本物のエンジニアであるジャック・ソーン、大活躍するこの二人が好きですね。 なのに何故★4かと申しますと、理由は訳者のあとがきです。 前作「ジュラシック・パーク」から引き続き酒井昭伸氏が翻訳されていますが、前作のあとがきでは 主人公:アラン・グラント博士のモデルとなった人物の、実際に対面しての印象や、恐竜の名称に ついて訳者の視点からの解説、参考になる書籍の紹介など盛り沢山でした。 ところが今回は、学生の時の思い出話(しかも恐竜関係ない)から始まり、解説というより それこそ中高生の読書感想文レベルの内容でした。本当に同じ人が書いたのか、と思わず前作を 本棚から引っ張り出して確認してしまったほどに、ショボいというか、どうにも物足りない あとがきに感じてしまったのです。 本編内容に関しては間違いなく★5なので迷いましたが、あとがきも含めて商品だと思いますので やや心苦しいですが★4としました。 | ||||
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とても面白いです。 | ||||
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とても面白いです。 | ||||
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後半は疾走感があります。 マルカム博士がまたもや巻き込まれてしまいます。 どうなってしまうのでしょうか。 こんな島に行ったら生き残ることは不可能です。 すぐにギブアップです。 地熱発電、プリオンタンパク質、恐竜絶滅の謎。 | ||||
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映画とは全く異なるものでした。 インジェン社の遺物を探しに行きます。 バイオシンはいまやっている映画にも出てきますね。 まだ上しか読んでいないので続きは下にて。 | ||||
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続編を書かない事で有名な、故マイケル クライトンが、ハリウッドに金を積まれて頼み込まれ、断りきれずに渋々書いた、名作ジュラシックパークの続編です。 前作では、死んだと思わせる終わり方をしたマルカム博士が生きていたり、やたらアクションが多かったりと、映画制作を前提とした御都合主義が随所に見られ、とてもクライトンの作品とは思えない仕上がりになってしまっています。 作者がノってない感じがビンビン伝わります。 どうか、コレを読んでクライトンの作品を分かった気にならないで下さい。 残念ながら、著者の真骨頂は、ココにはありません。 まぁ、それでも凡百の作家よりは面白いですけどね。 | ||||
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とても丁寧に梱包されていて本自体も良い状態でした。 また機会がありましたらよろしくお願いいたします。 | ||||
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まず、「ジュラシックパーク」で瀕死の重傷を負い、死んじゃったのでは?と心配していた数学者のマルコム博士が、じつは生きていて本作ではなんと主役を演じていたのが非常に良かったですね。 あとは、前作同様、続編の本作も、上巻の後半からもうページをめくる手がとまらなくなってしまう。 具体的には、マルコムやサラ・ハーディング、ジャック・ソーン、それに子供たち2人が、恐竜製造の秘密工場「サイトB」という謎めいた孤島に乗り込んだあたりからもう食事も入浴も睡眠もすべて後回しにして、ひたすら作品世界に没入でした。 映画ジュラシックパーク2と本作とではストーリーがずいぶん違うのですが、逆に非常によく似たシーンもある。 そのひとつがトレーラーが崖っぷちからぶらさがってしまい車内の乗員が崖下に落っこちそうになる絶体絶命のシーン。 あの映像ならではのハラハラドキドキシーンは、文字どおり巨匠スピルバーグの独壇場であり、さすがに原作小説ではあり得ないよなあ、と思っていたのですが、さにあらず。元ネタは原作のほうでした。 この大ピンチから乗員を救ったのは、映画では精密機械のエキスパートであるエディ・カーだが、小説では動物行動学者のサラ・ハーディングという若い女性。ちなみにサラは本作では八面六臂の大活躍。 けっきょくのところ、数学者のマルコムや化石発掘が本業の古生物学者レヴィン、機械工学者ソーンなどよりも、フィールド (野外) で生きた動物と接した経験が豊富な動物行動学者のサラのほうが、生きた恐竜群の跋扈する島「サイトB」では本領発揮できる場面が多かったということでしょうか。 | ||||
