明智小五郎、最後の事件。

耽美的なエロティシズムが光る! 事件発生順に並べた人気コレクション 戦後編第2弾 実業家の大河原の秘書となった武彦青年は、美貌の由美子夫人に恋心を抱く。

最大のライバル怪人二十面相の正体が遂に明らかに──! 事件発生順に並べた画期的なコレクション 戦後編第3弾 ある夕がた、少年探偵団の井上と野呂は、洋服を着てステッキをつく怪しげな骸骨顔の紳士に遭遇する。

展覧会場から、はたまた侯爵邸から、まんまと目当ての品物を盗み出す怪人が出没した。

ある春の夕暮、曲角に奇妙な印を書き残す老人が向う先には一軒の洋館。そこに捕らわれていたのは、手足を縛られた美少女だった。

D坂の古本屋の細君が殺された!その死体には生傷がたくさんあった!D坂のカフェー白梅軒で知り合いになったわたしと明智小五郎は、犯人さがしに懸命になった。

見るも無残に顔が潰れた死体、変転してゆく事件像(『石榴』)。

日本における本格探偵小説を確立したばかりではなく、恐怖小説とでも呼ぶべき芸術小説をも創り出した乱歩の初期を代表する傑作9編を収める。

ロンドンの富豪マギル卿は、息子の経営するベルファストの紡績工場へ行くと称して邸を出たまま消息をたってしまった。

外務省書記官夫人である佳子は、美しく才能豊かな女流作家としても知られていた。そんな佳子の元へある日長文の手紙が届く。

夜の町で出会った若い女の異常な

『江戸川乱歩全集』は昭和三十六年十月十日~昭和三十八年七月二十日発行の桃源社版全集全十八巻を、外函と外カバーを付して限定覆刻したものです。

時子の夫は、奇跡的に命が助かった元軍人。

探偵や刑事でなく、犯人の側から犯罪を描いた倒叙ミステリー。

幼い女子を次々と拐す「黒い魔物」が、団員・篠崎始の妹と小林少年を拉致。

其処では、将(まさ)に着目すべき事件が起りつつあった――上野駅の地下食堂で警視庁捜査一課長・加賀美敬介が偶然すり替えを目撃したトランクの中身は、驚くべきことに犯人の手によって警視庁の加賀美に宛てて送られてきたのだ。

密室状態での恋人の死に始まり、その調査を依頼した素人探偵まで、衆人環視のもとで殺された蓑浦は、彼に不思議な友情を捧げる親友諸戸とともに、事件の真相を追って南紀の孤島へ向かうことになった。

弁護士、ロス市警の刑事、プロボクサー、映画女優…完全犯罪を企てる犯人とトリックを暴くコロンボの対決。

密室に忍び込み、煙のように姿を消す―― 悪魔的トリックで天才・明智小五郎と小林少年を翻弄する魔人の正体は。

推理小説とは何か？　そしてその作法とは？ 日常的な発想法のヒント、創作メモの取り方、プロット作り、ストーリイの構成……鮎川哲也とともに戦後の本格ミステリシーンを支えた巨匠による、超実践的創作指南。

町はずれのこわれたレンガの建物に、一人の紳士がはいっていった。

あらすじ 郷田三郎は引っ越したばかりの下宿で、偶然、屋根裏への入口を見つける。

社交界の花形で、腕に黒いトカゲの刺青をしたその女は、実は「黒トカゲ」と呼ばれる暗黒街の女王、恐るべき女賊であった。

妖艶な美貌と大胆なふるまいで暗黒街の女王として君臨する「黒蜥蜴」。

珠玉の推理短編を年代順に集成し、一九六〇年初版で以来版を重ね現在に至る『世界短編傑作集』を全面リニューアル！　第四巻にはコッブ「信・望・愛」、ノックス「密室の行者」、バーク「オッターモール氏の手」、ハメット「スペードという男」、ダンセイニ「

