■スポンサードリンク


(短編集)

この国。



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
この国。 (ミステリー・リーグ)
この国。 (光文社文庫)

この国。の評価: 3.50/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

一党独裁政権が支配するパラレル日本を舞台にしたミステリー短編集。

設定はありがちだが楽しませてくれる。現代日本にブラックな視線を投げかけ、ミステリー部分ではふたつの類い稀なる頭脳が交錯する。
この国。 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:この国。 (光文社文庫)より
4334765785
No.2:
(4pt)

この国、どの国、奇妙なお国

この国、どの国、奇妙なお国

あらすじ

この国、そこでは民主主義を標榜しながらも、
一党独裁による政治が行われていた。
この国では、死刑執行が娯楽になり、進んだエリート教育がなされ、
売春は国ぐるみで行われ、そして、これらに異を唱える
テロリストたちが暗躍して。

感想

推理小説で、現代と異なる制度を用いた異世界ものを描くのは
なにげにハードルが高いと思います。

とっぴな設定を用いて読者を驚かせたいだけだろ、
そう思われたり、推理のためのご都合主義だと思われたり・・・

言ってしまえば、その世界を統べるルールと
謎ときが有機的に絡んでいる必要があります。

石持さんは、異世界ものを何冊か書いてますが
その中でもピカ一の作品だと思います。

中でも、進み過ぎたエリート教育が引き起こす
短編『ドロッピング・ゲーム』は本作の特徴が凝縮された良作。
8割の謎は解明できるけど、残り2割の残酷な真相が、
世界のルールとも直結する構造はさすがの一言。

テロリストとそれを取り締まる者の
熱い知恵比べを味わうのも、また楽しいです。

個人的には芦辺さんの「死体の冷めないうちに」と
読み比べるのも楽しいかな、と思いました。

似てる部分もあるけど、手触りが違っていると言うか・・・

読んでからの一言
それにしても、テロリストが好きな作者さんだなぁ
この国。 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:この国。 (光文社文庫)より
4334765785
No.1:
(4pt)

この国、どの国、奇妙なお国

この国、どの国、奇妙なお国あらすじこの国、そこでは民主主義を標榜しながらも、一党独裁による政治が行われていた。この国では、死刑執行が娯楽になり、進んだエリート教育がなされ、売春は国ぐるみで行われ、そして、これらに異を唱えるテロリストたちが暗躍して。感想推理小説で、現代と異なる制度を用いた異世界ものを描くのはなにげにハードルが高いと思います。とっぴな設定を用いて読者を驚かせたいだけだろ、そう思われたり、推理のためのご都合主義だと思われたり・・・言ってしまえば、その世界を統べるルールと謎ときが有機的に絡んでいる必要があります。石持さんは、異世界ものを何冊か書いてますがその中でもピカ一の作品だと思います。中でも、進み過ぎたエリート教育が引き起こす短編『ドロッピング・ゲーム』は本作の特徴が凝縮された良作。8割の謎は解明できるけど、残り2割の残酷な真相が、世界のルールとも直結する構造はさすがの一言。テロリストとそれを取り締まる者の熱い知恵比べを味わうのも、また楽しいです。個人的には芦辺さんの「死体の冷めないうちに」と読み比べるのも楽しいかな、と思いました。似てる部分もあるけど、手触りが違っていると言うか・・・読んでからの一言それにしても、テロリストが好きな作者さんだなぁ
この国。 (ミステリー・リーグ)Amazon書評・レビュー:この国。 (ミステリー・リーグ)より
4562045825

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!