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まず、「ジュラシックパーク」で瀕死の重傷を負い、死んじゃったのでは?と心配していた数学者のマルコム博士が、じつは生きていて本作ではなんと主役を演じていたのが非常に良かったですね。 あとは、前作同様、続編の本作も、上巻の後半からもうページをめくる手がとまらなくなってしまう。 具体的には、マルコムやサラ・ハーディング、ジャック・ソーン、それに子供たち2人が、恐竜製造の秘密工場「サイトB」という謎めいた孤島に乗り込んだあたりからもう食事も入浴も睡眠もすべて後回しにして、ひたすら作品世界に没入でした。 映画ジュラシックパーク2と本作とではストーリーがずいぶん違うのですが、逆に非常によく似たシーンもある。 そのひとつがトレーラーが崖っぷちからぶらさがってしまい車内の乗員が崖下に落っこちそうになる絶体絶命のシーン。 あの映像ならではのハラハラドキドキシーンは、文字どおり巨匠スピルバーグの独壇場であり、さすがに原作小説ではあり得ないよなあ、と思っていたのですが、さにあらず。元ネタは原作のほうでした。 この大ピンチから乗員を救ったのは、映画では精密機械のエキスパートであるエディ・カーだが、小説では動物行動学者のサラ・ハーディングという若い女性。ちなみにサラは本作では八面六臂の大活躍。 けっきょくのところ、数学者のマルコムや化石発掘が本業の古生物学者レヴィン、機械工学者ソーンなどよりも、フィールド (野外) で生きた動物と接した経験が豊富な動物行動学者のサラのほうが、生きた恐竜群の跋扈する島「サイトB」では本領発揮できる場面が多かったということでしょうか。 上巻は昼間仕事をしつつ夜のみ3~4夜で読んだけど、下巻にいたっては日曜日1日で読了。 | ||||
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映画版の方は、ラズベリー賞の「最低続編賞」「最低脚本賞」「最低人命軽視と公共物破壊しまくり作品賞」の3部門にノミネートされ、rotten tomatoesでもrottenの刻印を押されたダメダメの作品であった。 映画は、原型をとどめないほどの原作のストーリーの変更をしているが、原作はどうであろうか。 今回は、15時間19分の全長版audiobookを聞きながら、原書版を読み通してみた。 本書の翻訳版を私は発売と同時に日本語で読んでおり、その後、3時間 51分の短縮版のaudiobookを5回ほど聞いているが、原書で読み通すのは初めてである。 原作は阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件で、つらい記憶として印象深い1995年に発売されており、今年で、発表から20年が経過し、作品を客観的に評価するのに十分な時間が過ぎたように思われる。 まず、この20年の恐竜の研究により、「鳥類は、最も進化した恐竜で、爬虫類」であるということが通説として浸透した。 さらに、ティラノサウルスやヴェロキラプトルを含む竜盤類の獣脚類の一群の化石に羽毛が次々と発見された。ティラノサウルスについていえば、その仲間のユティラノスに羽毛が見つかり、本シリーズの最大の悪役、ヴェロキラプトル(実はDeinonychusに訂正されないといけない)はドロマエサウルス類で最も鳥類に近い獣脚類に分類され、羽を持っていた事は確実とされ、そのため、現在では、どちらも鳥のような姿で復元図が描かれることが多くなり、かって映画に描かれたような勇士を見る機会は減少傾向にある。 そこで、ヴェロキラプトルに関する記載は、この小説における約束事として、作品をそのまま楽しむことにした。 さて、その上で作品の評価だが、実は私自身は「ジュラシック・パーク」よりもはるかに楽しむことができた。 前作「ジュラシック・パーク」は90年代SFの最高傑作だが、一方で、恐竜に関していえば、恐竜たちはあくまでも動物園で飼育されているもので、 恐竜の動いている姿を見ることができるという点以上に生態について十分に踏み込んだ記載がない。 本作、ロスト・ワールドでは、前作の舞台イスラ・ヌブラルの近くにある島にサイトBと呼ばれる、恐竜復活・飼育の研究施設があり、前回の事件で施設全体が破棄されていたが、実は、そこでは、勝手に恐竜たちが独自の生態系を作り上げて繁殖していたという設定で作品が進行する。 