見えざる網
- 処女作 (383)
- 横溝正史ミステリ大賞 (3)
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まずタイトルに惹かれて目を通した。 前半で続きが気になり、一気に読み終えてしまった。 これまでも述べられている通り、後半首を捻るような部分もあったが、全体としては良作であるようにおもわれる。 「見えざる網」誰にでも読め、すぐにインターネットを想起させるこのタイトルは秀逸であった。 | ||||
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SNSという現代社会の流行をテーマにしながらも、今ひとつ煮え切らないままに結末を迎えたミステリー。これで第33回横溝正史ミステリ大賞受賞作とは、驚くばかり。 街頭インタビューでSNSに否定的な意見を述べたサラリーマンの今光は何者かに命を狙われる。 ハードボイルドのような匂いをさせながら、ホラーのような雰囲気も少し漂わせ、はたまた社会派ミステリーのような描写もあるのだが、結局は立ち位置が曖昧な作品だった。せっかく登場させた今光の同級生の女性刑事の千春の活躍も無く、何故か平凡なサラリーマンの今光が少林寺拳法の達人だったりと、付け足し、継接ぎで、話を膨らませつつも、消化不良のままに終わる。 | ||||
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新たな犯罪手法の確実性はともかく、現代ではこの様な事も可能なのだな、と少し恐ろしくなります。 狙われる心当たりのない主人公が高校の同級生だった女刑事と共に、その謎の解明のために巨大ネット企業に立ち向かう、というのは良いと思うですが、結局明らかになった真相には今一つしっくりこない。 ミステリーの面白さよりも物語最後の主人公と犯人との会話が、作者が描きたいことだったのかな、と思いました。 SNSの怖さが十分感じられ、そこにどんな真相があるのか期待もしただけに読後感はやや残念でした。 | ||||
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売れないだろうと思わせる本である。 まず、タイトルが悪い。 たぶん多くの人には「網」という字が読めない。「あみ」?「つな」? いずれにしても単体では使わない漢字だ。 そして、意味が分からない。ミステリー? 「網」とはネットワーク、インターネットのことらしい。中国ではこれを「網」と書くが、日本ではネットのことを「網」とは表記しない。 原題は「アンフォゲッタブル」だったという。これも意味の分からないタイトルだ。 タイトルは商品名。作家はここにすべてをかけるべきだ。 タイトルもまともに考えられない作家にろくな作品が書けるわけはないと思って、内容を読んだら、まあそこまでひどくはなかったが、せめてもう少し文章修行をしてから発表してほしかった。 | ||||
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かつて『伝説』シリーズで人気を博したエンターテインメント作家の名前をもじれば、こういうタイトルになります。巻末の選評で全選考委員が口をそろえて指摘されている通り、前半部分はミステリアスでサスペンスに満ち、わくわく感はいやがうえにも昂揚する。が、中学時代のいじめなどの回想が織り込まれつつ、次第に物語のスケルトンとストリームが明らかになるにつれて、わくわく感はやれやれ感に失墜する。後半はもうなんとか一応読み通しておこうという義務感だけだった。こういう読書はつらい。選考委員の一人、坂東眞砂子氏が評しているように、後半をそのままの勢いでまったく異なる展開にすれば、そして、鼻につく冗長な人生訓がごとき、あるいは安物テレビドラマがごとき要素を一切捨象してストーリーテラーに徹していれば、ずいぶんと面白い作品になっただろうに。作者はまだ本年35歳ということだから、今後の大化けに期待しましょう。 | ||||
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