地検のS Sが泣いた日
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これまで著者を知らなかったことを恥じます。すごい筆力の作家であり、これまでの作品を探して読まなければ また新作も期待したい作家です。 | ||||
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「地検のS」というシリーズものだとも知らず、伊兼源太郎さんの作品も初めて読んだ者です。筆力のある作者でしたし、「S」の魅力も十分伝わるものでした。そういう収穫は確かにありました。 とはいえ、連作モノだとは知らずに手に取ったわけで、収録の5編を読み進めてもラストに行き着かないのは困りました。続きがあるのは仕方がないとしても、ある程度の収まりを期待するのは読者としての普通の要望でしょうから。映画でも人気シリーズのタイトルで、「続」や「続々」とついた時代もありました。それを知っている愛読者はいいですが、知らない者は中途半端な読後感になってしまうわけです。 最初に主な登場人物として14人が書かれていたのですが、これは必要ですね。各編とも伊勢雅行の関係者たちのサイドストーリーのような趣でした。周辺の人物をメインに書き込んであり、毎回視点の変化に戸惑うのと同時に、心情移入する人物が変わっていくことにも慣れませんでした。 また、人間関係が複雑になり、諜報モノの色彩を帯びてくると、誰が見方で誰が敵と通じているのかが読み取れなくなり、筆者の掌の上で弄ばれている気もしました。 巨悪と戦う地検事務官という珍しい設定ですから、警察モノや検察モノを読み飽きた当方としても新鮮な気分で読了できたのは事実です。満足と不満が交錯していくという珍しい体験をしたミステリでした。 | ||||
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地検の総務課長を務め、様々な業務を差配するさまと、四十代半ばにして真っ白な髪から、「白い主=シロヌシ」が転じて地検のSと呼ばれる検察小説がシリーズ化し、その第二弾。 前回同様、新聞記者、検察庁の検事、立会事務官、ライバルの法律事務所の職員など、様々な視点から物語が展開されていく。 話題の中心は、政権与党の民自党の次期与党総裁候補にかかるヤミ献金疑惑、いわゆるバッジ案件だが、その実態を巡る攻防や駆け引きは手に汗握る展開だった。今回は初めて湊川の皇后と呼ばれる議員の側近秘書が登場し、不正をめぐる攻防は激しさを増していく。 検察庁側にもスパイがいる可能性や、Sの協力者の行方など、今後も目が離せない。 第3弾も楽しみに待ちたい。 | ||||
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湊川地方検察庁の総務課長で「S」の異名を持つ伊勢雅行シリーズ第二弾。 収賄疑惑の大物国会議員を狙う検察庁と、それを隠滅しようとする議員側の攻防にはピリピリとした息詰まる緊張感が漂います。 物語も新聞の地味な街ネタから始まり、それを大型の政治汚職事件に繋げる巧みな展開で目が離せないです。また、「S」の周辺の新聞記者や検事、立合事務官の人間模様も読みどころです。 ただ物語が進むにつれ、検察小説から諜報小説の様相を呈していき、個人的にはこれ以上複雑になることの無いよう願うばかりです。 | ||||
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