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(短編集)

煙の殺意



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【この小説が収録されている参考書籍】
煙の殺意 (1980年)
煙の殺意 (講談社文庫)
煙の殺意 (創元推理文庫)

煙の殺意の評価: 8.00/10点 レビュー 2件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(10pt)

歪んだ論理が愉しめる珠玉の短編集

泡坂初期の短編にはチェスタトン張りのロジックが愉しめる。それは歪んだ論理とでも云おうか、読後に奇妙な味わいを残す。
本作では「赤の追走」、「紳士の園」、「煙の殺意」、「開橋式次第」がそれに当たる。

しかし本作は先ほど「奇妙な味わい」と述べたようにエリンの『特別料理』を意識したに違いないと思われる作品がある。『閏の花嫁』はもうほとんどオマージュであろうし、『歯と胴』は一種のホラーとも云える(題名からすればバリンジャーか)。

恐らく雑誌掲載の短編を寄せ集めたものであろうが、この完成度は素晴らしい。

Tetchy
WHOKS60S

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