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キング&クイーン
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キング&クイーンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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柳さんの書籍はみないいですね。ジョーカーゲームのような戦時中の話もよいですが、現代版のものも良いですよ。ぜひ一読を! | ||||
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サスペンスとしては、まあ普通な印象ですね。しかし、ストーリーが小気味よく進むところがよい。皆さんの評価は低いようですが、僕はストーリー重視ではないので、高評価となりました。小説は空気を読みたいのです、その世界に浸る時間を重視したいのです。その点この小説は、十分面白かったです。 チェスの名人が主人公を試すところで、良いセコンドがいるかどうかを気にしますが、私も全く同意見です。良いセコンドに恵まれた人は、良い人生を、良いレヴューに巡り合えれば、充実した読書生活が送れる(笑)と思うのです。 | ||||
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チェスを題材にしたミステリー。主人公は女性バーテンダー、冬木安奈 (ふゆきあんな)。細身長身、男を振り返らせる魅力がありながら愛想 はない。ある日、やっかいごとがカウンター越しにやってきた.. 著者が精緻につみあげたバランスの良い仕掛けに舌を巻く。空間や時間 だけでなく、政治的背景や歴史的事件もからませて。読後感は3本に1 本しかない「当たり」映画を見た心地よさ。それ以上かも。 | ||||
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2010年に出た単行本の文庫化。 何者かに狙われるチェスの元王者を、女性SPが警護する話である。 誰に狙われているのか、どうやって守り抜くのかという2つの大きな謎に、チェスとSPという専門的な世界の蘊蓄がからんでストーリーを盛り上げている。 大がかりな叙述トリックが仕掛けられており、最後までだまされてしまった。 しかし、結末にいたってやや拍子抜けというのも否めない。 おもしろいけれど、なんだか不満が残った一冊。 | ||||
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襲撃犯(?)の行動にチェスの戦略が重ねられていたり、なるほどとうなずきながら読み進めていけました。キャラクターの設定もほどよくストイックで楽しめます。 しかし、ファンとは欲張りなもので、最後の種明かしは少々唐突で物足りなさが残りました。トーキョー・プリズン、ジョーカー・ゲームと読んでの本作品、どうしても比べてしまいました。 | ||||
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チェスの薀蓄を読んでいるうちに、自分もチェスに挑戦したくなりました。結城中佐は出てこないけど、元SPの安奈がかっこいいし、彼女を取り巻く回りも面白い。最後はああだからこのタイトルなのかと納得もできました。軽く読めるし、面白いし、やはり柳さんは文章が上手だなあ、読ませるなあとわくわくしながら読ませていただきました。 柳広司さんの作品はみんな大好きなので、この作品も安奈シリーズで続編を書いて欲しいなと思います。 | ||||
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講談社百周年を記念した書き下ろしシリーズの1冊。今まで、歴史や文芸ミステリが多かった柳広司の新たな一面を見せてくれた。彼の作品のファンとしては、今回のハードボイルドっぽいのは違和感があるかもしれない。 私自身もそうだった。彼の今までの作品は歴史への深い造詣をもとに、読ませるストーリーを作りながら、現代の政治や社会への批判を静かに込めるというものが多かった。今回は、その展開はこの物語の序盤には見られず、ちょっと戸惑った。 元SPの女性バーテンダーの所に警護の依頼が持ち込まれるという設定も、また文章のタッチもハードボイルドなので、一体どうしちゃったんだろうって感じなんだけど、やっぱり柳広司は柳広司。終わってみれば、彼らしい小説だ。 元世界一のチェスプレーヤーが警護の対象で、その関係でチェスの世界の詳しい話を物語の中心に、さらには9・11事件を絡めたりして彼らしい作品に仕上げている。これからこういう作品を描いていくんだろうか。 | ||||
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あらすじ ある事件をきっかけに警察官を辞めた元SPの冬木安奈。 六本木のバー「ダズン」で働いていた彼女に、 行方をくらましていた元チェス世界王者のの警護依頼が舞い込む。 依頼者の宋蓮花は「アメリカ合衆国大統領に狙われている」というが… 感想 主人公、元SP冬木はストイックに格好良くて 元SPとなったドラマもそれなりに重みがあって面白かったです。 ですが、物語のメインを張る警護依頼がいまいちでした。 大統領に狙われていると言うわりに 追手が街のチンピラで冬木との格が違いすぎたり チェスのウンチクが多すぎたりと 読んでいてリズムに乗り切れませんでした。 もちろんそこは柳井さんで、 このアンバランスさには意味があって 投げっぱなしで話が終わることはないのですが ただ普通にどんでん返し(言葉としておかしいけど)があって 話がいつの間にか閉幕したなぁという印象の作品でした。 読んでからの一言 冬木シリーズの第二作が出れば読みたいかも | ||||
