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邂逅の森



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【この小説が収録されている参考書籍】
邂逅の森
邂逅の森 (文春文庫)

邂逅の森の評価: 4.65/5点 レビュー 147件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.65pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全137件 41~60 3/7ページ
No.97:
(4pt)

猟師として生きた松橋富治の壮絶な一生を描いた小説。

「ぐっ」ともっていかれる急展開なストーリー、そしてスリルある熊との闘いに夢中になった。
邂逅の森Amazon書評・レビュー:邂逅の森より
4163225706
No.96:
(5pt)

終始ワクワクする内容でした。

マタギという未知の世界を知る機会に恵まれ、また主人公の成長や苦難、周りの人間の個性と展開の速さに魅了され、あっという間に読み終えました。ぶっぱなすのぶっぱはマタギ言葉だったんですね。
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4163225706
No.95:
(5pt)

最近読んだ本の中で一番のお気に入り

とても面白かったです。
私は年に100冊は本を読みますが、最近読んだ小説の中では一番のお気に入りです。
マタギを生業とする村に生まれた主人公が青年から老人になるまでを描いた大河小説です。
主人公が一生懸命生きる姿に感動しました。
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No.94:
(4pt)

邂逅の森 熊谷達也

この小説は地方紙の連載だった。かなり調査して書かれていることには感心するのだが、「そこまではいらない」と思ってしまう。余計な説明が緊張感をそいでいる。
読んでいくうちに、ラストは熊との壮絶な「対決」を期待する。しかし「対決」はあるのだが、息詰まる壮絶さはない。
自らの手で自らの「足を切断」するくだりも迫力に欠ける。くくりは「官能小説」と言えなくもない。
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4163225706
No.93:
(5pt)

見知らぬ世界を堪能できる一作

マタギの風習、時代背景、登場人物の巧みな性格描写、すべてが気に入りました。
初めて熊谷達也の著作を読んだのですが、アタリでした!
普段の、自分自身の生活からは全くかけ離れた世界を充分に堪能できました。
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4163225706
No.92:
(5pt)

男の成長の物語であり大自然の掟、禁忌、を通して、厳しい自然への畏怖、畏敬、が全体を圧倒

東北の険しい山々に住む獣、熊、アオシシ(ニホンカモシカ)を追って狩りをするマタギ、猟師の話だ。
 マタギという言葉は聞いたことはあっても、どんなことをして、どんな日々を送る人たちかを知っている人は少ないだろう。

 秋田の貧しい小作農の次男に生まれた富治は伝統のマタギをはじめる。
 マタギたちが獲った獣の毛皮は、山間部の貧しい村に現金収入をもたらす。
 熊とアオシシ(ニホンカモシカ)はお金になる。
14歳の富治は初めての狩りでマタギの覚悟が生まれる。
 吹雪の中での巻き狩り、熊と人間のかけひきと闘い。
 富治の男の成長の物語であり大自然の掟、禁忌、を通して、厳しい自然への畏怖、畏敬、が全体を圧倒する。
 地主の一人娘に夜這いをかけ、土地を追われる。鉱山に生き、マタギにもどり、山の主ともいえる熊との一騎打ちまで、一気に話に惹きこまれた。
 東北の女の白い柔肌が荒ぶるマタギの身も心も揺さぶる。
 二人の対照的な女の間で揺れる男の性と時代の波。
マタギの獣と対峙して生きていく男の生き方が、熊を仕留めた時の鬨の声「勝負!」に集約される。
 東北の険しい山々を獣を追って暮らすマタギと熊の匂いや咆え声まで聞こえてきそうな、雄大で厳しい物語に終始圧倒された。
日清、日露戦争が軍用毛皮の需要を高めた時代の東北の寒村地帯。次第に失われつつある日本の風土を余すことなく伝えてくれた。
 直木賞、山本周五郎賞のダブル受賞作品。
 読了後、眼をあげた時、あたりの世界が変わって見えた。久しぶりの感動の読後体験だった。
 言葉の力、文学の力ってすごい!
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4163225706
No.91:
(5pt)

理屈ぬきで面白い。

さすが、直木賞作品である。主人公が生きている。読んでいるうちに、主人公に乗り移ってしまう。内容が、また、秀逸。こんなに面白い本に出合ったのは、久しぶりである。
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No.90:
(5pt)

読まなければ勿体無い!

