3年前に警察を辞め、家族も離れて暮らす真志に、娘を誘拐したと匿名電話がある。

あの晩、あの電話に出ていたら。同級生の殺人容疑で十四歳の息子・翼が逮捕された。

天才的頭脳と、絶望的な孤独。授けられたのは、それだけだった。

「あなたはSNSについてどう思いますか?」街頭インタビューで否定的に答えた、平凡なサラリーマンの今光。

鏡ばかりの部屋で発見されたエリート医師の遺体。自殺とされたその死を、検事・志藤は他殺と疑う。

三年前に新宿で起きた傷害致死事件の容疑で内偵を進めていた男がマンションの一室で死体となって発見された。

警察の警察。元部下の監察を指令された警視庁人事一課の佐良が見た真実とは。

江東区で立て籠もり事件が発生した。

湊川地検の総務課長、伊勢雅行。地検の事実上トップである歴代次席検事の懐刀。

急行する捜査車両、轟く銃声。過去の事件が次々と連鎖し、驚愕のクライマックスへ!比類なき疾走感で描く緊迫の40時間。

城東署の強行犯係長・葛木が加わる殺人事件の捜査本部に、警視庁捜査一課からキャリア管理官の一人息子・俊史が着任した。

神奈川県警が劇場型捜査を展開した「バッドマン事件」から半年。 巻島史彦警視は、誘拐事件の捜査を任された。

十年前の死体遺棄事件を追っていた鷺沼が暴漢に刺された。

セレブからしか金を獲らない詐欺師・谷川涼一。〝ヒモ歴〟更新中だが喧嘩は負け知らずの松岡捷。

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに。

自らを落伍者と呼び、路上生活を続けていたろくでなしの青年グンは、謎の浮浪者タイゼンに出会う。

大型特殊詐欺犯罪の捜査資料が流出し、資料に記された逃亡中の詐欺犯たちが次々と変死する事件が起きた。

警視庁保安課の刑事・上月は中国語の通訳捜査官・城らとともに池袋の雑居ビルに家宅捜索に向かう。 容疑は入管法違反。

重傷を負いつつも病院から失踪した被害者、 高速道路を横断し轢かれた主婦の黒い噂、 事故の記憶がない轢き逃げ犯…… 警察捜査で見逃された7件の自動車事故の真相を 損害保険査定員・滋野隆幸が“現調(現場調査)”で暴く! 元損害保険会社勤務だからこそ描ける“リア

カメラマンの乾耕太郎は、幼馴染の美人占い師・深沢桜子に淡い恋心を抱いている。

仕事も恋愛も上手くいかない冴えないサラリーマンの貴生。

かつて乙霧村で、戸川稔という男によって一家五人惨殺事件が引き起こされた。

7月1日東京・杉並。小学校の校門に男児の切断された頭部が置かれていた。

ゴールデンウィーク明けの朝、出勤した警視庁捜査一課・碓氷警部補の元に、都内で起こった二件の自殺と二件の殺人の報が入る。

戸鹿野智貴、28歳。若きカリスマ経営者と言われる彼は、女と旅行に行った異国の地で、薬物密輸の疑いで逮捕される。

日本裏面史を「貫通」する公安警察小説! 昭和・平成の日本裏面史を「貫通」する公安警察小説! かつて田中角栄邸を警備していた警察官・砂田修作は、公安へと異動し、時代を賑わす数々の事件と関わっていくことになる。

農園を経営する砂田家の長男・謙太が誘拐された。

第12回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作。元副総理の孫が誘拐された。

警察のあきれた怠慢のせいでストーカー被害者は殺された!? 警察不祥事のスクープ記事。

警察庁本庁舎には、誰も立ち入ろうとしない部署がある。それは、情報分析支援第二室。

リベンジポルノの相談が大学院生の綾子から村野ら支援課に持ち込まれた。

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

銀座ホステス絞殺事件で、担当検事の江木秀哉は捜査に関しての疑問を刑事たちに呈したものの、彼の話に耳を傾けたのは高須刑事だけだった。

雨の夜の不動産業者殺し。強引な取調べで自白した青年は死刑判決を受け、自殺を遂げた。

消えた復興予算、2兆円。 震災を食い物にする奴らがいる――。

祖父と父が日々女を連れ込む、通称・たらしの家で育った庭師の雅雪は、二十歳の頃から十三年間、両親のいない少年・遼平の面倒を見続けている。

世界から弾き出されたことさえも、笑い飛ばして生き抜くんだ。 複雑な境遇にある子どもたちの大切な存在を奪った殺人事件。

完全黙秘の容疑者。その背景には何が? 後山の指令で、長く完全黙秘を続ける男を取り調べることになった大友。

謎の巨大獣に家畜が襲われる事件が発生、やがて被害は人間にも及ぶ。

原尞氏(作家)推薦! 「新聞記者、警察小説、愛読書――作家の経歴のすべてが実を結んだ」 事件を解決する、たとえ何人殺そうとも―― 若きキャリア警察官の正義と罪。

私の罪を裁いて欲しかったーー。 警察でも、裁判所でもなく、あなたの手で。

警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。

逼迫した戦況を一変させるという陸軍の軍事機密「カンナカムイ」をめぐり、 軍需工場の関係者が次々と毒殺される。

最後の最後まで結末が分からない、哀感漂う傑作推理小説! 東京の片隅、あるアパートの一室で身寄りのない男が死んだ。

警視庁人事一課、通称ヒトイチの若手監察係長・榎本博史は、警視庁内部の不正に昼夜目を光らせていた。

親友の父を殺した秀夫は、服役中に連絡を絶った最愛の人を捜していた。だが、伝手となる男の殺害現場に遭遇。

愛知県・小牧基地にある航空機動衛生隊。

資格を剝奪され路頭に迷っていた元プロボクサーの最上は、ある企業に拾われる。

服役中の男の告白――墨田区の不動産業者の強盗殺人事件は、意外なところから容疑者が浮かび上がった。

著名なミステリー作家、成宮彰一郎の妻、瑠美子が行方不明となった。

無表情で無反応。全てに無関心な殺し屋チャンスは、バスジャック事件に遭遇し一躍ヒーローになった。

元陸自のパイロット・新居見充は平成南海トラフ大地震で家族を亡くした喪失感とともに生きていた。

豪奢な一軒家で、執拗に切りつけられた惨殺体が見つかった。

凄惨な通り魔殺傷事件が起こった。青年が次々と人を襲い、男女二名を殺害し、ほか二名を傷つけた。

大地震発生直後、いわき市に打ち上げられた無数の車。

なぜ男は、１０人を殺害し、６人の女とともに集団自殺を遂げたのか。 一九八四年七月四日。