作者自身が肩の力を抜いて、自身が論文や取材で手に入れた最新の恐竜の生態に関する知識を、視覚的に作品の中に配置して見せたところが良く、本書の一番の読みどころは、その新たな恐竜の創り上げた生態系の島の旅だと思う。 作品では恐竜が排泄するシーンとその科学的な意味を、興味深く描写してみせたりするが、このような独自の視点こそが、Crichtonらしい非凡さで、こいつ唯者じゃないと思わせる点だ。 また、今回は2人のいわゆる天才の子供たちを準主役として配置するが、彼らが感じる様々なことの中に、早熟の天才だったCrichton自身の想い出が丁寧に配置されており、 作者の素顔が見えるのもいい。 さらに、進化論の知識と、複雑系の知識を、当時最新の知識だったK-T境界の発見と一緒に作品に盛り込んだりして、作者自身が、伸び伸びと作品作りを楽しんでいる感じにも非常に好感を持った。 また、アクションシーンが好きな読者への配慮も余念がなく、作品の最後四分の一は息をつく暇もないアクションシーンが繰り広げられる。 以上のような理由で、私自身は、20年前に本書を初めて読んだ時よりもはるかに作品を楽しむことができたが、再読されると他の読者も同じ思いを共有していただけるのではないかと思う。 本代だけで、アクション付の恐竜生態系観察の旅が出来るって最高じゃありませんか? 多くの恐竜好きの人に薦めたいと思います。 なお、本書で再三にわたって言及される複雑系については、「」、「」、「」、「」という4冊が一般科学書として特に読みやすく、非常に面白いが、一冊選べと言ったら「かたち」を推薦する。 また進化論についての一般科学書は、やはり「」を一読されることをお勧めする。進化論って、こんなにradicalなのと、改めて驚かれることになると思う。 | ||||
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恐竜パークで大パニック! とても読みやすい内容。 だが扱われるのは生物学や人間と科学の在り方など哲学的なこともあり、ただ面白いだけでない。 あと前作から出ているマルカムが一番好きなキャラクター、作者自身をマルカムに反映させているのでは? 映画とはまた違う世界観に酔いしれろ! | ||||
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何と言っても恐竜との命がけの闘いがたまらないです。 そして女性のサラ・ハーディングのかっこ良さにはしびれてましたました。危機的状況の中でこんな勇敢な行動をする女性がいたら、誰でも惚れます。 それに比べてイアン・マルコムは怪我をして動けない。前作とほとんど同じ立ち位置でほとんど役に立っていないかな。 図書館にて借りだし | ||||
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図書館で借りました。 私は前作のジュラシックパーク下巻の様に恐竜との命がけの闘い、逃走を期待していたので少しがっかりしました。 もちろん、ページをめくる手が止まらない程おもしろいですが前作を読んでいる人には物足りないと思います。 | ||||
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映画版の方は、ラズベリー賞の「最低続編賞」「最低脚本賞」「最低人命軽視と公共物破壊しまくり作品賞」の3部門にノミネートされ、rotten tomatoesでもrottenの刻印を押されたダメダメの作品であった。 映画は、原型をとどめないほどの原作のストーリーの変更をしているが、原作はどうであろうか。 今回は、15時間19分の全長版audiobookを聞きながら、原書版を読み通してみた。 本書の翻訳版を私は発売と同時に日本語で読んでおり、その後、3時間 51分の短縮版のaudiobookを5回ほど聞いているが、原書で読み通すのは初めてである。 原作は阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件で、つらい記憶として印象深い1995年に発売されており、今年で、発表から20年が経過し、作品を客観的に評価するのに十分な時間が過ぎたように思われる。 まず、この20年の恐竜の研究により、「鳥類は、最も進化した恐竜で、爬虫類」であるということが通説として浸透した。 さらに、ティラノサウルスやヴェロキラプトルを含む竜盤類の獣脚類の一群の化石に羽毛が次々と発見された。