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ルート66



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【この小説が収録されている参考書籍】
ルート66〈上〉 (創元推理文庫)
ルート66〈下〉 (創元推理文庫)

ルート66の評価: 7.00/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

マロリーの父親探しの旅

キャシー・マロリーシリーズの第9作。子供が被害者になるという、いつもの犯罪捜査パターンだが、舞台をルート66に設定してアメリカ大陸を横断し、マロリー自身のルーツを辿る物語でもある。
マロリーの自宅で女の死体が発見され、しかもマロリーの行方が知れない。女性は自殺したのか、マロリーが殺害したのか? 居ても立っても居られないライカーはクレジットカードの利用歴から、チャールズと一緒にマロリーの後を追いかけることにした。改造したフォルクスワーゲン・ビートルでルート66を走るマロリーの目的は、顔も知らない父親が書き残した手紙を元に父の旅路を辿ることだったのだが、ルート66上で子供たちの遺骨が発見された事件に遭遇したことから、その捜査に巻き込まれて行った。捜査現場では、無能なFBI捜査官と地元警察との軋轢があり、さらに行方不明の子供たちを探したい親たちのキャラバンは無秩序に膨張し、次第に状況は混沌として来るのだったが、氷の女・マロリーはそんな周囲とは関係なく犯人を追い詰めていく。
アメリカのマザー・ロードと言われるルート66を舞台に、新旧さまざまな家族の物語が展開されるのだが、基本はスーパー刑事・マロリーの超人的な活躍という、いつものパターンである。今回は、それに「父親探し」という、ややウェットな部分が加えられ、マロリーの人間性に多少の変化が見られるところが新しい。
マロリーのルーツを巡る物語だけに、これまでのシリーズを読んでいないとストーリーが理解しにくいし、登場人物のキャラクターも前作までの背景を前提にして描かれているので、シリーズ読者以外にはオススメできない作品である。逆に言えば、シリーズ読者には必読の作品と言える。

iisan
927253Y1
No.1:
(7pt)

シリーズものの良さ。

初めてキャロルオコンネル氏の小説を読む方には難しいかもしれません。
登場人物の説明があまりされていないので、何が何だか?の始まりになるかもです。
これで三作目?四作目?になるので、割とすんなりと頭に入っていきました。
マロリーにはマロニーの良さ?があるし、ライカーも欠かせない存在だし
チャールズにいたっては、あなたの方が刑事に向いてるんじゃない?って、言いたくなるし。
出演者ががっちりガードを固めているので、読者側としてはちょっと置いてきぼりの感もあったかな。

マロリーシリーズは10作品ということですが、残り少なくなるのがなんか寂しいな~。
それにしても、どうして「魔術師の夜」はあんなにもつまんなかったんだろう??不思議。

ももか
3UKDKR1P

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