映像化して欲しくない、いや、映像化できないであろう、物語を読む醍醐味を久々に味あわせてくれた作品。全ての方にオススメします。
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No.89:
(5pt)

好き物語との邂逅を山の神に感謝

読み終えた瞬間、大声で

「勝負ー!勝負ー!」

と、叫んでしまった・・・
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No.88:
(4pt)

引き込まれる作品

最初の40ページほどはややとっつきにくい印象を受けたが、その後あっという間に引き込まれ、2日で読み終わった。
澄み渡った冬山の景色や舞い散る粉雪、じめじめとした炭鉱や採掘の音などが目の前に浮かんでくるようであった。さすがは山本周五郎賞の受賞作にして直木賞を受賞した作品である。
性描写にやや異質な印象を受けたが、間髪いれずに次の展開があるため、そこばかり強調されるわけではない。とはいえ多くのタブーをよくも一つの作品にこれだけ詰め込んだものだと思う。
ラストについては予想していた内容ではあったものの、しかし予想を大幅に超える描写であった。あそこまで描く意図は何なのか?という疑問も残る。山本周五郎と比較すると、過度な表現や直接的な表現が多いと感じる。
色々と差し引く部分はあるが、それをもってしても素晴らしい作品といえる。
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4163225706
No.87:
(5pt)

流れゆく時代、変わらぬ大自然、その両方に翻弄されつつも、自分に忠実に生きた人間の物語

松橋富治というマタギの物語。冬山の真っ白い雪の中で、真っ青な空が映像として残っている。明治から昭和にかけて、
奔放に生きていく富治の生き方。お嬢様としての初恋の人、女郎から富治の女房になっていく女の生き方。マタギのしきたり、採鉱夫の友子同盟などのギルド世界。そのような世界が、工業化の時代を迎えて、少しずつ変節していくさまなどが描かれている。
流れゆく時代、変わらぬ大自然、その両方に翻弄されつつも、自分に忠実に生きた人間の物語があった。読んで損はない本です。
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No.86:
(5pt)

一気に読めた

歳のせいか、このところフィクションを読み進めるのが苦痛であったが、本作は違った。一気に読めた。もともと、東北の土着の文化に興味があったのも、手伝ったのかもしれない。とにかく面白かった。
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No.85:
(5pt)

最高におもろかった。

人間は、苦労して生きて行くものなんだなあ!救急箱にある六神丸のくまのいも、マタギが捕った物なのだろうか。
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4163225706
No.84:
(4pt)

骨太の世界観

生、自然、信仰、人間の業・・。 当たり前のことに気づかされた。 人間はもっと謙虚にならないといけない。 己が思うほどは高等な存在ではなく、かといって下等な存在でもない。 人智が及ばぬことには畏怖し、受け入れ、そのまま生かされよう。 熊谷氏にしか描けない唯一無二の世界観だろう。 映像化がほぼ不可能な圧倒的なスケール感と人間を描き切る凄みのある筆致に 何人にも媚を売らない作家の矜持を見た。
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No.83:
(4pt)

マタギ言葉

東北の出身なら多少は共感できる部分があるやもしれぬ。 祖父母世代の方言のような山言葉が頻繁に出てきます。 人間臭いやり取り、男女の肉欲もあり、思いやりのある愛もあり、傑作でしょう。 大変面白かったです。
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No.82:
(5pt)

新しい発見をさせてくれた本

たくさんの方がレビューしているのですが、書かずにはいられないのです。
人生をずいぶん生きてきたけれど、新しい発見をさせてくれました。
日本・東北・自然・山・人・・・そして自分にも。
感謝。九拝合掌。
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No.81:
(5pt)

笑いあり、死闘あり、ロマンスあり

何回か声を出して笑った箇所があった。かと思うと後半seriousな場面もあり、飽きさせない。
主人公のキャラクターが実に人間くさいというか憎めないというか、とにかく好感を持った。
あと、これは人の好みになると思うのだが、カバーのデザインはもうチョットマタギっぽいものを採用すれば良いのにと感じた。
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4163225706
No.80:
(5pt)

とても素晴らしい本でした

マタギの主人公をを通して別人生を体験しました。感動しました。直木賞以上の価値ありです。作家の熊谷さんがお亡くなりになったですね。残念!合掌
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4163225706
No.79:
(4pt)

生々しい描写でマタギの人生を

マタギの生涯のストーリーと言ってしまうとそれまでですが、その主人公のマタギの人生で起こる様々な出来事が生々しく描写されています、読み進むうちに、すっかりハマってしまう本です。性描写も何度も出て電車で読み難いかな。
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4163225706
No.78:
(5pt)

濃密で迫真の描写

秋田、山形での「マタギ」の生活を追った迫真のフィクション。物語の構成は緻密ながらも波乱万丈で、主人公のみならずその妻の半生、雪の中のクマ狩り、鉱山での労働などが濃密な筆づかいで描かれている。もう今はない「山の神」を畏怖するマタギたちの山の中での行動に最も迫力があり、手に汗握るとはこのこと、と次々にページをくった。もし映画化されるとしたら、やはり主人公の富治には、若いころの高倉健しか考えられない、か。
邂逅の森Amazon書評・レビュー:邂逅の森より
4163225706

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