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(短編集)

亜愛一郎の狼狽



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【この小説が収録されている参考書籍】
亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫)

亜愛一郎の狼狽の評価: 6.86/10点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.86pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全7件 1~7 1/1ページ
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

本格推理小説の教科書のような良質短編集

主人公は和製『ブラウン神父』とも言うべき、職業はカメラマンの素人探偵、亜愛一郎(「亜」が苗字。学生時代間違いなく出席番号一番だったでしょう)
そんな彼のユニークなキャラクターをはじめ、事件の様子がコミカルに描かれるユーモアミステリーとも言える短編集ですが、内容はれっきとした殺人事件を、トリックを解明したりフーダニットを突き詰め解決していく本格推理小説です。
また一話あたりいずれも40~50ページ程度と殺人事件を取り扱うには短編にしても短めですが、いずれも良質な出来で、さらに話のバリエーションも豊富でこれ一作でちょっとした本格推理の教科書のようです。
短い時間で一話ずつ読めるので、まとまった時間が取れない方にもお勧めですね。

しかし基本的に短編の域を出ておらず、特別感心したり面白いと言うほどのネタはありませんでした。
少し古臭さを感じる部分も多く、現代のミステリ好きが読むと少し物足りないと思うところもあるかもしれません。


一冊通して残った謎
・顔が三角形の老婆は結局何者なのか……(てっきり最後の事件で何かオチがあるのかと思った)
・亜は結局ドジなだけで運動神経は抜群なんでしょうか?

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

メインの謎よりもあの人が気になる!

G・K・チェスタトンの『ブラウン神父』シリーズと並び称されるほど、世評の高い本書は、私の期待値が高過ぎたためか抱いた感慨は世間のそれとは隔たりを生じてしまった。
1つ1つの短編については、今になってみれば過去の名作へのオマージュのように受け取れなくも無い。特に最後の「黒い霧」はブラウン神父の「青い十字架」の裏返しといった作品である。ただ真相解明に至った時のパンチ力が無い。理路整然とし過ぎているのだ。
しかし、私の本シリーズへの関心はもっと別の所にある。各編に登場する「三角顔の老婦人」、この人は果たして何者なのかという事である。

Tetchy
WHOKS60S
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

亜愛一郎の狼狽の感想

日本のミステリーの短編集ではこれが最も優れていると言っても過言ではない。

nul
LUKDN1O7
No.4:
(5pt)

出席番号はいつも一番

まあまあの短編集でした。

わたろう
0BCEGGR4
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

亜愛一郎の狼狽の感想

論理的帰結の組み立て方が素晴らしいです。

▼以下、ネタバレ感想

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mkaw11
HAAP6CBX
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

亜愛一郎の狼狽の感想


▼以下、ネタバレ感想

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氣學師
S90TRJAH
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

亜愛一郎の狼狽の感想

泡坂妻夫さん初読了。「掘出された童話」が個人的ベストです。

水生
89I2I7TQ

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