東京から深澤が転校してきて、何もかもおかしくなった。

「ここで始めたい、もう一度」。星がつないだ、心ふるえる大人の青春物語。

はぐれ研究者たちの情熱溢れる理系エンタメ小説! 「津波監視システムの実現に手を貸して欲しい」――。

貧乏大学院生で人見知りの律は、留学費用を稼ぐため、不本意ながら成金令嬢・理緒の家庭教師をすることに。

東京・新宿にある都立高校の定時制。 そこにはさまざまな事情を抱えた生徒たちが通っていた。

“本の町”読長町に住み、書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。

国立自然史博物館に預けられていた「呪いのルビー」が狙われた。

「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。

大学院生の町村と指導教員の宇賀神は、ニセ科学批判の急先鋒・蓮見教授にある事実を知らされる。

逆境にもめげず簡単ではない現実に立ち向かい非日常的な出来事に巻き込まれながらもアンハッピーな展開を乗り越え僕たちは逆転する!無上の短編5編(書き下ろし3編)を収録。

５２ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。

東京を壊滅寸前まで追いやった大震災から4年後、息子を喪った刑事くずれのヤクザ巽丑寅は、不思議な魅力を持った少年、丈太と出会う。

天気予報が大嫌いな気象予報士・菜村蝶子と幼なじみの探偵・右田夏生の元に舞い込んでくるささやかな、でも奇妙な依頼の数々。

学長選挙が迫る地方国立大に現れた型破りな准教授・袋井。

高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。

この先に「月に一番近い場所」があるんです――。

町田そのこ 2021年本屋大賞受賞後第1作目は、すれ違う母と娘の物語。 小学1年の時の夏休み、母と二人で旅をした。

「お探し物は、本ですか？仕事ですか？人生ですか？」。仕事や人生に行き詰まりを感じている５人が訪れた、町の小さな図書室。

結婚、仕事、親の介護、全部やらなきゃダメですか 共感と絶賛の声続々! あたたかなエールが届く共感度100%小説! 東京で働いていた32歳の都は実家に戻り、地元のモールで店員として働き始めるが…。

人類史を変える謎。究明は、一人の天才に託された。

数百年先に帰ってくるかもしれない。懐かしい、この浜辺に―ー。

平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、元不倫相手を見返したい料理研究家…きっかけはほんの些細な秘密だった。

一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。

店を開くも失敗、交通事故死した調理師だった父。女手ひとつ、学食で働きながら東京の私大に進ませてくれた母。

昭和29年、大阪城付近で政治家秘書が 頭に麻袋を巻かれた刺殺体となって見つかる。

「君の選択肢に『No』はない。

メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画」。日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく。

成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。

川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。

本屋大賞ノミネート作、待望の文庫化！ 宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。

長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家。

かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを問いかける短編集。

亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。

「できることが目的じゃないよ。

少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇。

舞台はなんと女子刑務所! 「後悔病棟」「希望病棟」に続くシリーズ第三弾! 神田川病院の“金髪女医”太田香織と看護師・松坂マリ江は、ひょんなことから女子刑務所に派遣される。

壮絶な過去をもつ元スパイに託された仕事は、 腐敗した街をさらに腐敗させること――。

夫婦、親子、姉弟、先輩と後輩、知り合うはずのなかった他人ー書下しし掌編を加えた、七つの「小さな世界」。

78万年ぶりに地磁気が急減衰、地球は強烈な宇宙放射線にさらされ始める。

妻を救うため、絵師は〈京の闇〉に踏み込んだ――。 異界が見える絵師土佐光信は、ある夜、都の空に不気味なひび割れを見た。

――ほんの数回会った彼女が、人生の全部だった―― 古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。

40歳目前、文芸誌の副編集長をしている“わたし”。

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。

1945年7月、ナチス・ドイツの敗戦で米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。

あの日、あんなことをしなければ…。心ならずも親友を裏切ってしまった中学生さくら。

「誰の心にも淀みはある。

築21年の三階建て一軒家を購入し、一階部分を店舗用に改築。

直木賞作家が５年間苦しみ抜いて到達した祈り。再生と救済の長篇小説。

「小国ナスミ、享年43。」宿り、去って、やがてまたやって来る―感動と祝福の物語。

小学生の百音と統理はふたり暮らし。朝になると同じマンションに住む路有が遊びにきて、三人でご飯を食べる。

理系女（リケジョ）で悪かったわね！（律）教授、わたし、ついてゆきます！！（理緒）…ヘンクツ大学院生と前向き小学生、理科乙女二人が難事件に挑む!?

「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」日本からの密偵に帯同し、通訳として満洲に渡った細川。

「俺は突然わけもわからないうちに何もかもを失って、一人になった！」不遇な半生を送ってきた男がようやく手にした、家族というささやかな幸福。

英国留学中のリセは、十九世紀に建てられた「ブラックローズハウス」でのパーティーに招かれる。

幸せという花は、どんな場所にも咲かせることができる、と信じて――。 認知症の祖母と向き合う家族と庭の、「再生」の物語。

昼間は常に眠そうで機嫌の悪いピカレスク・ヒーロー、袋井准教授あらわる！ 学長選挙の迫る地方国立大学に新たに赴任してきた袋井准教授。