ティラノサウルスについていえば、その仲間のユティラノスに羽毛が見つかり、本シリーズの最大の悪役、ヴェロキラプトル(実はDeinonychusに訂正されないといけない)はドロマエサウルス類で最も鳥類に近い獣脚類に分類され、羽を持っていた事は確実とされ、そのため、現在では、どちらも鳥のような姿で復元図が描かれることが多くなり、かって映画に描かれたような勇士を見る機会は減少傾向にある。 そこで、ヴェロキラプトルに関する記載は、この小説における約束事として、作品をそのまま楽しむことにした。 さて、その上で作品の評価だが、実は私自身は「ジュラシック・パーク」よりもはるかに楽しむことができた。 前作「ジュラシック・パーク」は90年代SFの最高傑作だが、一方で、恐竜に関していえば、恐竜たちはあくまでも動物園で飼育されているもので、 恐竜の動いている姿を見ることができるという点以上に生態について十分に踏み込んだ記載がない。 本作、ロスト・ワールドでは、前作の舞台イスラ・ヌブラルの近くにある島にサイトBと呼ばれる、恐竜復活・飼育の研究施設があり、前回の事件で施設全体が破棄されていたが、実は、そこでは、勝手に恐竜たちが独自の生態系を作り上げて繁殖していたという設定で作品が進行する。 作者自身が肩の力を抜いて、自身が論文や取材で手に入れた最新の恐竜の生態に関する知識を、視覚的に作品の中に配置して見せたところが良く、本書の一番の読みどころは、その新たな恐竜の創り上げた生態系の島の旅だと思う。 作品では恐竜が排泄するシーンとその科学的な意味を、興味深く描写してみせたりするが、このような独自の視点こそが、Crichtonらしい非凡さで、こいつ唯者じゃないと思わせる点だ。 また、今回は2人のいわゆる天才の子供たちを準主役として配置するが、彼らが感じる様々なことの中に、早熟の天才だったCrichton自身の想い出が丁寧に配置されており、 作者の素顔が見えるのもいい。 さらに、進化論の知識と、複雑系の知識を、当時最新の知識だったK-T境界の発見と一緒に作品に盛り込んだりして、作者自身が、伸び伸びと作品作りを楽しんでいる感じにも非常に好感を持った。 また、アクションシーンが好きな読者への配慮も余念がなく、作品の最後四分の一は息をつく暇もないアクションシーンが繰り広げられる。 以上のような理由で、私自身は、20年前に本書を初めて読んだ時よりもはるかに作品を楽しむことができたが、再読されると他の読者も同じ思いを共有していただけるのではないかと思う。 本代だけで、アクション付の恐竜生態系観察の旅が出来るって最高じゃありませんか? 多くの恐竜好きの人に薦めたいと思います。 なお、本書で再三にわたって言及される複雑系については、「複雑系―科学革命の震源地・サンタフェ研究所の天才た」、「かたち: 自然が創り出す美しいパターン」、「流れ」、「枝分かれ」という4冊が一般科学書として特に読みやすく、非常に面白いが、一冊選べと言ったら「かたち」を推薦する。 また進化論についての一般科学書は、やはり「ダーウィン以来―進化論への招待」を一読されることをお勧めする。進化論って、こんなにradicalなのと、改めて驚かれることになると思う。 PS: 本書の英語はかなりわかりやすいと思う。煩雑な科学技術的な解説も前作ほど多くないので、科学に関する英語にあまり自信のない方は、Jurassic Parkシリーズは、本作から読み始めるといいと思う。 | ||||
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映画版の方は、ラズベリー賞にノミネートされ、rotten tomatoesでもrottenの刻印を押されたダメダメの作品である。 映画は、原型をとどめないほどの原作のストーリーの変更をしているが、原作はどうであろうか。 下巻では、アクションシーンが好きな読者への配慮に余念がなく、下巻の最後二分の一は息をつく暇もないアクションシーンが繰り広げられる。 詳細を書くと読書の喜びを邪魔するので割愛するが、アクションだけに限定すれば、前作「ジュラシック・パーク」よりもっと過激なシーンが続く、 是非、アクション好きの読者は下巻まで読み通してください。 本代だけで、これだけのアクション付の恐竜生態系観察の旅が出来るって最高じゃありませんか? 多くの恐竜好きの人に薦めたいと思います。 | ||||
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思ったより安価に購入できありがとうございました。 期待道理でごく普通でした。 | ||||
