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芭蕉魔星陣



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芭蕉魔星陣の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
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No.1:
(7pt)

芭蕉魔星陣の感想

ジャンルは伝奇ミステリー。

若い男女カップルが、あるきっかけで江戸 天和期に飛ばされ、芭蕉に助けられるところから話は始めまる。

聞きなれない時代であるが、有名な元禄時代の黎明期で徳川綱吉がまだ善政を行っていた時代である。

その年は凶星ハレー彗星到来の年で、厄災がもたらされると予言されている。

その時代に、韓国通信使の一部が、豊臣秀吉朝鮮征伐で国土を蹂躙された恨みから怨霊 怨魔大王を復活させ、日本に大厄災を起こすべく徳川綱吉に乗り移らせるという物語。

その辺りから、綱吉の性格は徐々に変化が起こり、人民を苦しめる政治へと転嫁することになる。

それを食い止めるべく、水戸光圀の忍 松尾芭蕉が男女とともに、過去大王によって捕らえられた超能力のスーパースター安倍晴明、空海、役行者を開放させ見方にすべく登場させ、場所を時代を巡りる。

ほかの伝奇と一味異なるのは、作家が歴史に精通した井沢元彦である点。

それが故に、歴史トピックスをうまく物語とマッチさせる点などは秀逸で、楽しめる娯楽作品となっている。

怨魔大王の正体は関ヶ原で討ち死にしたあたりで辻褄が合って納得ながらも、個人的には聖徳太子か後醍醐天皇当たりにして欲しかったなぁ。  了

とも
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