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震える山



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【この小説が収録されている参考書籍】
震える山 (講談社文庫)

震える山の評価: 7.00/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

小心者だが大きな男の物語

ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズの第4作。本拠地を離れ、観光地として栄えるジャクソンに臨時に赴任したジョーが前任者の死の謎に挑むアクション・ミステリーである。
ジョーは尊敬する先輩・ウィルが死亡したため代理として、ワイオミング州の花形都市ジャクソンに臨時に赴任することになった。猟区管理官の鑑とも言える勤務態度で尊敬を集めていたウィルが精神的に追いつめられ、銃をくわえて死んでいたという。一体何があったのか、疑問を解明しようとするジョーだったが、当然ながら地元の保安官はあからさまに非協力的だった。更に、過激な動物愛護主義者、自分のやり方に固執する狩猟ガイド、権勢を振るう傲慢な土地開発業者などがジョーの前に立ちはだかった。しかも、メアリーベスが守る留守宅には執拗な無言電話がかかってきて、心配になったジョーはネイトに家族の安全を守ってもらうように依頼した。妻と娘たちを愛するジョーだが、家から離れ連絡も途切れ勝ちになり、家族の間にかすかな亀裂を感じるようになった。あちらでもこちらでも難問が発生する中、正義のみを追求する男・ジョーは命を賭けた厳しい戦いに挑んで行く・・・。
今回は、大自然の真ん中にありながら一大観光地でもあるジャクソンという都会で、自然と開発との対立という現代のアメリカ西部が直面する難問が背景となっている。もちろん、雄大な大自然の中での冒険という本筋は外していないのだが、それに加えてアメリカ社会の病、家族の変貌などがあり、これまでとはややテイストの異なる物語となっている。
シリーズ愛読者には必読。シリーズ未読であっても、アウトドア系冒険小説、アクション・ミステリーのファンなら十分に楽しめる傑作である。

iisan
927253Y1
No.1:
(7pt)

やはりボックス氏は飽きさせない!

ジョーピケットシリーズも回を重ねると、少々飽きてくるのでは?と思いがちですが
全くそういうこともなく、最後の最後まで読者を惹きつけて離さない!さすがです。
どの小説が好きかというと、好みで分かれるでしょうが、どの小説も(ジョーピケットシリーズ)それぞれ魅力があります。
ただ、物語の展開と家族の在り方が重なる部分が多いので、第一作目からお読みになるのをお勧めします。

ももか
3UKDKR1P

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