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カミーテル さんのレビュー一覧

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レビュー数45

全45件 21~40 2/3ページ

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No.25:
(5pt)

三つ首塔の感想

横溝作品というだけで特別な眼で見てしまう自分がいますが、純粋にミステリーとして考えると正直面白くない。かなり無茶な展開をご都合で辻褄合わせをしただけの話で、小中学生向けのミステリーに官能描写が乗っかり、誰にもお勧め出来ないような位置に陥っています。しかしながらやはり、発表されたのが昭和30年だということを鑑みると、この時代に求められた娯楽であったり、またこういった作品の上に現代のミステリーが成り立っているという事実もあるわけで、やはり『価値ある作品』というあたり障りのない感想に落ち着いてしまいます。
三つ首塔 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史三つ首塔 についてのレビュー
No.24:
(6pt)

乱鴉の島の感想


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乱鴉の島 (新潮文庫)
有栖川有栖乱鴉の島 についてのレビュー
No.23:
(6pt)

握りしめた欠片の感想


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握りしめた欠片
沢木冬吾握りしめた欠片 についてのレビュー
No.22:
(5pt)

果断: 隠蔽捜査2の感想

竜崎に始まり、竜崎に終わるだけのシリーズ。話としては面白いが、小説としてはどうかな…。やはりベテランの作家先生にもなると、情熱云々ではなくパターンで書いてしまっている感が強く、それがこの作品の場合、竜崎とゆかいな仲間たちという構図が出来上がってしまっているので茶番のように感じる。警察小説では類を見ない無能捜査とダレた雰囲気があるからこそ、竜崎というキャラクターが活きているような気がします。
果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫)
今野敏果断: 隠蔽捜査2 についてのレビュー
No.21: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

異邦の騎士の感想

初めて御手洗シリーズを読みましたが、最初はこの作品じゃない方が良かったみたいですね。

かなりの力技と急展開が詰まった作品で、当時のリターントゥフォーエバーが浪漫の騎士をリリースした時の衝撃に通じるものがあると思います。RTFは確か『ロックを越えてやろう』という意気込みで活動していたバンドだったと思いますが、島田荘司さんがそれに感化され書いた作品というあとがきを読んで初めて、全てが腑に落ちました。

今でこそ、こういった大どんでん返しモノはよく見ますが、先駆け的な作品として貴重な一冊だと思います。
異邦の騎士 改訂完全版
島田荘司異邦の騎士 についてのレビュー
No.20:
(5pt)

レベル7の感想


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レベル7(セブン) (新潮文庫)
宮部みゆきレベル7 についてのレビュー
No.19:
(5pt)

黙の部屋の感想


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黙の部屋 (文春文庫)
折原一黙の部屋 についてのレビュー
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(6pt)

黒い家の感想


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黒い家 (角川ホラー文庫)
貴志祐介黒い家 についてのレビュー
No.17:
(4pt)

七人の中にいるの感想


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七人の中にいる (中公文庫)
今邑彩七人の中にいる についてのレビュー
No.16:
(6pt)

ルーズヴェルト・ゲームの感想

いつもの池井戸作品です。正直者が馬鹿を見ない小説というか…。野球部というオプションがついて、いつもの展開にもう一本側道が走っている感じでした。鉄板路線ですが、そろそろ別の路線も見てみたいな〜と思いました。
ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)
池井戸潤ルーズヴェルト・ゲーム についてのレビュー
No.15: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

真夏の方程式の感想

東野作品は、やはり良くも悪くも期待を外さないですね。ある意味今のミステリーには、この人の作品が基準になっているところもあるので致し方ない気もしますが。この作品もそういった意味では、超標準的ミステリーで、完全無欠の天才物理学者という都合のいいキャラクターを使って、ただ書いただけという印象も受けました。個人的には、全体を通して、読者よりも湯川が先に来てしまっている構図が気に入らないので、旅先での暇潰しにしかなりませんでした。
真夏の方程式 (文春文庫)
東野圭吾真夏の方程式 についてのレビュー
No.14:
(5pt)

