大列車強盗



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    初公開日(参考)1976年01月
    分類

    長編小説

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    大列車強盗 (ハヤカワ文庫 NV 256)

    1981年06月30日 大列車強盗 (ハヤカワ文庫 NV 256)

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    大列車強盗の総合評価:9.43/10点レビュー 7件。Cランク


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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.7:
    (5pt)

    天才的狡智の犯罪を描く

    あの舌鋒鋭い谷沢永一さんが、駄本・悪書を徹底的に叩く谷沢さんが、「紙つぶて」でも、「書斎のポ・ト・フ」でもこの書を大絶賛しています。ただビクトリア朝の一世を震撼させた天才的狡智の犯罪を描く気宇壮大な名作の題名を「大列車強盗」と日本語に直訳したのはまずかった、という。武装し徒党を組み殺傷をいとわず襲撃するお粗末な強奪とは次元が違う、と力説し、「冒険活劇」ではないと言っています。
    まことに魅力的な人間像の小気味よい描写、大都市ロンドンの見事な描写、人間社会の奥底を透視する面白さという小説ならではの醍醐味を鮮やかに提示してくれた、と「紙つぶて」では手放しのほめようです。
    「書斎のポ・ト・フ」は開高健、向井敏さんとの鼎談ですが、谷沢さんだけでなく、開高さんと向井さんお2人も人間の描き方がうまい、構成がよくできていると高く評価しています。
    この博覧強記で口うるさい3人に褒められる本など、めったにありません。
    主人公である泥棒貴族、エドワード・ピアースらの手口は、説明の必要もないほど有名。あらすじを知っていながら、それでも読み続けたいという名作も、めったにありませんね。
    大列車強盗 (ハヤカワ文庫 NV 256)Amazon書評・レビュー:大列車強盗 (ハヤカワ文庫 NV 256)より
    4150402566
    No.6:
    (5pt)

    ピアースの性格を、映画より多く知ることができた。

    1975年に出版されたマイケル・クライトンによる犯罪小説『大列車強盗』は、マイケル・クライトン脚本・監督で1979年に映画化された。
     首謀者のエドワード・ピーアスをショーン・コネリーが好演していたし、ネジ屋(金庫破りの専門家)のロバート・エイガーをドナルド・サザーランドが演じていた。
     ミリアムを演じたレスリー・アン・ダウンも娼婦から上流婦人まで公演していたことも印象深く記憶している。
     TVでの放映を何度か観たのであるが、原作を読んだことがなかったのでアマゾンで入手して読むことにした。
     この小説はビクトリア時代半ばに本当に起きた列車強盗の記録をもとにしてマイケル・クラントンが書き上げたものである。
     クリミア戦争の戦費(金塊)を送る列車から綿密な計画を立てて大胆にも盗み出すという実録風小説である。
     この大列車強盗は実際に起きた事件であるが、クライトンがフィクションを交えて小説に仕上げていることは間違いないだろう。
     が、大筋では信じられないようなエドワード・ピーアスの大胆不敵な犯行だったことは当時の新聞や裁判記でも残っている。
     映画で法廷シーンがかなり省略されていたが、小説のほうでは検察とピーアスの対話が面白く描写されていた。
     この犯罪にたいして検察官が罪の意識はあるのか?と問うとピアースは、判らないと言って、とクリミアで稚拙な作戦で何百人もイギリス人を殺した司令官よりましだと言い、私は殺人はしていない。」とシニカルな態度で答える。
     映画もなかなか面白かった記憶であるが、登場人物の性格など微妙なところまで小説で知る楽しみがあった。
     マイクル・クラントンの多彩な才能を今更ながら思い知らされながら楽しく読み終えました。
    大列車強盗 (ハヤカワ文庫 NV 256)Amazon書評・レビュー:大列車強盗 (ハヤカワ文庫 NV 256)より
    4150402566
    No.5:
    (5pt)

    驚天動地の歴史ニューウェイヴ

    もし19世紀中葉にここに書いてあることがほんとに起こっていたとしたら大変なことだ。歴史が変わる。あくまでノンフィクションとして読んでほしい。
    なお、1868年は明治維新が起こった年。
    大列車強盗 (ハヤカワ文庫 NV 256)Amazon書評・レビュー:大列車強盗 (ハヤカワ文庫 NV 256)より
    4150402566
    No.4:
    (5pt)

    大冒険活劇

    この本は日本語訳で読んだ後、英語で読んだ。クライム・ノベルではあるのだが、内容は大冒険活劇と言ってよい。

    前書きに、犯罪は割に合う、とある。ちょっと意外で、だからこそ印象に残る言葉なのだが、果たしてこの小説では犯罪は割に合うかどうか。最後まで読めば分かる。

    イギリスでの大列車強盗自体は事実のようだ。しかし、クライトンの小説はどれもそうだが、どこまでが事実でどこからが創作なのかが分からない。それだけ物語の作り方がうまいとも言える。

    日本語で読んではいるのだが、英語で読むと、なかなか難しい。”Jack’s put in lavender”などは、翻訳では「ジャックのやつは、アナにもぐったよ」と訳されているが、いくら原文をじっくり読んでも分からない。そこを訳す翻訳者の苦労が忍ばれる。

    また、この小説は単なる娯楽小説のようだが、同時にある戦争を批判している。主人公が、自分ならこんなバカな真似はしないと言う。クライトンの作品はみんなそうだが、社会に対するメッセージが込められていることが多い。この作品もそのひとつである。

    犯罪の準備だけでかなりのページを割いている。しかし、構成や描写がうまいため、ぐいぐいと引き込まれるように読ませてくれる。スムーズに事は運ばず、いろいろな障害が立ちはだかるのだが、一つ一つ乗り越えていく。犯罪が進展していく様子がワクワクしながら楽しめる。これこそ、クライム・ノベルの真骨頂と言えるだろう。

    しっかりアクション・シーンも盛り込まれており、上質のエンターテインメントに仕上がっている。
    大列車強盗 (ハヤカワ文庫 NV 256)Amazon書評・レビュー:大列車強盗 (ハヤカワ文庫 NV 256)より
    4150402566
    No.3:
    (5pt)

    綺麗!

    状態評価が「良い」だったので、ま年月相応かと思っておりましたが自分が持っている同時期のものよりも良い状態の本が届きました。評価をシビアになさっているんだなと感心しました。発送も素早く大変満足でした。またお付き合いしたいショップです。
    大列車強盗 (ハヤカワ文庫 NV 256)Amazon書評・レビュー:大列車強盗 (ハヤカワ文庫 NV 256)より
    4150402566



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