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蒼き山嶺
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蒼き山嶺の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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「孤高の人」読了後、山岳小説を読み漁りたくて、たまたま見つけた。 ハードボイルド裏社会系か犬のイメージしかなかったので、馳星周が山の本書いてるって知らなかったし、2冊連続同じ作家(新田次郎)を読む前に、1冊別な人のを挟んでもいいかなと思って。 小説としては、常に展開があるので、読み進めるのに問題はなかったけど、いきなりするっと登場人物の一人が北朝鮮のスパイであることが明かされ、それに対してさして逡巡するでもなくその事実が受け入れられて話が進んで行くことに、創作感を感じてしまった。小説だから別にそれでいいのだけど。 あと、学生時代の仲間でお互い助け合って山登りをしたり、今も背負って目的地まで連れていってあげようとする相手がスパイだってなったら、頭ん中訳わかんなくてたじろがない?そこの葛藤がほぼ書かれてなかった。スパイ云々よりも友情や山屋の絆を描きたかったということかな。 若林の妹の存在や人となりなんかも出来過ぎてたり、他2人も含めて台詞が青臭いというか、綺麗事すぎるように感じてしまった。決して面白くないわけではないんだけど、読みながら、んなわけあるかよ、と冷めた自分がいたのは事実。映画化したら合いそうな気がする。 | ||||
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友情第一に、取り組む主人公に心打たれた山岳小説、 分水嶺依頼の面白さでした。 | ||||
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良い | ||||
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山屋の友情。迫力の山岳小説。 山岳部の仲間でライバルであった3人。主人公は元山岳救助隊のエースで山岳ガイドの得丸。公安の池谷。K2で遭難死した若林。山に魅入られた男たちの、ままならぬ現実。美しくも過酷な残雪期白馬連峰が舞台。過去をカットバックしつつ、ハラハラドキドキが緩急をつけて展開。 ラッセル、ビバーク、雪崩に山荘。白馬鑓温泉~白馬山荘~北アルプス~栂海新道。水作り、行動食に山屋の食事。気力と体力の限界まで振り絞り友との約束を果たそうとする主人公。切なくも希望のあるラストシーン。最後まで楽しめました。 | ||||
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山岳小説と山男の友情が立てへん良かったです | ||||
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10年くらい前にマンゴーレインに出会った。その後不夜城シリーズ等々を貪った。 今蒼き山嶺を読んでみた。派手なバイオレンスや目まぐるしい場面展開はなく、ひたすら静かな雪の深山にしんしんと物語が展開していく。 年を経て円熟した感じの作品だと思う。 | ||||
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1/2までなんとか読めたけど… | ||||
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作者が好き 主人公が馴染める 、とにかく、馳星周、ワールドに浸っていたくなる | ||||
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場所は白馬鑓(はくばやり)温泉付近。得丸は北アルプス北部地区の遭難対策協議会に勤めていた。この日、偶然にも大学の山岳部で一緒だった池谷と再会する。そして白馬岳までのガイド役を頼まれる。 得丸は長野県警の元警察官、池谷は警視庁で公安部にいる。実は、池谷は何者か(得丸は公安だと考えていた)に追われ、山を越えて日本海を目指していたのだ。白馬岳を目指すというのは嘘だった。それを知った得丸に銃を突きつけて言うことを聞かせる池谷。 しかし、池谷は途中で脚を捻挫してしまう。それでも予定通りに山を越えようとする池谷だった。だが怪我に加え、体力が衰えていて思うように進めない。 大学時代の登山情景と現在の2人の様子が交互に描かれる。 自分から山を取ったら何も残らないと自分に言う得丸。しかし、大学の山岳部には登山の才能を持った天才、若林がいて、得丸も池谷も最初からどれだけ努力しても彼には追いつけないと分かっていた。それでも負けを認められず、努力すればなんとかなると思い込む大学時代の2人だった。 現在に戻ると、まだ2人は思うように進めていない。そうこうしているうちに追っ手がやって来て……。 一筋縄ではいかない山岳冒険小説である。真相を知ると、とても感情移入できるような内容ではない。さすがにノワールの名手、馳星周というべきか。それでも、感動的な場面もあった。山を一緒に登った者にしか分からない行動が、想いが、この作品を貫いている。アクションシーンもあり、なかなかリアルで読み応えのある小説に仕上がっている。 | ||||
