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八号古墳に消えて



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八号古墳に消えての評価: 7.00/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

八号古墳に消えての感想

今村と秦野の関係が明らかになった後半からは読み応えありですね。
ふざけた野郎に対する最後のシメもなんとなく心地よいです。もっとシメあげても良いと思いましたが…。

kmak
0RVCT7SX
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

血肉を得て、生き生きと動き出した黒マメ・コンビ

大阪府警シリーズの第4作。遺跡発掘を舞台に考古学界の闇を解明していく黒マメ・コンビの活躍を描いた警察ミステリーである。
遺跡発掘現場で、崩れ落ちた土砂の下から現場責任者である大学教授の死体が発見された。事故死かと思われたが不可解な点が多く、府警捜査一課が乗り出したところ、死体から採取された土が現場の土とは一致しないことが判明、殺人事件として捜査が始まった。さらに、別の発掘現場では教授と同じ研究室のスタッフが墜死するという事故が発生し、警察が二つの事態の関連性を中心に捜査を進めると、研究室を中心にした複雑な人間関係、権力争いが見えてきた。これは連続殺人事件なのか、動機は何か、日ごろはグータラで文句たれの黒マメ・コンビだが、マメちゃんの鋭い推理を基に寝る間も惜しんで真相解明に奮闘した・・・。
謎解きミステリーとしてはやや平凡、よくあるパターンの展開と言えるのだが、大阪府警シリーズのキモとなる軽妙な会話とユーモア、綿密な取材に基づく業界の内情の暴露と社会的な問題提起という構成が高い完成度を見せた作品である。特に、黒マメ・コンビの掛け合いが見事で、二人のキャラクターが生き生きと眼前に現われて来るのが楽しい。
大阪府警シリーズの成熟を告げる作品として、シリーズ・ファン、黒川博行ファンは必読。軽めの警察ミステリー・ファンにもオススメする。

iisan
927253Y1

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