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(短編集)

真実の10メートル手前



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【この小説が収録されている参考書籍】
真実の10メートル手前
真実の10メートル手前 (創元推理文庫)

真実の10メートル手前の評価: 5.17/10点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.17pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

真実の10メートル手前の感想

ジャーナリストの太刀洗万智が、報道されている事件の表からは見えない真実を持ち前の推理力をいかして浮かび上がらせ、その悲劇的な、残酷な、あるいは重いがゆえに滑稽な真実と向き合う姿を描いたミステリ短編集。
とはいえ本作の謎解き要素は太刀洗のキャラを印象付けるためや真実の悲劇性などを深めるための手段にすぎず比較的小粒なものが多く、本作の最大の魅力は、最後に明かされる真実によって読者にもたらされる深い余韻にあると思います。
同作者の「儚い羊たちの祝宴」に軽く謎解き要素を加味した作品集、というのが一番わかりやすいでしょうか。

個人的なベストは、表題作の「真実の10メートル手前」とラストの「綱渡りの成功例」。
特にこの2作品は内容もさることながらタイトルが秀逸で、最後にこのタイトルの意味を知ることで物語の余韻をより深く感じさせる見事な効果を生み出しています。

▼以下、ネタバレ感想

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AliceinAbyss
RG0JBP5M
No.2:
(7pt)

真実の10メートル手前の感想

話は面白いと思いますが、大刀洗のキャラ設定について、ここまで好感が持てない雰囲気にしなくても・・・って思ってしまします。
「さよなら妖精」から15年経って、いろいろあったんでしょうけど。

Hidezo
GX0TU62Y
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

真実の10メートル手前の感想

『さよなら妖精』に登場した太刀洗万智の短編集。
本当に短編の上手い作家さんだと再認識させられました。
所々に散りばめられたダークな後味の悪さが米澤穂信さんらしいのですが、
珍しく後味の良い作品なんかもあって意外性に楽しめました。
『さよなら妖精』自体は正直あまり好みではなかったのですが、
まだ未読なのですが『王とサーカス』も楽しみにしています。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9

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