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普段から山に登っている人にとっては、やや説明がくどいようにも思うが、その分、情景が思い浮かび易く、人を選ばない作品 周りくどい伏線や複雑すぎる背後関係もなく、一気に読めました。 | ||||
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初期馳星周作品ではほとんどの登場人物が死んでしまうのだけど、 元山岳遭難救助隊員の本作の主人公は山では誰も死なせないという信念というか意地を持っている。 友人どころか自分を殺そうとする刺客まで助けようとする。 最初はその行動にイライラするが、次第に主人公の山屋としての意地に引き込まれる。 終盤、極限状態で日本海を目指す主人公は圧巻で面白かった。 | ||||
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山岳ガイドをしている得丸が大学の山岳部同期の池谷と白馬岳で再会する。 得丸が、理由は不明だが、池谷が警察に追われていることを知る。公安刑事を警察が追う理由とは?そして池谷はどうしても山を越えるしかないのだと、得丸に銃を向けてきた。 久しぶりに作者の本を読みました。 山岳小説は好きで読みますが、今回はちょっとテンポが遅くてイライラしました。山登りの部分は冗長な感じでした。 テンポが遅い馳星周なんて、昔なら考えられませんでした。 そして意地だけで山を越える話を作者が書くとは思いませんでした。 | ||||
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馳星周のファンです。このころは山岳小説に凝っているようですが、サッカーもの、ノワールものなんでも面白いです。硬軟使い分けが、素晴らしく、犬の物語の文章の柔らかさに涙するときもありますが、この小説は、過去と現在を人間の「情」でつなぐ山岳小説です。 | ||||
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アマゾンではなくて図書館で。表紙の写真に呼ばれました。 白馬岳周辺を歩いたことがある人にとっては色々とイメージしやすく、ここにその設定を持ってきなですね!?と、ドキドキしながら読みました。 最近の山登りって、アルパインクライミング、フリークライミング、沢登り、山スキーなど多岐に渡りますが、登山家と呼ばれる人は相応なクライミング技術を持っている人が多いように思います。 だから、いくらしっかりした足取りで、息切れがなくても、それだけで、只者ではない、と判断するのは飛躍的な感じもしましたが。。人を背負う場面が多いですが、遭対協の方も人を背負って歩くことは体力を消耗するだけで、そんな無茶なことはしないような。。北アルプスは違うのでしょうか? そんなことを思いながらも、学生時代の山岳部の仲間との絆の描写など読みながら、懐かしく思いました。とにかく白馬岳から日本海まで歩きたくなります。 | ||||
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小説だから何でもありなのでしょうね。4月の栂海新道を成人男性を負ぶい、かつ装備、食料を担いで日本海まで行くというシチュエーション。その他ありえない部分が満載でしたが、固いこといわずに読めば結構楽しめて一気読みでした。 | ||||
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馳さんの長年のファンです。山岳小説が大好きで著名な方の小説を読み漁っていますが どの作家さんよりもリアルかつ強いアクセントがあり ひき込まれました。 ご本人が登られている事での説得力も 多分にあるかと思います。 ぜひ次回は犬と山を題材に! | ||||
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途中で読むのやめた。この作家は過去のヤクザものの長編は面白かったが最近の作品は寝た切れな感じ。ハードボイルドを期待したらいけません | ||||
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長野県警を退職し今は山岳ガイドの得丸は、残雪確認後の下山途中で、大学の山岳部の同期で今は警視庁公安部の刑事の池谷と出会い、白馬岳までのガイドを引き受ける。 女性も加わり、結局山越えを目指すことになった3人の、自然の猛威や謎の刺客との闘いは緊張感たっぷりです。山岳部の仲間との苦い思い出や友情もふんだんに盛り込まれ、何故山から遠ざかっていた池谷が今山を登るのかという理由も馳星周氏らしくて良いです。 ただ、物語の展開はほぼ予想の範囲内で物足りないかもしれませんが、その分シンプルでストレートな想いが伝わってきます。 | ||||
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山好きの人は特に面白いと思います。 作者のも山好きなんでしょうね。 | ||||
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そもそも何で山以外に逃げる道はなかったの?とか、起承転結の「起」に強引さを感じないわけではない。 でも、山と山屋の描写は引き込まれる。相方の素性が明らかになる「転」もイイ。その後の友情の蒼っぽさも不思議としらじらしさを感じない。本格的な登山を経験していなくても臨場感を感じられるところも不思議だ。 | ||||
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