わしは己に厳しくあらねばならぬ。

私は戦う。武力を超える「銭」の力で。

不条理な世を渡る武器は、気骨と果断。利に生きるか、義に死すか。

なぜ、人と人は争わねばならないのか? 日本史上最大の危機である元寇に、没落御家人が御家復興のために立つ。

先に尽きるのは家康の寿命か、豊臣家の命脈か。 父であるが故の、母であるが故の苦悩と喜び。

地獄から生き延びよ!　 脱出不可能な孤島　 足抜け厳禁の遊廓　 追手だらけの深山　 絶体絶命の窮地を 罪人は逃げきることができるのか!　 歴史小説の第一人者が描く江戸の闇　 唯一無二の逃亡短編集　 勘定奉行の不正の証である帳簿と書付を時機が来るまで

千葉県富津市の清掃会社に勤める町谷亜八(ハチ)は、過去に傷害事件を起こし執行猶予中の身だ。

天文年間、小土豪が群雄割拠する中国地方で没落した宇喜多家の嫡男・八郎は、その器量を見込まれ、豪商・阿部善定のもとで父母とともに居候していた。

東京五輪を翌年に控えた横浜港で女性の全裸死体が発見された。

動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。

【第166回直木賞受賞作】 どんな攻めをも、はね返す石垣。 どんな守りをも、打ち破る鉄砲。

児童養護施設で育った元不良の翔太は先輩の誘いで「カタラ」という会員制バーの従業員になる。

上洛した織田信長に呼び出された明智光秀は、とある任務を下される。

「法こそ正義」若手弁護士×「掟こそ正義」誇り高き軍人 二人が法廷に立つとき、熱い人間ドラマが生まれる。

あなたの「耳が」推理する。「音」が導く真相に驚愕する。

紫式部が生きた平安中期を描く、豪華絢爛宮中絵巻。

関東の覇者・北条氏康の七男に生まれ、幼少期を箱根権現で過ごした三郎は、越相同盟の証として上杉謙信の養子となる。

信玄亡きあと屈指の大国を受け継いだ武田勝頼は、内憂外患を抱えていた。

友はずっと友だ。それだけは忘れるなー。

閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。 愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。

明治維新を迎え、世界に近代国家としてデビューした日本。内実は多くの問題を抱えていた……。

西郷隆盛が下野したとの報に接した村田新八は、フランスから帰国。

この人は人生をリノベーションするつもりだ――亡き夫から莫大な遺産を相続した女性の前に絶縁したはずの兄が現れ、「あんたは偽者だ」といいだす。

武士が護るべきは、主君か、家族か。

攻める信玄。守る家康。

アンセル・パッカーの死刑執行まで12時間。

主家を乗っ取り、将軍を暗殺し、東大寺大仏殿を焼き払う。悪名高き武将・松永久秀は、織田信長に二度目の謀叛を起こしていた。

地方都市の寂れた町にある葬儀社「芥子実庵」。

文禄・慶長の役―。日本軍の先陣・加藤清正の鉄砲隊をあずかる佐屋嘉兵衛忠善と、朝鮮の北辺・咸鏡道の役人である金宦。

神よ、なぜ応えてくれないのですか?私はその答えを『沈黙』の中で雄弁に語り尽した。明かされる『沈黙』秘話。

役立たず署長、日本の空の玄関を守ります! 成田空港でGS(グランドスタッフ=空港業務スタッフ)として働く咲良は人気の芸人の帰国を知り、芸能人を間近で見れることにワクワクする。

明日、会社がなくなる。 最後に残った二億円、俺がもらってもいいはずだ。

「圧巻の読み応えにページをめくる手が止まらない。

昌幸、信之、幸村の真田父子と、徳川家康、織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永らの思惑が交錯する大坂の陣――男たちの陰影が鮮やかに照らし出されるミステリアスな戦国万華鏡。

藩費留学生として渡米した島津啓次郎は、はじめて耳にした黒人霊歌に胸を打たれる。

領主の使命は民の幸せをはかるにあり。

金か、命か、誇りか。 刀を握る理由は、何だ。

問題を起こし家裁に送られてきた少年を一定期間預かる制度ーー補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。

数百年先に帰ってくるかもしれない。懐かしい、この浜辺に―ー。

片時も眠らない梟(ふくろう)VS人並外れた嗅覚を持つ狗(いぬ)。

塚原卜伝に始まる鹿島新当流兵法、その奥義「一の太刀」の伝承者・松軒を父に持つ、雲林院弥四郎。

人を欺けば謀(たばか)られ、人を信じれば殺される。木曾谷(きそだに)の治世をめぐり反目する木曾家当主の義昌と弟の義豊。

本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。

情報戦を勝ち抜き、戦国の世を生き延びろ! 臨場感MAXの戦国時代小説 天下の簒奪を企む徳川家康は、豊臣家を滅ぼすべく大坂城攻略に乗り出した。

前代未聞「二児同時誘拐」の真相に至る「虚実」の迷宮！真実を追求する記者、現実を描写する画家。

1944年、ナチス体制下のドイツ。

戦だけが闘いの場じゃない。命と矜持を賭けた任務への挑戦が今、始まる。

震災さえなければ、この人生は違ったのだろうか？　大震災直後に殺人を犯し、死刑を覚悟しながらもある人物を探すため姿を消した青年。

小間物問屋『遠野屋』の主清之介は、生国嵯波の紅花産業に莫大な金を注ぎ込んできた。その紅餅を積んだ船が突然消えた。

「奴に城を取らせる。そして俺は国を取る。

現在最も注目を浴びる気鋭の歴史小説家が描く織田家をとりまく異色の人々、毛利新助、原田直政、津田信澄、彌介など。

エリートコースの販売課長が社員旅行の晩に行方不明となり、惨殺死体で発見された。

戊辰戦争のただ中、侍殺しの罪で捕まった駕籠かき人足の政(まさ)は、薩長率いる「官軍」から砦を守るよう命じられる。

最後にして最高のガソリン車を造れ! EV(電気自動車)全盛の時代が目前に迫っていた。

『ループ・オブ・ザ・コード」の著者が紡ぐ、未体験ゾーン突入の歴史ハードボイルド超大作。

暗殺と裏切りの三十年を駆け抜けた「名将 太田道灌」 東国の諸葛孔明と呼ぶにふさわしき漢【おとこ】ここにあり! 応仁の乱に先駆けること十三年、 鎌倉公方が関東管領を殺害。