売れないもの書きの廣介は、極貧生活ながら、独特の理想郷を夢想し続けていた。

美術商・稲垣平造が女事務員募集の広告を出した。その広告にひかれて稲垣のもとを訪れた里見芳枝は、その日から消息を絶った。

大正末期、大震災直後の東京にひとりの異才が登場、卓抜な着想、緻密な構成、巧みな語り口で読者をひきこむ優れた短篇を次々と発表していった。

欧米では、世界の短編推理小説の傑作集を編纂する試みが、しばしば行われている。

魚津へ蜃気楼を観に行った帰りの汽車の中、二等車内には「私」ともう一人、古臭い紳士の格好をした60歳とも40歳ともつかぬ男しかいなかった。

オープンカーが車輪を石畳の外へと踏み外し、乗せられていた石膏像が投げ出された。

築地に奇妙な西洋館が建っていた。正方形の敷地を対角線で半分に割り、建物も中央のエレベーターを境に分割されている。

大川を生首が流れ、その首をのせた板には「獄門舟」と書かれていた。

何度つかまっても牢をぬけだす怪人二十面相。今度は名前を「四十面相」とあらため、どうどうと脱獄を宣言した。

銀座の空に突然あらわれた銀色に光る空とぶ円盤。その後、次々と報告されるはねのある大トカゲの目撃談。

珠玉の推理短編を年代順に集成し、1960年初版で以来版を重ね現在に至る『世界短編傑作集』を全面リニューアル! 第3巻にはフィルポッツ「三死人」、クリスティ「夜鶯荘」、ワイルド「堕天使の冒険」、ユーステス「茶の葉」、ウイン「キプロスの蜂」、ロバーツ「イギリス

遠藤教授の謎の発明品を巡って怪ロボット・電人Mと名探偵明智小五郎の激しい推理合戦が始まった。

またしても、四十面相が送りつけてきた挑戦状。ねらわれたのはレンブラントの油絵。

妖美幻想の世界を描く巨匠・江戸川乱歩の代表的名作! 名古屋市のある資産家の次男、青木愛之助は猟奇の徒であった。

欧米では、世界の短編推理小説の傑作集を編纂する試みが、しばしば行われている。

短編は推理小説の粋である。その中から珠玉の傑作を年代順に集成したアンソロジー。

グラスが二つ載ったテーブルを挾み、対峙する二人の男。夏の末以来、塩の湯A旅館に居つづけの湯治客だ。

悪魔の子と白鳥の騎士との虚々実々の戦い!巨匠・江戸川乱歩が練りに練った物語のおもしろさを十二分に発揮した傑作怪奇長編!親子二代にわたる因果物語の結末は?明治の末、台湾航路の客船・宮古丸が沈没し、有明友定男爵と親友の大曽根五郎、家扶の久留須左門の3人は果てし

「君にみせたいものがあるんだ。」まちかどの老人に呼びとめられて、小林少年はカラクリ箱をのぞきこんだ。

少年探偵団の仲よしコンビ、井上君とノロちゃん。

夜の闇を切りさくかのように、屋根から屋根を走る金色の大きな影。

黒い森の中の西洋館。

『算盤が恋を語る話』につづいて、大正十四年七月から十五年十月にかけて発表された十編「百面相役者」「一人二役」「疑惑」「接吻」「踊る一寸法師」「覆面の舞踏者」「灰神楽」「モノグラム」「人でなしの恋」「木馬は廻る」を収録、短編作家時代の掉尾を飾る作品集である。

デパートの宝石博覧会から、真珠の美術品を持ちだしたどろぼうは、アドバルーンにつかまって大空へ。

古代研究所の博士が、世界にたった一つしかないといわれるエジプトの巻き物を手に入れた。

少年探偵団員からスリの疑いをかけられた玉村銀一君。身に覚えのないその悪事は、実は自分にそっくりの偽者が働いていた。