天才建築家・十文字和臣の突然の死から半年が過ぎ、未亡人の意向により死の舞台となった異形の別荘に再び事件関係者が集められたとき、新たに連続殺人が勃発する。

テニスコートで、ナイフで刺された男の死体が発見された。コートには内側から鍵が掛かり、周囲には高さ四メートルの金網が。

『招き寿司』チェーン社長・豪徳寺豊蔵が破格の金額で探偵・鵜飼杜夫に愛猫の捜索を依頼した。

しがない貧乏学生・戸村流平にとって、その日は厄日そのものだった。

不倫調査のため、使用人を装い山奥の邸に潜入した私立探偵・鵜飼杜夫。

東京湾に浮かぶ月島。ぼくらは今日も自転車で、風よりも早くこの街を駆け抜ける。

出会いは運命だった。17も年下の彼に、こんなにも惹かれてゆく―。

お姉ちゃんが死んだ。誰からも愛された人。

人生の半分が終わってしまった。それも、いいほうの半分が。

凄絶な幼少期を過ごしながらも、コロンビア・マフィアのボスにまで上りつめた日系二世のリキ・コバヤシ・ガルシア。

故郷を捨て、過去を消し、ひたすら悪事を働いてきた日系ブラジル人の高木耕一は、コロンビア人の出稼ぎ売春婦DDと出逢う。

渋谷を根城にファイトパーティーを主宰し、トップにのし上がったストリートギャング雅。

死せる禿鷹、生きるキャリアを走らす!史上最悪の悪徳警官が、死を賭して守った署内裏帳簿のコピー。

旅行代理店に勤務する長瀬は、得意先の中西社長に孫の慎一郎のベトナム行きに付き添ってほしいという依頼を受ける。

通信社の東京支社社会部に勤務、池袋警察署の記者クラブに詰める鶴田吉郎。

元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。

警視庁捜査一課の堀田班は、宝飾店オーナー殺人事件の容疑者を自供により逮捕。

歌舞伎町の一角で町会長の死体が発見された。警察は病死と判断。

署内で一括保管される三十冊の警察手帳が紛失した。犯人は内部か、外部か。

渋谷の利権を巡り、渋六興業と敵対する組の幹部を南米マフィア・マスダが誘拐した。

十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人―。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。

警視庁三課の刑事・神崎は大量の古美術品が市場に出回ったことから、捜査をはじめた。

ハゲタカの冷酷非情ぶりがグレードアップ! 暗黒警察小説の金字塔第2弾。

警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、天下り先ポストに固執する大物OBの説得にあたる。

殺人事件の時効成立目前。

親友の自殺は自分のせい。悲しみに暮れる可奈子の携帯が着信した。

傑作の誉れ高い〈禿鷹シリーズ〉が新装版で再登場! 信じるものは拳とカネ。

ひょんなことからやくざの組事務所に出入りすることになった大学生の亮。そこは個性豊かな面々がとぐろをまく強烈な世界だった。

製薬会社のMR・友永孝は、電車内で見知らぬ男女に痴漢の疑いをかけられ駅から逃走、新人巡査の新田真人に逮捕された。

五年前の夏、湖で見た光が、すべての始まりだった。ある日、憶えのない「記憶」が僕の頭に流れこんできた。

2年前に自殺した腹違いの兄の墓参りをするため、避け続けてきた故郷に12年ぶりに帰ってきた綾乃。

事件は珍妙、捜査は迷走。御茶ノ水署生活安全課の、あの二人が帰ってきた!凸凹コンビが挑む難事件の数々。

精神科医・南川藍子の前にあらわれた三人の男たちは、それぞれが脳に「傷」を持っていた。

御茶ノ水署・生活安全課保安二係は斉木斉と梢田威だけの小世帯だった。小学校の同級生が御茶ノ水署で再会する。

出世なし。女もなけりゃ、金もなし。

とある理由から警察を退職し、探偵業で糊口をしのぐ日々を送っていた元刑事・徳永のもとに、かつての上司で今や警視監の井口から、失踪した愛娘の捜索依頼が舞い込む。

あんたの仕事は、ハゲタカを消すことにある。

「私はもう用済みってことですか!?」リストラ請負会社に勤める村上真介の仕事はクビ切り面接官。

御茶の水署・生活安全課保安二係の斉木係長とヒラ刑事の梢田は、飲食店視察の名目でタダ酒にありつくような、お調子者コンビ。

株式公開を目指せ、その後で株を売れ。かつての地上げと同じ方程式がそこにある―。

オカルトスポット探険サークルの学生六人は京都山間部の黒いレンガ屋敷ファイアフライ館に肝試しに来た。

末期癌で死に瀕する男―矢坂。闇金で築いた巨額の遺産をめぐって5人の人生が交錯する。

3基の原発が立地し、原発マネーに依存する北海道・道南市。

辞令がなければ、函館に戻るつもりなどなかった。刑事田原稔は、正式な函館西署着任の前日、殺人事件発生の報を受ける。

ボクサー崩れの酒井は、恩人・津村のパチンコ店で働く釘師。

新宿で10年間任された酒場を畳む夜、郷田克彦は血染めのシャツを着た少女を店内に匿った。

弟・襾鈴の失踪と死の謎を追って地図にない異郷の村に潜入した兄・珂允。襲いかかる鴉の大群。

ソフィーの目の前に転がる男児の無残な死体。ああ、私はついに人を殺してしまった。

十月下旬の北海道で、ほぼ同時期に三つの死体が発見された。函館で転落死体、釧路で溺死体、小樽で焼死体。

連戦連敗の鯉ヶ窪学園野球部のグラウンドからベースが盗まれた。われらが探偵部にも相談が持ち込まれるが、あえなく未解決に。

ヒモのヨシキは、ヤクザの恋人に手を出して半殺しにあうところを、妖艶な女性に助られる。

公訴時効の廃止を受けて再捜査となった15年前の老女殺人事件。

その地に着いた時から、地獄が始まった―。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。

疫病神・ヤクザの桑原保彦に頼まれ、賭け麻雀の代打ちを務めた建設コンサルタントの二宮啓之。

誰かの死の謎を解き明かすより、生きている誰かのために捜査をしたい―。

首なし死体、密室、蘇る、死者、見立て殺人……。