横浜にある女子高に通うわたし、上杉小春には碓氷優佳という自慢の親友がいる。

“わたしは、彼女に勝ったはずだ。それなのに、なぜ…”中条夏子は、かつての同僚で親友だった黒羽姫乃を刺殺した。

余命六カ月―ガン告知を受けたソル電機社長の日向は、社員の梶間に、自分を殺させる最期を選んだ。

そのテロ組織の名は「V（ブイ）」。 目的は、流血によらず現政府への不信感を国民に抱かせ、その転覆をめざすこと。

〜作家・田中芳樹さん、堪能！「まさしく石持ワールド！　読者をほろ酔いかげんにさせてくれる作品」〜 湯浅夏美と長江高明、熊井渚の三人は、大学時代からの飲み仲間。

暑さが残る初秋の、とある土曜。コーヒー専門店店員・篠崎百代は、一人で汐留のショッピングモールへと向かった。

沖縄・那覇空港で、乗客240名を乗せた旅客機がハイジャックされた。

津久井操は科学警察研究所の職員。実際に起きた事例をもとに、「警察は事件の発生を未然に防ぐことができるか」を研究している。

埼玉県の長閑な田園地帯で、肉片と骨の屑のようなバラバラ死体が発見された。

楡井和樹は恩師・益子の仇である江藤を殺した。しかし、まだ終わっていない。

大学卒業旅行としてトレーラーハウスでの一泊のキャンプを計画した男女9人。

エリート銀行員の仁藤俊実が、意外な理由で妻子を殺害、逮捕・拘留された安治川事件。

「グランドマンション一番館」には、元「名ばかり管理職」の男、元公務員、三世代同居の女所帯から独居老人、謎の若者、はてはかなり変わった管理人までと、アクの強い人たちが住んでいる。

御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。

十五年ぶりに再会した武田小春と碓氷優佳は、予備校時代の仲間が催す同窓会に参加した。

七尾究一郎は、おとり捜査も許されている厚生労働省所属の優秀な麻薬取締官。

ピアニストからも絶賛!ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。ピアニストを目指す遙、16歳。

僕、宮野隆也が通うさいたま工科大学附属高校の選抜クラスに、転入生としてやってきたのは二足歩行のロボットだった。

富豪の一人娘が、別荘で不審な事故死を遂げる。

200万円でゲームブックの原作を、謎の企業イプシロン・プロジェクトに売却した上杉彰彦。

詩人・イェイツが薔薇にたとえたアイルランドの自由。

大学生の望月良夫は愛車のデミオ運転中に、 偶然会った女優の翠を目的地へ送り届けることに。 だが翌日、翠は事故死する。

大学の研究室に勤める畑寛子の同居人・ギンちゃんは名探偵。サラリーマンの北西匠の同居人・ムーちゃんも名探偵。

次々と興信所を訪れては、およそ事件とは思われない奇妙な依頼をしていく謎の女・平林貴子。

ミステリーにおける最大の謎は、人の心の奥深くにある―。

伝説的映画監督の大森が、新作『災厄の季節』を撮る!若き助監督・宮藤映一も現場に臨むが、軽薄なプロデューサーや批判を繰り返す外部団体など周囲には難敵ばかり。

コードネーム『久米』『輪島』『宮古』のテロリスト三人。

小劇団「紅神楽」を主宰する女優・紅林ユリエの恋人で同居人のミケさんは料理の達人にして名探偵。

三人組強盗が病院に押し入り、患者たちを人質に立て籠もった。

大時化の海の遭難事故によって、信頼の強い絆で結ばれた六人の仲間。そのなかの一人、米村美月が、青酸カリを呷って自殺した。

東京都内の公園で臓器をすべてくり抜かれた若い女性の死体が発見された。

若い母親が死んだ真相と赤子の行方、フィルムに記録されていた驚くべき殺人手口、遅れて配達された年賀状に隠された犯罪…日本ミステリー界の至宝・幻の名コンビ岡嶋二人による傑作短編集。

一党独裁の管理国家である“この国”は非戦平和を掲げることで経済成長を遂げた。

競馬評論家・大友隆一が東北の牧場で銃殺された。ともに撃たれたのは、牧場長とサラブレッドの母子・モンパレットとパステル。

下町のフレンチレストラン、ビストロ・パ・マルのスタッフは4人。

三年前に不慮の死を遂げた水族館職員の命日に、事件は起きた。

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。

歴史的な条約締結のため、韓国の大統領が来日する。 警察が威信をかけてその警備にあたる中、現職総理大臣の孫娘が誘拐された。

鳥羽湾に浮かぶ本郷島が舞台となった大ヒットアニメーション映画 「鹿子の夏」のイベントを開催させるべく、島を訪れた５人。

北海道札幌市にある大きな屋敷。

高校生の久太郎は、同じ1日が繰り返し訪れる「反復落とし穴」に嵌まる特異体質を持つ。

人は、死んだらどうなるの?―いなくなって、それだけなの―。その会話から三年後、凰介の母は病死した。

並木直俊は、決意した。三人の人間を殺す。

書店で真剣に本を選ぶ美しい女性―まるで絵画のような光景に見とれた川端直幸。

お台場にあるテレビ局が、72時間テレビ生本番の最中に、正体不明のグループにのっとられた。劇場型犯罪に翻弄される警察。

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。

繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。

正式に探偵社に入社した井上雅也。だが、地味な仕事続きで不満気味。

ビストロ・パ・マルへようこそ。

末期ガンに冒された男が、病床で綴った手記を遺して生涯を終えた。そこには八年前、息子をさらわれた時の記憶が書かれていた。

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。

同僚の真由美のひと言から、社長の金城と玲子に因縁めいた過去があることを知る雅也。

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。

雪に閉ざされた山荘に、UFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女性作家、癖の強い面々が集められた。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。