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カミーテル さんのレビュー一覧
カミーテルさんのページへレビュー数18件
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犬神家や悪魔が来りて〜で味わえた“毒と華”のある鮮烈さを期待して読んだのですが、ちょっと違いました。封建的で閉鎖的な山村で起こる猟奇的な連続殺人というシチュエーションは好みでしたが、どこか牧歌的な感じが漂っているような…。登場人物は多いのですが、癖のあるキャラクターがおらず、好人物ばかりなのが原因でしょう。しかしながら、あいにく『獄門島』の方を読んでいないので何とも言えませんが、敢えてドロドロした動機を軽めのタッチで料理する狙いがあったのかもしれません。それでも、20年前の事件から現在の事件までの金田一耕助の見事な推理は素晴らしい。憶測とは言いながらも論理的かつ合理的で、スカッとした読後でした。
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タイトルの意味が解らず、また、この人の作品を読むのは2作目だが、終わらせ方が好みに合わない。が、話自体は素晴らしいと思います。非常に計算されて書かれており、江戸川乱歩と萩原朔太郎を登場させた意味や敢えて作中作の形態をとっている意味など、勝手に想像して感心致しました。乱歩調の文体が上手すぎて盛り上がりを殺しているように思いますが、それでもどんどん深いところに引き込まれていく作品でした。
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素晴らしく、かつ完璧なミステリー小説です。無駄が無く洗練されていて、評価が高いのも頷けます。わたしにとっては単純に好みの問題で、謎解きが中心にくるのでそれ以上のものがなかったかなと思いましたが、充分に楽しませていただきました。『時計館』のガッカリ具合で読まなくてもいいかなと思ってましたが、同じ作者とは思えないですね。こちらは読んで良かった。
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タイトルから勝手に想像した、ヒャッホー的な感じは全く無く、ひたすらに暗い炎が燻っているような作品。また、全体的にスピードはマチマチだが疾走感があり、金塊強奪のシーンまで期待感が持てた。暗いままというのが難点ではあるが、結構引き込まれて読めました。
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スピード感があり、テンポも良くて面白い。その分ラストが呆気なかったような…。所々設定が稚拙だったり強引だったりするので、終わり方も併せて評価はマチマチかと思われますが、エンターテイメントとして読めば、結構楽しめました!
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偶々か、神の配剤か、廃墟になった修道院に足を踏み入れたことによりはじまる不可思議な事象…。身勝手で猥雑な旅人と、その土地に住む人々や、静寂だけが横たわる修道院との対比がその恐怖を一層際立たせているように感じます。これは『死都』にも通じますが、各々が引きずっている過去や、異国の地での孤独などを織り交ぜて、深淵のあるストーリーを描きだす篠田小説の真骨頂を味わえる作品だと思います。
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