河原町今出川にある妖しき大怨寺で殺人が起きる。容疑者は、龍樹家の龍師・御堂達也。

京都に伝わる稀覯本『黄母衣内記』。その所有者が謎の死を遂げた。

祖父殺しの嫌疑をかけられた御曹司、城坂論語。

現在、過去、未来。別々の時を刻む三つの大時計を戴くクロック城。

京都の街で次々起こる“シャーロック・ホームズ譚”見立て殺人事件。

雪に閉ざされた山荘に、UFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女性作家、癖の強い面々が集められた。

オカルトスポット探険サークルの学生六人は京都山間部の黒いレンガ屋敷ファイアフライ館に肝試しに来た。

夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。

雪の別荘には“魔”が潜んでいた。黄金期本格ミステリの興奮をあなたに。

飲み屋で金谷老人から、旧制二高時代の日記を預かった編集者の私。日記は金谷の友人の睡眠薬自殺から始まっていた……。

7人のエリート学生の友情を引き裂く毒注射の 密室＋焼かれたノートの謎 話題の〝龍神池の小さな死体〟と対になるもう ひとつの逆転劇 「リア王が変なんだ！　中で倒れてる！」京都 観光案内のアルバイトから帰宅した旧制三高学 生・木津武志は、〝リア王〟こと伊場富

大学生の遠近綸人は気になる美少女、青河幸の気を引くために「謎」追う。

帆村財閥の異端児・建夫が葉山に設立した私設宝石 博物館――収蔵品の剣・銃・斧を使い、長女・光枝 の三人の恋人候補が次々殺されていく。

「己が出生の秘密を知りたくば、山口県鳴女村の灰王家を訪ねよ」という手紙をもらい鳴女村を訪ねた慶四郎は、すでに廃業した温泉旅館灰王館でもてなされる。

富豪の一人娘が、別荘で不審な事故死を遂げる。

首なし死体、密室、蘇る、死者、見立て殺人……。

「殺人計画書」通りに、不可解な状況で人が殺されていく。 いったい誰が「計画書」を書いたのか。

埼玉県と長野県の境近く、かつては個人の別荘であった寮「リラ荘」を、日本芸術大学の学生七名が訪れた。

さあ、始めよう。“探偵殺し”を――。

全国で「死体が消える」という不可解な事件が続発していた。犠牲者の数が130人分足りない飛行機墜落事故。

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、 仮面の男・黒沼が所有する孤島での、 夏休み恒例のオフ会へ。

ミステリーの傑作。江戸川乱歩賞受賞作。

北海道の最北端・宗谷岬に傾いて建つ館―通称「斜め屋敷」。

学園裁判。暗号。

神々櫛村。谺呀治家と神櫛家、二つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。

両親を事故で亡くした中学1年生の如月タクマは、母方の実家に引き取られるが、そこでは魔術崇拝者の祖父が密室の蔵で怪死していた。

戦時下の旧制中学校で発生した配属将校射殺事件。

神戸、六甲山の異人館で外国人宝石商の惨殺死体が発見され、ブラック・ファンタジーと名づけられた黒真珠が消失した。

瀬戸内海の兜離の浦沖に浮かぶ鳥坏島。鵺敷神社の祭壇“大鳥様の間”で巫女、朱音は神事“鳥人の儀”を執り行う。

暑い夏だった。暑さで、みんながマッドになっていたのかもしれない。

奥信濃の秘境・秋山郷と東京六本木の2ヵ所で続けざまに起った美人姉妹殺人事件!両方の殺人には、伝説の鬼女が出現していた。

嵐の私雨邸に取り残された11人の男女。

忌み山で続発する無気味な謎の現象、正体不明の山魔、奇っ怪な一軒家からの人間消失。

友人に招かれた画廊で奈都子が目にした一枚の不気味な絵、そしてその作者を含め5人の名前だけを並べた奇妙な手帳…。

旧家の猪丸家に現れた記憶のない謎の女・葦子は、開かずの間だった蔵座敷で“狐狗狸さん”を始める。

世界一気弱な名探偵、お弁当持っておそるおそる不可能犯罪の謎解きに挑む──キュートでコミカル、しかし心は本格ミステリ。

二階堂黎人作家活動三十周年記念出版。

奈良の山奥、波美地方の“水魑様”を祀る四つの村で、数年ぶりに風変わりな雨乞いの儀式が行われる。

裏切り者を消せ! ――組合を崩壊に追い込んだスパ イとさらにその恋人に誤認された女性が相次いで 殺され、事件は容疑者の事故死で幕を閉じる。

他人を寄せつけず奥深い山で芸術家たちが創作に没頭する木更村に迷い込んだまま、マリアが戻ってこない。

狭山家の静江、輝代、艶美の3姉妹は、性格はそれぞれに違うけれども、美人ぞろいだ。

かつて老執事が奇怪な死を遂げた“幽霊屋敷”ことロングウッド・ハウス。

十三歳で遊女となるべく売られた少女。“緋桜”と名付けられ、身を置いた世界は苦痛悲哀余りある生き地獄だった。

妻は殺された-- 封印された呪いの扉を開いて……。

鼓膜を破るような銃声がひびきわたると、部屋のドアがゆっくりと開き、中から男が一人ころがり出てきた。

法曹の道を目指してロースクールに通う、久我清義(くがきよよし)と織本美鈴(おりもとみれい)。

雪の山荘で美女が殺される。部屋は旋錠され、犯人の足跡もない! 本格推理の極。

一級建築士で探偵の蜘蛛手啓司は、相棒の宮村達也からある事件の記録を渡される。

幼い頃、引き取られた百巳家で蛇神を祀る奇習と怪異の只中に“私”は過ごす。成長した“私”は訳あって再びその地を訪れる。

とある湖畔の別荘に集められた6人は、やがて全員が死体となって発見された。なぜか死亡時刻も死因もバラバラだった。

いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。

第20回『このミステリーがすごい! 』大賞・文庫グランプリ受賞作! 「密室の不解証明は、現場の不在証明と同等の価値がある」との判例により、現場が密室である限りは無罪であることが担保された日本では、密室殺人事件が激増していた。

２人以上殺した者は“天使”によって即座に地獄に引き摺り込まれるようになった世界。

幸福は泡のように消え去る。夏子は絶望感に包まれ ていた。

案山子だらけの宵待村で、案山子に毒の矢が射込まれ、別の案山子が消失し、ついに殺人事件が勃発する。