3基の原発が立地し、原発マネーに依存する北海道・道南市。

台湾プロ野球で八百長に手を染め、罪から逃れるために殺しを重ねた加倉は、逃れ着いたイタリアで殺し以外なら仕事を選ばない何でも屋「暗手」として生きていた。

アイヌの木彫り作家と孫娘の家に男が訪ねてきた。穏やかな日常と消せない過去。

父親を病でうしない、母親との確執を抱えた女子中学生の雨音（あまね）は不登校になり、山岳写真家の伯父・道夫のもとに身を寄せた。

警視庁公安部の「アンタッチャブル」と、捜査一課の「落ちこぼれ」コンビが巨 大テロの脅威に挑む。

救われるのは、信じる者か、信じぬ者か。霊山・御嶽の麓の町で、悲惨極まりない人生を送ってきた少年、潤。

辞令がなければ、函館に戻るつもりなどなかった。刑事田原稔は、正式な函館西署着任の前日、殺人事件発生の報を受ける。

時は七世紀末。先の大王から疎まれ、不遇の時を過ごした藤原不比等。

新宿・アンダーグラウンドを克明に描いた気鋭のデビュー作!おれは誰も信じない。女も、同胞も、親さえも…。

「女は穴だ」なんて俺は本当に馬鹿だった。魂の兄弟、そして夢の女と健気なガキ。

株式公開を目指せ、その後で株を売れ。かつての地上げと同じ方程式がそこにある―。

原点であり新境地。馳星周版『フランダースの犬』 共に悲劇的な運命を背負った青年と少女が、函館・大沼の地で出会う。

かつては神宮球場のヒーロー、プロ野球の世界ではノーヒットノーランを達成。

「ぼくはゴールデン街が好きで、嫌いだ」 「日本冒険小説協会公認酒場」と銘打ったバー〈マーロウ〉のアルバイト坂本は、本好きが集まるこの店でカウンターに立つ日々を送っていた。

新宿の暴力団・東明会の金を持ち逃げした男が、軽井沢に潜伏。金額は五億。

甲府市内の宝石店が強盗グループに襲撃された。

南アルプス北岳に至る三つの林道で崩落事故が発生、一帯は陸の孤島になった。

警察×政治家×カルト教団! 上下約1600ページ、著者畢竟の大作! “カリスマ教祖”十文字源皇率いる〈真マントラ言の法〉。

日本第2位の高峰、北岳を舞台に山岳救助隊と山岳救助犬が駆ける！ 北岳にある白根御池小屋。

ある日、作家の「私」に接触してきた真野と名乗る正体不明の男。彼が語る内容を小説にして欲しいと言うが。

登山者の闇を松本清張、新田次郎、加藤薫、森村誠一が描き出す。

ずっと一緒にいられなくて、ごめん──。 犬と人間を巡る、情感あふれる7つの物語。

下町の居酒屋にかかってきた1本の電話―。

“幻の名峰”として人気の新羅山。その日も登山客で賑わうなか突如、群発地震が襲う。

2022年、雪と氷に閉ざされた北方領土の離島。

南アルプス山岳救助隊の新人隊員・星野夏実は、相棒の救助犬、ボーダーコリー=メイとともに、北岳にある現地警備派出所に着任した。

恋人の命を奪ったK2。男は過去に立ち向かうため、この山へ還ってきた。

新田隆弘は鬱屈をため込んでいた。かつては渋谷で伝説のチームと言われた“金狼”の元メンバーも、今ではヤクザの下っ端。

施政権返還直前の沖縄、那覇。

世界のクライマーから「ホワイト・タワー」と呼ばれ、恐れられた山がある。

“公安のアンタッチャブル”椿は、代々高級官僚を輩出する名家のスーパーエリート。

装蹄師の平野敬は北海道の浦河で養老牧場を営んでいる。

1971年。スペインとフランスの国境地帯バスク。

超大型台風が上陸し、気象庁の田久保は進路分析や避難勧告を出すために奔走。

北朝鮮不正送金疑惑、スポーツジム襲撃事件―不審な動きが目立つ宗教団体クルパジャ。

六本木のディスコで黒服のバイトをしながら満ち足りぬ日々を送っていた彰洋は、偶然出会った幼馴染の麻美に不動産屋の美千隆を紹介される。

清涼な山中で行うトレイルラン。人気のスポーツに没頭する青年は山に潜む危険をまだ知らなかった―「ランナーズハイ」。

風間健介は急逝した父の遺志を継ぎ、広告カメラマンから山岳写真家へと転身した。

誰もが口を揃えて「人格者」だと言う、仙台市の福祉保険事務所課長・三雲忠勝が、身体を拘束された餓死死体で発見された。

橋岡恒彦は「名簿屋」の高城に雇われていた。名簿屋とは電話詐欺の標的リストを作る裏稼業だ。

最強のクライマーとの呼び声も高い山野井泰史。

警視庁捜査一課の“お荷物"刑事・志麻由子は、張り込み中に首を絞められる。

捨てたはずの故郷に戻り、父が大金を持っているとの噂に踊らされた男。呆けて我がまま放題の母と猫の世話に煮詰まっていく女。

雪崩で死亡した兄の遺品を整理するうち、増田直志はザイルに施された細工に気づく。死因は事故か、それとも―。

警察小説ナンバーワンヒット! 姫川玲子シリーズ 二十年前の少女失踪事件は、何を引き起こしたのか!? 俺は決してあきらめない きっと彼女を捜し出す! 東京葛飾区のマンションで女子大生が殺害された。

東京・杉並区で起こった連続愛犬殺害事件。殺された犬はすべてシェパード。

一九七九年の山口県岩国市―警察を辞めた椎名高志のもとに、刀根奈津子の自殺の報が届いた。

捜査一課の一ノ瀬拓真は、異動してきたばかりの係長・大城に苦手意識を抱いている。

歌舞伎町の中国黒社会で生きる武基裕。彼は残留孤児二世として中国から日本へやってきた。

とある理由から警察を退職し、探偵業で糊口をしのぐ日々を送っていた元刑事・徳永のもとに、かつての上司で今や警視監の井口から、失踪した愛娘の捜索依頼が舞い込む。

一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。

北海道浦河町で生産牧場を営む三上収、三上徹の親子。

大阪地検一級検事の不破俊太郎はどんな圧力にも屈せず、微塵も表情を変えないことから、陰で<能面>と呼ばれている。

情報こそが金を生む時代が、すぐそこに迫る1983年東京。

「待たんかい。

新宿の街に巣くう毒虫どもを仕置きするという「歌舞伎町セブン」。その彼らの元に舞い込む依頼とは……。