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(短編集)
モザイク事件帳(大きな森の小さな密室)
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モザイク事件帳(大きな森の小さな密室)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.72pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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ミステリーの様々なパターンを網羅したギャグパロディ風味のミステリー短編集。 犯人当てやバカミスやらSFミステリなどパターンを逆手にとって展開しようとする試みはよく理解できるのだが、なぜだろうか、どれもイマイチ印象が突き抜けないのだ。 この著者は本来はSFやホラーが本業の人のためだろうか、やはりこういうパロディ趣向は根っからの本格推理作家が書かないとイマイチ効果が薄れてしまうことを実証してし4まっている感じだ。 | ||||
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いわゆるオーソドックスなミステリではなく、どの作品もどことなくひねた感じのする作品集で、 密室を作った意味が重要になる表題作と被害者から証言を聞けるタイプのミステリを逆手に取った 遺体の代弁者はそれなりに面白いのだが他の作品は普通程度のできで、読めないことはないが ミステリとしてそこまで魅力はない 角川ホラーから出してる良質なホラー作品と比べるとあまりできがよくないので そこから入ったファンが買うとがっかりするかもしれない | ||||
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名前だけは以前から知っていた作家だったが、手に取るのはこれで初めてだった。 短編ミステリは以前から大好物で、目次を見るなり多様な手法で綴られた短編集だったために、書店にて購入した。 しかし、一遍目の表題作を読んでみると、キャラクターの動き方、感情の起伏がどうも不自然。キャラクターが立っていないということではなく、キャラクターの心情を充分に描写できないままストーリーが先行しすぎているために、リアリティを欠いている部分が多々見受けられた。例えば、さっきまで怒っていたキャラクターがいつの間にか落ち着いていて、そしてまたすぐ怒る、など。それにミステリ部分もたいして新鮮味はなく、カタルシスも少なかった。ただ、作品の終わり方は非常にすっきりと纏まっていて、それには思わずにやけてしまった。 二編目からも、キャラクターが立ってはいるものの、行動が理解しがたいものだったり、感情の起伏に惑わされた。 自分には合わない作家なのではないかと、私は思った。 | ||||
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小林泰三は改めてユーモアがあるなぁと。 玩具修理者の頃は、まさかこんな引き出しがあるなんて夢にも思いませんでした。 さて本作は、一篇ごとにテーマが示された後に、本編がスタートする趣向ですが、 意外とこれが面白い。ことごとくど真ん中直球でないところが小林泰三らしく、 ファンにはこたえられないところです。 ホラー・SF・ミステリーなど多才な作家さんですが、いつもブレない「らしさ」 があるところが魅力ですね。 この世間に迎合しないあたり、非専業作家であるゆえの特性でしょうか。 私にとって特別な作家さんのひとりですが、まだ裏切られたことはありません。 | ||||
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