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最後の刑事



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【この小説が収録されている参考書籍】
最後の刑事 (Hayakawa Novels)
最後の刑事 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

最後の刑事の評価: 8.00/10点 レビュー 2件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

面白かった。

ダイヤモンド警視がいい。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:
(8pt)

人情味のある刑事もの

1992年のアンソニー賞最優秀長編賞を受賞した、警察ミステリー。英国の古都バースを舞台にしたダイヤモンド警視シリーズの第一作である。
バース近郊の湖で全裸の女性遺体が発見された。捜査を担当するのは、コンピュータや科学捜査が嫌いな、昔かたぎの頑固刑事ピーター・ダイヤモンド。聞き込みや推理を重視した捜査は難航し、身元の割り出しにも苦労していたのだが、地元の大学教授ジャックマンが妻の失踪を届け出たことから身元が判明。当初は夫であるジャックマン教授が最重要容疑者として取り調べられたのだが、確かなアリバイがあった。さらに、元テレビ女優だった妻の奔放な私生活、教授が川で溺れた少年を助けた出来事などが重なり、事件の真相解明は混迷を深めてゆくばかりだった・・・。
デブで頑固者の老刑事(ダイヤモンドは41歳だが、雰囲気は老刑事である)という、欧州の警察小説では王道のパターンで目新しさは無いが、舞台となったバースの情景、登場人物の性格描写などが丁寧で、じっくりと面白さが伝わって来る。著者が得意としてきた時代ミステリーとは異なり、もっと幅広い読者に受け入れられる作品である。
警察ミステリーファンには文句無しにオススメだ。

iisan
927253Y1

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