ここ渋谷で“悪意"と戦っている――。行人が出会った制服姿の香砂はそう言った。

都筑台高校2年生にして弱小映研部長の遊佐渉は、気鋭の映像作家・真壁梓が夏休みに企画した撮影合宿に参加することに。

成績不振の写真部員設楽洋輔は、眉目秀麗で天才で変態の岡江和馬の勉強指導と引換えに、鳥好きの美少女愛香の盗撮を請け負う。

首都圏で発生した、地下建築での連続切り裂き魔事件。犯人も被害者の共通点も不明のまま、捜査は難航していた。

九月の朝、風ヶ丘図書館の開架エリアで死体が発見された。被害者は常連利用者の男子大学生。

少女はなぜ4階のこの教室から飛び降りなければならなかったのか?撮影不可能な映像はいつどうやって撮られたのか?タイムリミットは一晩。

「頼みがある。相撲を教えてくれないか?」神様がそう言った。

とある高校のバスケ部員椎名康は、屋上から転落した少女に出くわす。

警視庁分析捜査係の渡瀬敦子は男性の轢死事件を追っていた。男は生きたまま線路に横たえられて轢かれたという。

警視庁刑事部分析捜査三係の渡瀬敦子(わたせ・あつこ)は、小金井市・小平市・西東京市連続放火事件を追っていた。

「援交探偵」上木らいちの元に、名門企業の社長から「メイドとして雇いたい」という手紙が届く。

堂安誠人に双子の弟がいることを知る者は警視庁のごく一部。

栄養科学研究所に配属された千鳥(チドリ)は、言語学研の鳶(トビ)、考古学研の鶫(ツグミ)とともに、研究室で起きた殺人未遂事件を偶然目撃してしまう。

書店員は超多忙。

巨大な鉄骨を手に街を徘徊するアイドルの都市伝説、鋼人七瀬。

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。

春夏秋冬と不審死が発覚!四人の人物がいずれも“完全犯罪完全指南”という裏ファイルに従い、物的証拠を残さずに遺恨ある相手を殺害したのだ。

『消失グラデーション』の著者が放つ、探偵アクション&ミステリー! 元敏腕刑事の遊佐龍太が営む探偵事務所「ドラゴン・リサーチ」。

吸血鬼に人造人間、怪盗・人狼・切り裂き魔、そして名探偵。

瀬戸内の小島に、死体が次々と流れ着く。

ちょっとヘルシンキへ行くので留守を頼む―。そんな置き手紙を残し、御手洗潔は日本を去った。

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。

自殺する理由がない男女が、次々と飛び降りる屋上がある。

密室、容疑者全員アリバイ持ち―「不可能」犯罪を専門に捜査する巻き毛の男、御殿場倒理。

「私は君たちにゲームを挑む」 すべてのゲーマー&推理小説愛好家へ。

『○○○○○○○○殺人事件』で鮮烈デビューした「奇才」による待望のメフィスト賞受賞第1作!上木らいちは援交をする高校生で名探偵でもある。

トンネルの中に歪んだ女の顔が浮かび上がった!?聖央大学の超常現象研究サークル・通称ルーピーズは、幽霊の仕業かどうか調査を始める。

太平洋戦争後、北と南に分断された日本は、武蔵野新都心を経済と文化の中心に据え、再スタートを切っていた。

1944年6月6日、ノルマンディーが僕らの初陣だった。

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、 仮面の男・黒沼が所有する孤島での、 夏休み恒例のオフ会へ。

それは、「推理」でなく「検証」。

江戸時代のこと――。

必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。

国内篇2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。

十七歳年下の女性と結婚した助教授。妻が恐るべき運命を告白する…。

一九九一年四月。雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。

予測不能な神業トリックを暴くのは、犯罪資料館の美人館長・緋色冴子。驚愕の推理力で、助手の聡と難事件に挑む。

元銀幕の大スター・片桐大三郎(現芸能プロ社長)の趣味は、犯罪捜査に首を突っ込むこと。

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

学園の一角に建つ壁には日暮れると生徒たちの影が映った。そしてある宵、壁は映し出した、恐ろしい場面を……。

夏休みも中盤に突入し、風ヶ丘高校新聞部の面々は、「風ヶ丘タイムズ」の取材で市内の穴場水族館に繰り出した。

世界的に有名な京都・伏見稲荷大社の千本鳥居に吊された四人の遺体。

本邦初トリックに唖然！　「蛇の悪夢」は「地と天の密室」に関わりが？ミステリランキングを賑わす「らいちシリーズ」最強作！　援交する名探偵・上木らいちの「お客様」藍川刑事は「二匹の蛇」の夢を事あるごとに見続けてきた。

さあ、始めよう。“探偵殺し”を――。

いつもの憂鬱な朝、急に「サイキック探偵になる」と言いだした姉・芙二子に振り回される三紅。

あの夏、真賀田研究所でプログラマとして働いていた島田文子は、いくつかの職を経て、香港を拠点とする会社で職に就いていた。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

田舎の町役場に就職した都会育ちの新藤結子。やる気も地元愛もゼロの彼女に任されたのは、毒舌上司・伊達との広報紙作りだった。

デビュー後、編集部の要請で送られていた習作短篇3篇とデビュー当時の様子を友人に書き送った「ハサミ男の秘密の日記」を収録。

魔法の指輪で人の記憶を宝石にする青年・カギノ。彼は相棒とユイミとともに、ある宝石を求め「思い出泥棒」として活動している。

世田谷区祖師谷で起きた母子三人惨殺事件。被害者が地下アイドルだったこともあり、世間の大きな注目を集めていた。

交番連続放火事件、発生。が、犯人の目処は立たず。

「警視庁最悪の警部」が帰ってきた! 本格ミステリーの“お約束"をことごとく踏み荒らしてきた大癋見警部の、今度の獲物は芸術の世界──名画、名筆、名曲をめぐる事件に、今度はあの「芸術探偵」も参戦。

楽しい遊園地デートになるはずだった杏那と優。しかし二人は突如別々の世界に引き裂かれた。

火災調査官とは、火災の原因を調べる消防職員のことである。

一八九九年、ロンドンは大ニュースに沸いていた。怪盗アルセーヌ・ルパンがフォッグ邸の宝石を狙うという予告状を出したのだ。