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月光ゲーム Yの悲劇'88



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月光ゲーム Yの悲劇'88の評価: 6.00/10点 レビュー 21件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全10件 1~10 1/1ページ
No.10:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

犯人当てよりも脱出劇が面白い

キャンプをしていたら火山の噴火が起こり帰りの山道が閉ざされた上に、取り残されたメンバー内で発生する殺人事件。
次の殺人と噴火がいつ起こるかわからないというエライこっちゃな状況に陥る作品。

正体不明の殺人犯さえ運命共同体となり、協力し合いながらの火山からの脱出劇が面白かったです。
しかし登場人物が15人以上もいて、しかもその全員が「キャンプに参加している大学生」という同じような立場なので、誰が誰だか頭に入りません。

マリオネットK
UIU36MHZ
No.9:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

学生アリスシリーズ第1弾

火山の噴火によるクローズド・サークルという珍しい舞台設定で起こる殺人事件。

登場人物が無駄に多すぎて把握し辛かったというのが率直な感想。
ダイイング・メッセージに関してもやや強引な印象が否めなかった。
迫力は劣るが、単純に受け取る側が誤認しただけの方が違和感はなかったはず。

エーカー
NWKWLAAY
No.8:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

月光ゲーム Yの悲劇'88の感想

夏合宿のために矢吹山へキャンプに訪れた英都大学推理小説研究会の四人組。
そこで雄林大学の二組と神南学院短期大学の一組とに知り合った。
四組は出会って間もないながらも、若者らしく楽しく青春していた。
しかし、そんな四組を予想だにしない事態が襲った。
休火山だった矢吹山が突如噴火し、キャンプ場は開けた場から閉ざされた場へ様変わりした。
下山は難しく救助を待つしかない中、さらに殺人事件が勃発。
死体の傍には「Y」のダイイング・メッセージ。
いつ噴火するかわからない極限下でマーダー・ゲームが始まった―・・・

有栖川有栖先生のデビュー作であり、有栖シリーズ一作目です。
いわゆるクローズド・サークルもの。
クローズド・サークルというと雪や嵐といった自然現象、または恣意的に閉ざされた建物内といった舞台が多い印象です。
しかし、本作は噴火によって閉ざされたキャンプ場あり、この設定は作中上手く使われています。
正直、後半は推理より無事下山できるかが緊迫し、面白かったです。
また、探偵役は良心的で、推理自体も論理的です。
探偵役は推理にうずうずして、どこか非常識な面が見られることがあります。
その特徴的なキャラクターは面白いこともありますが、不愉快なこともあります。
今作の探偵役は積極的には推理せず、冷静で他人へ気配りできるキャラクターです。
そのため、読んでいて苛々することはあまりないと思います。

しかし、不満点もあります。
まず、ダイイング・メッセージが単純に「Y」は示さないことはミステリ好きな方々は容易に予想できると思います。
しかし、今作のダイイング・メッセージは作中のダイイング・メッセージに対する意見が的を射ていると思います。
まさに「恣意的に自分が一番気に入った面白い解釈を人に押し付ける」。
また、登場人物が多いです。
クローズド・サークルものならばある程度仕方ないとは思うのですが、登場人物の役割等にかなり濃淡があると思います。
個人的には例えば女性が六人いますが、設定を混ぜて四人くらいにしてもよかったのではないかと思います。
そして、犯人の動機が非常に弱いです。
もちろん、ミステリにおいて動機や人間性を重視するかは人それぞれだと思います。
私はそれほど重視しませんが、それでも動機が弱いと思います。

正直、すごく光るものがある作品ではないと思いましたが、今作がデビュー作となると光っているのかと思います。
まず、「学生アリスシリーズ」から読んでいきたいと思います。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
No.7:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

月光ゲーム Yの悲劇'88の感想

久々の本格物でした。
クローズドサークル物としての設定や展開はスリリングで楽しめました。
作者のエラリー・クイーンに対する敬愛が文章のいたるところに感じられます。
登場人物が多すぎて少し読みにくかったです。

▼以下、ネタバレ感想

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歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.6:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

火山という舞台が新鮮でした。

火山を舞台としたクローズドサークルということで、斬新に思いつつ読みました。推理小説研究会の面々が登場ということで、推理小説の話題をちりばめつつ、解決前の読者への挑戦状にもにやりとしました。

▼以下、ネタバレ感想

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まみ
28PJ6KDT
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

月光ゲーム Yの悲劇'88の感想

火山でのクローズドサークル。本格物のスタンダードな作品で純粋にロジックを軸として展開するところは、普通に面白いです。ただ、火山のシーンや、登場人物が多すぎて読みずらかったところもありました。「Y」のダイングメッセージが意味するところもやや強引な推理という感じもしました。江戸川乱歩賞向けの、斬新さや、目あたらしさはないですね。でも、それだけ本格にこだわる姿勢が伝わり、有栖川先生の全作品の原点がここにある気がしました。

氣學師
S90TRJAH
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

月光ゲーム Yの悲劇'88の感想

犯人特定のロジック自体は、筋が通っていて納得でき、素直に感心させられるのですが、多少強引な気がします。それと、登場人物が多く、人名を覚えるのが苦手な私には読みづらかったです。

ほっと
2XKXV6EI
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

月光ゲーム Yの悲劇'88の感想

日本のクイーン、有栖川有栖のデビュー作!主要登場人物がみな関西弁なところが、新鮮だった。謎解きモノとしても読書への挑戦状付きで愉しめた。ただ、登場人物が多すぎて覚えるのが大変だったのでその点ではあれだけの人物を描き切った漫画版は偉大だった(笑)

ジャム
RXFFIEA1
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

月光ゲーム Yの悲劇'88の感想

火山噴火によるクローズドサーキットという設定に若干抵抗を感じました。

また登場人物が多く、あだ名で呼んだり本名で呼んだりして混乱しました。

▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

登場人物が多すぎる気がしたが

噴火による陸の孤島は緊迫感があって良かった。
また、提示されているダイイングメッセージだけの1発ネタの小説ではなく、
犯人特定に至るまでのロジックを楽しめたのが良かった。

Ariroba78
5M53WTS6

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