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カミーテル さんのレビュー一覧
カミーテルさんのページへレビュー数35件
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犬神家や悪魔が来りて〜で味わえた“毒と華”のある鮮烈さを期待して読んだのですが、ちょっと違いました。封建的で閉鎖的な山村で起こる猟奇的な連続殺人というシチュエーションは好みでしたが、どこか牧歌的な感じが漂っているような…。登場人物は多いのですが、癖のあるキャラクターがおらず、好人物ばかりなのが原因でしょう。しかしながら、あいにく『獄門島』の方を読んでいないので何とも言えませんが、敢えてドロドロした動機を軽めのタッチで料理する狙いがあったのかもしれません。それでも、20年前の事件から現在の事件までの金田一耕助の見事な推理は素晴らしい。憶測とは言いながらも論理的かつ合理的で、スカッとした読後でした。
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レビューを書く為再読しましたが、非常に良い意味で特に書く事が見つからなかった。競馬に疎いと言う事もあるのだが、それでも安心して楽しめるミステリーで、また、派手さは無いが謎解き要素も充実しており、大概のミステリー好きなら満足させられる作品ではないだろうか。乱歩賞に相応しい模範的なミステリー作品。
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美しい女賊と明智小五郎のトリッキイでアクロバティックな冒険物語。乱歩自身の言葉にあるように『子供らしい小説』ではあるように感じたが、それでもやはり面白い。選び出される言葉、紡ぎ出される情景のなんと鮮やかなことか。時代を超えても色褪せない作品とはこういうものだろう。
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タイトルの意味が解らず、また、この人の作品を読むのは2作目だが、終わらせ方が好みに合わない。が、話自体は素晴らしいと思います。非常に計算されて書かれており、江戸川乱歩と萩原朔太郎を登場させた意味や敢えて作中作の形態をとっている意味など、勝手に想像して感心致しました。乱歩調の文体が上手すぎて盛り上がりを殺しているように思いますが、それでもどんどん深いところに引き込まれていく作品でした。
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トラベルミステリーの吉敷シリーズの2作目にあたる作品とのこと。御手洗シリーズとは違い終始地味な印象ですが、個人的には結構好きですね。
“凡夫”である男達が割と強引に犯人を断定し、その謎解きに奮闘していくというシンプルな構図で、さして盛り上がるでもなくトリックもあっけないものでしたが、それでも物理的にも時間的にもまた犯人の心情的に見ても、どの側面からでも納得出来る力作に仕上がっていると思います。 |
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思えば私がミステリーと出会ったのは、小学生の時分に読み尽くした『少年探偵シリーズ』で、乱歩の作品を読むのはそれ以来で実に30年近く経っていたが、読み進めるうちに特有の空気感みたいなものを思い出しました。連載されていたのが昭和初期ということなので、現代の価値観で作風や題材を云々出来ませんが、私自身、その現代の価値観で夢中になって読めたというところに素晴らしさがあると思います。いろいろな要素を詰め込んでおり、人物、舞台、ジャンルもスライドさせながら話は進んでいきますが、小綺麗にまとまらずギリギリを突いていくような展開も、やはり時代と照らし合わせてみると意味深い作品ですね。
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