仕事と結婚に失敗した中年男・荒井尚人。今の恋人にも半ば心を閉ざしているが、やがて唯一つの技能を活かして手話通訳士となる。

『龍の耳を君に』の事件を経て、みゆきと再婚した荒井。

埼玉県警の何森(いずもり)は、昔気質の一匹狼の刑事である。仕事一筋ながら協調性はなく、県内の警察署を転々としていた。

コロナ禍の2020年春、手話通訳士の荒井の家庭も様々な影響を被っていた。

『デフ・ヴォイス~法廷の手話通訳士』で話題をさらった丸山正樹氏、初めての児童書。

世界最古で最大の大英博物館。

ベトナム人技能実習生が派遣先の上司を刺して行方をくらました。

大学の同級生だった麻矢、璃子、友梨香。三人はよく飲みに集まっては夫の愚痴を口にし、日頃の鬱憤を晴らしていた。

事故で重度の障害を負った妻(49)を自宅で介護している「わたし」(50)。

遺品博物館は、その名の通り遺品を収蔵する博物館です。古今東西、様々な遺品を収集しております。

半年後までに、邪魔なものはみんな“片付ける"――。

猟区管理官ジョー・ピケットの知人、ブッチが失踪。彼の所有地からは2人の男の射殺体が発見されていた。

相ついで起った五つの難事件に立ち向う田沢軍平クンは、どんぐりまなこに分厚いめがね、早くも薄くなりかけた髪とたまりにたまったアパート代を気にしながらモッサリと登場!?しかしこの軍平クン、モデル・女医・人妻から薄幸のホステス・不良少女にまでなぜかモテモテで―人

ロンドンで見つかった鶴屋南北の未発表作品をめぐる不可解な見立ての連続死、そして「南北の作品」自体に秘められた謎。

大阪で鷹匠として働く夏目代助。ある日彼の元に訃報が届く。

平穏だった家族が少年事件によって崩れていくさまを描く心理サスペンス。

自転車で蛇行運転をしていた青年が、警察官に捕まり、取り押さえられているときに死亡した。

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。

14歳の少年Aによる20年前の女児殺害事件。その残酷な犯行映像が闇売買された。

フランス有数の頭脳、スタンガースン博士の住まうグランディエ城の離れで、惨劇は起きた。

帰省時に小学校の同窓会に参加した井森建は、研究の疲れから会食の場で気絶してしまい、夢の中で〈蜥蜴のビル〉となって、ネヴァーランドという子供と妖精と海賊の棲むおとぎの国に紛れ込んでしまう。

神奈川県川崎市で、14歳の女子中学生・冬野ネガが、同級生の春日井のぞみを殺害した容疑で逮捕された。

由美子たち四人には、強烈な同級生がいた。正義だけで動く女・範子だ。

7月1日東京・杉並。小学校の校門に男児の切断された頭部が置かれていた。

金に拘る姿勢から「ゼニバ」と呼ばれる代理人善場。

流れ歩く村(ヤイケㇱテコタン)に伝わる鬼の婚礼、変身婚(ヤイカラ・ウコㇾ)とは――。

ある大雨の夜、冴えない中年男・戸沼暁男が刺殺された。

大阪郊外の巨大団地で育った小学生の友梨(ゆり)はある時、かつての親友・里子(さとこ)が無邪気に語っていた言葉の意味に気付き、衝撃を受ける。

NPO法人「子供の家」の代表で、虐待・差別・体罰・貧困といった子供の人権救済活動に関わっている河原はある日、SNS上で〈このままだとあたし おばあちゃんころしちゃうかも〉【NAGOYA JK】というヤングケアラーと思しき書き込みを見つける。

大森康介は新米介護士。特別養護老人ホーム「まほろば園」で働き始めたものの、便臭にはまだ慣れることができない。

第52回メフィスト賞受賞作 ある夕方、保育園から榎本千夏子に一本の電話が入った。

家庭裁判所調査官の仕事は、少年事件や離婚問題の背景を調査し、解決に導くこと。

「引きこもり」作家として活躍する石田水瀬と幼馴染の徳川大樹。

消息不明の大物映画人を捜し出し、不可能と思われたインタビューを成功させる――〈人捜しの神部〉の異名を取る女性編集者・神部実花は、上司からの無理難題、読者からの要望に振り回されつつ、持てるノウハウを駆使して今日も奔走する。

【本屋大賞翻訳小説部門第1位】弁護士の著者が現実の事件に材を得て、異様な罪を犯した人間たちの哀しさ、愛おしさを描いた連作短篇集。

白昼、老人が渋谷のスクランブル交差点で何もない空を指さして絶命した。正光秀雄96歳。

北関東の小さな集落で、家々の壁に描かれた、子供の落書きのような奇妙な絵。

コーヒーを片手に読みたい、喫茶店にまつわるショートショート・アンソロジー。

主人公の少年が住む町では、三年連続で同じ日に自殺者が出たため「十一月六日の呪い」と噂されていた。

「マリア様が、家に帰るのはいつか」?謎のメッセージを残して兄は自殺した。

今から100年前、殺人は悪だった。10人産んだら、1人殺せる。

国の規制が増し監視ドローン飛び交う息苦しい社会で、負けじとタフに生きる母・姉・弟の入谷ファミリー。

毎日が黄金に輝いていた12歳の夏、少年は川辺の流木に奇妙な印を残して忽然と姿を消した。

一九八五年、上野の職安で出会った葉子と希美。互いに後ろ暗い過去を秘めながら、友情を深めてゆく。

京都でテーラーを営む曽根俊也。自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、幼いころの自分の声が。

白昼の駅前広場で4人が刺殺される通り魔事件が発生。

ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと―。

大阪地検一級検事の不破俊太郎はどんな圧力にも屈せず、微塵も表情を変えないことから、陰で<能面>と呼ばれている。

父親が突然亡くなり、山形の山あいの集落に引っ越した小学校6年生の高橋みのり。

県警内部、全員敵!? 千葉県警の警察官が殺された。

平凡な家庭で育った小学生の圭輔は、ある不幸な事故をきっかけに、遠縁で同学年の達也と暮らすことに。

プロ野球投手として活躍していた倉沢修介は、試合中の死球事故が原因で現役を引退した。

尾木遼平、46歳、元刑事。

匿名生徒による自警団「ガーディアン」が治安を守る中学校に赴任した秋葉は、問題が少なく安堵する。

謎解きを通し〈古典部〉メンバーの新たな一面と出会う、シリーズ最新刊! 奉太郎が省エネ主義になったきっかけ、摩耶花が漫画研究会を辞める決心をした事件、えるが合唱祭前に行方不明になったわけ……。

誰もが口を揃えて「人格者」だと言う、仙台市の福祉保険事務所課長・三雲忠勝が、身体を拘束された餓死死体で発見された。