DZ(ディーズィー)の感想


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DZ(ディーズィー) (角川文庫)
小笠原慧DZ(ディーズィー) についてのレビュー
No.13:
(4pt)

銀行仕置人の感想

銀行を舞台に、数々の障害・受難を乗り越えて、大いなるものに戦いを挑む男、という池井戸作品の鉄板要素を詰め込んだ話ということでかなり期待しましたが、それほどでもありませんでした。

池井戸さんのタッチなのでスイスイ読めることは読めますが、終始違和感が。“この人あり”と謳われるほどの主人公をスケープゴートに選ぶこともおかしいし、そこまで人間を見誤る連中がこんな犯罪を犯すのもおかしいだろ、という矛盾と、それを許容してしまう都合のよすぎる展開…。他の池井戸作品に比べて、読後もスッキリした感じはなくモヤモヤしました。
銀行仕置人 (双葉文庫)
池井戸潤銀行仕置人 についてのレビュー
No.12:
(6pt)

愛こそすべて、と愚か者は言ったの感想


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愛こそすべて、と愚か者は言った (角川文庫)
No.11:
(6pt)

エデンの感想


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エデン (文春文庫)
五條瑛エデン についてのレビュー
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(6pt)

狗神の感想

高知の閉鎖的な村を舞台にした、憑き物筋の一族に生まれた女の話。

舞台があまりに閉鎖的すぎて、『現代の日本で…』と思えてしまう設定だが、この作者はそういう設定で人物や景観を実に鮮やかに描く。割と悲惨な人生の主人公だが、それほど陰鬱な話になっていないのは色彩のある描写が活きているからだろう。

ドロドロしている筈のストーリーも、加減の効いた描写で必要以上に押し付けてこないのは流石。

しかし、全体的にはもう少し重みというか、グッと迫ってくるものが足りなかったかなと思いました。題材としても面白いのに勿体無い。
狗神 (角川文庫)
坂東眞砂子狗神 についてのレビュー
No.9:
(5pt)

ミッドナイトイ-グルの感想


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ミッドナイトイーグル (文春文庫)
高嶋哲夫ミッドナイトイ-グル についてのレビュー
No.8:
(5pt)

境界殺人の感想

ストーリーとしてはヒネりが効いていたと思いますが、どのキャラクター像もボヤけているので、置いていかれてる感じがしました。家族愛のエピソードやメロドラマ的なエピソードも在り来たりで安っぽいので、そういう所は排除してもっと事件に焦点を絞って掘り下げて欲しかったですね。
境界殺人 (講談社文庫)
小杉健治境界殺人 についてのレビュー
No.7: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ひまわりの祝祭の感想

ソフトハードボイルドとでも言うのでしょうか、くたびれた中年が活躍する藤原作品得意のパターンですね。

正直、『テロリスト』『シリウス』『てのひら』と読んでくると、キャラクター設定のマンネリ具合に辟易します。島村も辰村も堀江も秋山もみんな同じ。周りも、特に女性キャラも似たり寄ったりだし、脇役達の役割もパターン化していますね。

『テロリスト』が面白かったので、立て続けに藤原作品を読んでしまったのですが、それが裏目に出て、この作品は飽きました。

つまらない作品ではないと思いますし、最初に読めばまた感想は違ったと思うので、もったいない読み方をしたな〜とは思います。
ひまわりの祝祭 (講談社文庫)
藤原伊織ひまわりの祝祭 についてのレビュー
No.6:
(5pt)

検察捜査の感想

ストーリー自体はシンプルだが、乱歩賞にありがちな専門的蘊蓄の羅列が煩わしい。また、女性検察官が主人公だが、このキャラクターが『美人だけど性格がキツい』とこれまたありがちな設定で、個人的には好きになれない。全体的に人物描写が足りないので消化不良なまま終わってしまいましたね。
新装版 検察捜査 (講談社文庫)
中嶋博行検察捜査 についてのレビュー