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私の場合、まず映画のほうをみてからこの本を読んだので、どうしても映画と比べてしまいます。 登場人物は一部映画と同じですが、ストーリー自体は随分違います。 基本的にはサイトBと呼ばれるジェラシックパークのための恐竜の繁殖場だった島へ、古生物学者のLevineが恐竜への興味のために渡ってしまい、MalcolmやThorneらが、Levineから依頼を受けて作り上げた特別装備のEVトレーラーとともに救助に向かうという設定です。 子供がトレーラーに隠れてついてきていたり、ティラノザウルスの子供を助けようとして、トレーラーが襲われたりといったあたりは映画と同じですが、映画のようにティラノザウルスが街に乗り込んでくるといったことはありません。 映画と比べるとやはりボリュームに余裕があるので、恐竜の生態の描写や、絶滅について延々と解説が続いたりと、このあたりは、空想の部分も多いと思いますが、読んでいても思わず納得しそうになる内容で、島へ乱入してくる製薬会社の社員の描写なども、さすがに医学部を出ている著者だなと、感心できるものです。 途中からは、おきまりのように、恐竜の力を文明の利器が御しきれなくなって、恐竜から逃げ惑うというアクションシーンの連続で、なかなかに手に汗握る展開でした。 全体としては、まずまず楽しめたものの、一部展開が遅い部分があるのと、もう少し何かひねりのようなものがあればよかったということで、星三つとしました。 | ||||
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1700語レベルの語彙で、14000語程度の長さの文章。映画を観てから読むと、その内容の違いに驚かされる。数学者マルコムとサラがメインキャラクターとなってサイトBに訪れる点は共通しているが、その後の展開は90%違う。ラストは特に異なり、ある意味残酷な気がする。ともあれ、語彙レベルの割には読みやすい文章で、これはこれで面白い。 | ||||
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前作が意味深な終わり方をしていたので、ついつい買ってしまいました。 出だしこそ、数学者Malcomをして生物の絶滅についての新しい視点が提供され、作者は前作では語り尽くせなかったのだなと感心しながら読み進んだのですが、尻すぼみでした。 作者ならではの現代文明・科学への警鐘を期待したのですが、前作通りのパニック恐竜物語に止まっており、これでは何の為の続編だか分かりません。パニックを起こすだけなら映画の特撮の方が楽しめるでしょうし。また何故かまたしても登場する子供達もはっきり言って邪魔です。こういう余計な設定をするから「お子ちゃま向け冒険恐竜小説」になってしまうのです。 そこまでしてもう一稼ぎしたかったのか、と邪推すらしてしまいます。 | ||||
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本書は前作ジュラシックパークの続編で、恐竜は全滅させられた筈だったが、実はある島で生きていて、その恐竜を調査するために島に乗り込んだというストーリーです。前半は動きがなく退屈しますが、さすがに島に乗り込んでからの、息つく間も与えないストーリー展開は圧巻です。ただ、今度の作品は、あまりにも恐竜との死闘の部分を盛り上げようとする作者の作為があからさまで、その点がかなり不愉快でした。前作もそうでしたが、どうしてラプトルはあんなにも人間を襲うことに執着するのか、Tレックスは獲物でも敵でもない自動車を、なぜ崖から突き落とそうと懸命に努力するのかがどうしても理解できません。また、前作で恐竜があれほど危険だということが分かっていながら、なぜ毒針ライフル銃数丁だけの軽装備で島に入ったのか、銃が大好きなアメリカ人の行動パターンからは想像もつきません。ただ一つ確かなのは、そういう設定にしないと恐竜と人間との手に汗握る死闘は起こりえず、小説にはならなかったということです。そして最後の結末・・・思いもよらない結末に驚いたのは事実ですが、ちょっと都合が良すぎるのではないかと思ったのは私一人ではなかったと思います。作者の細かな配慮が不足した欠点だらけの小説だと思いますが、息詰るサスペンスはそういった欠点も吹き飛ばしてしまうでしょう。むしろ時間をかけて英語で読むよりも日本語で一気に読んでしまった方が楽しめると思います。 | ||||
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