妙な振る舞いをする女の子、噂の幽霊を実地検証した顛末、受付嬢に売り子に奮闘した学園祭、クリスマス・イブの大事件……文章修業を始めた駒子が近況報告のように綴る物語は、謎めいた雰囲気に満ちている。

表紙に惹かれて手にした『ななつのこ』にぞっこん惚れ込んだ駒子は、ファンレターを書こうと思い立つ。

ここ“エッグ・スタンド”はカクテルリストの充実した小粋な店。

一般職OL兼名探偵・陶子さんの周りで起こる、不思議な“事件”の数々。月曜から日曜まで、丸の内の一週間は謎だらけ。

ご存じだろうか。“魔が差す”という瞬間は、たぶんどんな人にも一度や二度は訪れるものなのだ。

親の夜逃げのため、ひとり「佐々良」という町を訪れた中学生の照代。

編集者としてバリバリ仕事をこなす山田陽子。

今、注目の女性作家が贈る、七人七色の青春模様。

事故で夫を失ったサヤは赤ん坊のユウ坊と佐佐良の街へ移住する。そこでは不思議な事件が次々に起こる。

小学生のぼくは、ねこの首輪に挟んだ手紙で「タカキ」と文通をする。

和子が住む世界と、沙羅が住む世界。二つの異なる世界が交錯する時、何かが起こる──。

中学一年生の海月は幼なじみの樹絵里に誘われて、「飛行クラブ」に入部する。

引っ越しのために部屋を片付けていた千波 は、読んだ覚えのない一冊の本を見つける。

息子の中学吹奏楽部の活動に巻き込まれたワーキングマザー・陽子だったが……。

最後にもう一つ、呪いをかけるね。

軽やかなエナメルの靴音がミステリの幕をあげる

遠い遠い未来でいい。 あの人に出会えるなら、 いつまでだって待っていられるーー。

この本は、きっとあなたの北極星(ポラリス)になる。

あの頃のわたしに伝えたい。明日を、未来をあきらめないでくれて、ありがとう。

私だけのわんこが欲しかった。世界でただ一匹の、私のことが一番好きなわんこと出会いたかった――。

小学生の頃、祖母からこっそり手に入れた 「金塊が眠る幻の村」の地図。

サラリーマンから探偵に転身した仁木順平と助手の美少女・安梨沙が営む小さな探偵事務所には今日も奇妙な事件が持ちこまれる。

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。

就活に挫折して以来ずっと、実家でオンラインゲーム三昧の日々を送る“俺”に転がり込んだ伯父さんの遺産は、離島に建てられた館を丸々一棟。

長崎屋の主が死んだって!? おとっつぁんの身に何が? 病弱若だんな、跡を継ぐの? 緊急事態続出の「しゃばけ」シリーズ最新作!

極限状況での謎解きを楽しんだ読者に驚きの〈真相〉が襲いかかる。

エレベーターに暗証番号、廊下に監視カメラ、隣室に役員。厳戒なセキュリティ網を破り、社長は撲殺された。

お父さんもお母さんもどこかに消えた。 この島にはぼくとお姉ちゃんしかいない。

児童養護施設・七海学園に勤めて三年目の保育士・北沢春菜は、仕事に追われながらも、学園の日常に起きる不可思議な事件の解明に励んでいる。

はやてがあやめさんと出会ったみたいに、人と本だってとってもすてきで、すごく大切な出会いをすることがあるの。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

僕は人形に恋をした。その人形は今、生きて動いて僕の目の前にいるーー。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

謎解きを通し〈古典部〉メンバーの新たな一面と出会う、シリーズ最新刊! 奉太郎が省エネ主義になったきっかけ、摩耶花が漫画研究会を辞める決心をした事件、えるが合唱祭前に行方不明になったわけ……。

予測不能な神業トリックを暴くのは、犯罪資料館の美人館長・緋色冴子。驚愕の推理力で、助手の聡と難事件に挑む。

そのめざましい活躍から、1980年代には推理小説界に「新本格ブーム」までを招来した名探偵・屋敷啓次郎。

「死者の提示する謎を、先生が解き明かしてくださいーー」 推理作家として難事件を解決してきた香月史郎【こうげつしろう】は、心に傷を負った女性、城塚翡翠【じょうづかひすい】と出逢う。

「ねえ、あなたも最初に会った時に、犯人って分かるの?」こんな体験は初めてだが、俺は分かった。

国内篇2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。

九月の朝、風ヶ丘図書館の開架エリアで死体が発見された。被害者は常連利用者の男子大学生。

メーラーデーモンを名乗る者から「一週間後、お前は死ぬ」 というメールが届いた後、殺害される連続殺人が発生! 「お客様」を殺された上木らいちは捜査を開始。

史上初！ 最終候補にダブルエントリーされ、「こっちを読みたい！」という声が続出した話題作。

尾行中の老女梅子が怪我をさせたミツエの持ち家のアパートに住むことになった晶。

ある医療事故をきっかけに都心の大病院を飛び出した女医・菜々子は、兄が経営する東京近郊の個人病院で働き始める。

六年間の記憶が一夜にして消えた。刑事である自分に一体何が起こったのか?昨日まで追っていた事件は解決済み。

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。

嵐の晩だった。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。

マリアと漣は大規模な希少動植物密売ルートの捜査中、得意取引先に不動産王ヒューがいることを掴む。

1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。

あと二日で、四人死ぬ―― ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ待望の第二弾! その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。

犬の姿を借り、地上のホスピスに左遷…もとい派遣された死神のレオ。戦時中の悲恋。

強烈な百合の匂いに包まれた洋館で祖母が転落死した。

春夏秋冬と不審死が発覚!四人の人物がいずれも“完全犯罪完全指南”という裏ファイルに従い、物的証拠を残さずに遺恨ある相手を殺害したのだ。

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。

殺人を告白して死んだ推理作家のアリバイとは!? 新米刑事が思わず通う、鮮やかすぎる謎解き―― 時を戻すことができました。

無活用ラテン語で書かれた小説『猫の下で読むに限る』で道化師と名指された実業家のエイブラムス氏。