超研の〈エリア51〉で特集した「市立七不思議」が何かを呼んだのか? 突如そのうち3つの事件が巻き起こり、葉山君はおおわらわ。

美術部の領地と思しき「開かずの間」を巡る鉄研と映研の争いの最中、その部屋に突如として異様な鉄道模型が出現!?　表題作を含む５編収録のコミカルな学園ミステリ短編集。

文化祭目前。準備に熱が入っている生徒たちを横目に、おばけのような、ペンギンのような、不思議な「天使」が至る所で描かれる。

音楽学科の学生選抜コンサートの会場となるはずだった、大ホールのステージを泡だらけにした犯人は誰か? そしてその理由とは? 爽やかな余韻が残る表題作ほか、聴き屋だからこそ真相に気づけなかったエピソードを描く「恋の仮病」、美少年タレントの謎の行動の理由を探る「

名探偵の伊神さんは卒業、葉山君は進級、そして迎えた新学期。

郊外を走る蛍川鉄道の藤乃沢駅。若き鉄道員・夏目壮太の日常は、重大な忘れ物や幽霊の噂などで目まぐるしい。

真面目さが取り柄の会社員・渡会透子は、ひょんなことから名探偵・九条清春の秘書になる。

やっと酉乃の本心を受け止める事ができたと思ったクリスマスのあの日。

芸術棟に、フルートを吹く幽霊が出るらしい―吹奏楽部は来る送別演奏会のため練習を行わなくてはならないのだが、幽霊の噂に怯えた部員が練習に来なくなってしまった。

最後にもう一つ、呪いをかけるね。

郵便配達中に、花木瞳子は不思議な封書に気付く。宛先も差出人も不明。

親の夜逃げのため、ひとり「佐々良」という町を訪れた中学生の照代。

超人気オンラインゲーム「サンド・ランド」。

市立高校に入学したばかりの頃は、こんなにも不可思議な事件に巻き込まれて、波瀾万丈な学園生活を送るとは、僕は想像だにしていなかった――。

事故で夫を失ったサヤは赤ん坊のユウ坊と佐佐良の街へ移住する。そこでは不思議な事件が次々に起こる。

郵便配達人として、今日も明日も元気に手紙を届ける花木瞳子。彼女は小さな好奇心から、配達すべき封書の中身を盗み見てしまう。

「東雅彦は嘘つきで女たらしです」愛心学園吹奏学部の部室に貼られた怪文書。

越野ハルカ。父の失踪により母親の故郷である坂牧市に越してきた少女は、母と弟とともに過疎化が進む地方都市での生活を始めた。

柴山祐希、高校1年。クラスに居場所を見付けられず、冴えない学校生活を送っていた。

助言あり〼(ます)――。スーパーの駐車場で“相談屋”を営む稲垣さんの下で働くことになった浜田青年。

寺の離れで「なんでも屋」を営む俺の叔父さん。家族には疎まれているが、高校生の俺は、そんな叔父さんが大好きだった。

動物園ミステリ・待望の第二弾! ダチョウと焼死体がつながる?――楓ヶ丘動物園の飼育員「桃くん」とツンデレ女王の「鴇先生」、怪しい仲間たちが解決に乗り出す。

果てしない未来と、果てしない不安。甘いお菓子が、必要だ。

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。

変わった名前をもつ大学院生、中央。彼はちょっとレトロな撞球場「ビリヤードハナブサ」でアルバイトをしている。

「イリエワニ一頭を頂戴しました。怪盗ソロモン」凶暴なクロコダイルをどうやって?続いて今度はミニブタが盗まれた。

県警本部より主席監察官来訪の報せに揺れる、田舎の刑事たち。

ここ蝦蟇倉(がまくら)市では、不可能犯罪ばかりが起こる。事件を通じて人々が経験する、出会いと別れ。

大正時代を舞台にした、探偵ホームズに憧れたお嬢様探偵の物語! 「あたくし、名探偵になることに決めました」。

不可能犯罪ばかりが起こる街、蝦蟇倉市。

柴山祐希、高校2年生。

大正時代の東京。

僕の小説の中では もっとも本格ミステリー度が 高い自信作です。

人の心の動きを香りとして感じとる力を持つ、高校二年生の香乃は祖母が営む香り専門店『花月香房』に暮らしている。

放課後の旧体育館で、放送部部長が何者かに刺殺された。

毎年、同日同刻に鳩の死骸と人の死に直面する配送員の運命は?被害者の夫は、なぜ殺人の罪を被ったのか?契約中の駐車場が、なぜ不特定多数のドライバーに無断駐車される?公務員探偵“腕貫さん”が、市民が持ち込む事件の謎を鮮やかに解く。

シューマンの音楽は、甘美で、鮮烈で、豊かで、そして、血なまぐさい――。

天文学者ローウェル博士は、自分の住む孤島で毎年、天体観測の集いを開いていた。

妖怪嫌いなのになぜか「妖怪研究同好会」に所属中の皆人。

シェトランド署のサンディ刑事は、帰省したウォルセイ島で、祖母ミマの遺体の第一発見者となってしまう。

不可解な行動を取る妹に揺れ動かされる姉の心理を巧みに描く「小生意気リゲット」など、美しくどこか切ない読後感の短編集。

ご存じだろうか。“魔が差す”という瞬間は、たぶんどんな人にも一度や二度は訪れるものなのだ。

とある高校のバスケ部員椎名康は、屋上から転落した少女に出くわす。

フリーライターの真以が書斎がわりに使う、東京郊外の寂れたファミリーレストラン。

祖母の蔵書に挟まっていた一通の手紙。宛名はヒッチコック。

結婚式場へ向かうエレベータ内で、指名手配犯を監視していたふたりの刑事。

“雌ライオン”こと名探偵・生野エルザと猛獣使いの助手・川島美伽のもとには日夜、風変わりな依頼が舞い込む。

東京、三鷹市の井の頭公園の近くに“AHM”という四階建てのマンションがある。

元プロゴルファーの殺害を震源に、複数の死者や行方不明者が周辺にいると判明して事件は多層化、松谷警部らを翻弄する。

国内篇2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。

相田と由宇は、出会わないほうが

「わたしはこんな三角関係をぜったいに認めない」―穂村チカ、廃部寸前の弱小吹奏楽部のフルート奏者。

嵐の直撃で交通が途絶したフェア島で殺人が発生。故郷である島に偶然帰っていたペレス警部の捜査が始まる。

『病気、至急連絡されたし。』――冬の夜、僕の許に届いた差出人不明の電報。

時を重ねて変わらぬ本への想い……《私》は作家の創作の謎を探り行く――。

未踏峰への夢を息子に託す登山家の狩義之は、後援をやめると言う会社重役を撲殺、登り慣れた山で偽装工作を図る(「未完の頂上(ピーク)」)。