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大変面白く読みました。 話題になった、ジョーカーゲームのシリーズとは異なる、新たな面白さでした。 ジョーカーゲームのシリーズを読んでいる場合、むしろ、そのイメージを持たずに読み進めていくほうが より面白く読めると思います。 ミステリだけでなく、ある意味、「小説」「物語」が本当に好きな人なら、 楽しめるのではないでしょうか。 本筋とは一見関わりのなさそうな章が時折入ってくるのですが、 それをそのまま素直に読み進めていくと、 いわゆる「天才」と呼ばれ、非凡なる才能を持つ、チェスの世界王者の心の内が少し見えた気がしました。 それにしても、柳広司さんはいろんなスタイルの小説を書けるのですね。 ひとつのスタイルを一貫して続ける作家さんもいますが、柳さんは違うようです。 そういう意味でも、毎回、柳さんの小説にはサプライズがあります。 未読の作品もまだあるので、それにも挑戦しようかなあと思いました。 | ||||
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大変面白く読みました。 話題になった、ジョーカーゲームのシリーズとは異なる、新たな面白さでした。 ジョーカーゲームのシリーズを読んでいる場合、むしろ、そのイメージを持たずに読み進めていくほうが より面白く読めると思います。 ミステリだけでなく、ある意味、「小説」「物語」が本当に好きな人なら、 楽しめるのではないでしょうか。 本筋とは一見関わりのなさそうな章が時折入ってくるのですが、 それをそのまま素直に読み進めていくと、 いわゆる「天才」と呼ばれ、非凡なる才能を持つ、チェスの世界王者の心の内が少し見えた気がしました。 それにしても、柳広司さんはいろんなスタイルの小説を書けるのですね。 ひとつのスタイルを一貫して続ける作家さんもいますが、柳さんは違うようです。 そういう意味でも、毎回、柳さんの小説にはサプライズがあります。 未読の作品もまだあるので、それにも挑戦しようかなあと思いました。 | ||||
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ジョーカーゲーム2作で、ミステリーのスターダムに一気に駆け上がった作者の書き下ろし293頁。 過去のある元SPの女が「わたしはもう見捨てない」と護り抜くのは、チェス世界王者の天才。それを狙うのは、米国大統領の刺客。究極の頭脳戦が今はじまる! このような紹介に、どれだけの期待を抱くことか。そして、その期待は、いい意味で完全に裏切られるはずです。 一つだけ本文から引用します。 2頁目に、たった一行だけ書かれた文。 −さぁ、ゲームの始まりだ。 本当に、ここから始まっていたんだなぁという気持ちをダブル・ミーニングで感じて下さい。 頭脳戦については、単純に作中の展開上で登場人物に起きているというよりは、作品全体いや作品そのものをして、読者自体に仕掛けられている。そう読むことで、初めてゲームに加われるのではないでしょうか。読中より、読後になって、この作品の意味は解りますから、まずご一読下さい。 作者のジョーカーゲームで見せた無駄のない描写と滅多やたらな伏線に頼らぬシンプルなダニットは、本作でも健在。 よくある話と言う向きもあるが、真っ当なミステリーに挑む作者の姿勢に私は5つ★で讃えたいです。 ある意味、作者の真の実力を問われるタイミングでの書き下ろし作品に、このラストを持ってきたところに、作者の実力の確かさを見た。そう感じる方が1人でも多いことを願います。 | ||||
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ジョーカーゲーム2作で、ミステリーのスターダムに一気に駆け上がった作者の書き下ろし293頁。 過去のある元SPの女が「わたしはもう見捨てない」と護り抜くのは、チェス世界王者の天才。それを狙うのは、米国大統領の刺客。究極の頭脳戦が今はじまる! このような紹介に、どれだけの期待を抱くことか。そして、その期待は、いい意味で完全に裏切られるはずです。 一つだけ本文から引用します。 2頁目に、たった一行だけ書かれた文。 −さぁ、ゲームの始まりだ。 本当に、ここから始まっていたんだなぁという気持ちをダブル・ミーニングで感じて下さい。 頭脳戦については、単純に作中の展開上で登場人物に起きているというよりは、作品全体いや作品そのものをして、読者自体に仕掛けられている。そう読むことで、初めてゲームに加われるのではないでしょうか。読中より、読後になって、この作品の意味は解りますから、まずご一読下さい。 作者のジョーカーゲームで見せた無駄のない描写と滅多やたらな伏線に頼らぬシンプルなダニットは、本作でも健在。 よくある話と言う向きもあるが、真っ当なミステリーに挑む作者の姿勢に私は5つ★で讃えたいです。 ある意味、作者の真の実力を問われるタイミングでの書き下ろし作品に、このラストを持ってきたところに、作者の実力の確かさを見た。そう感じる方が1人でも多いことを願います。 | ||||
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