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鏡の中は日曜日
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鏡の中は日曜日の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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フランス、日本の文学、歴史について長々と多々語ったり、痴呆症目線の取り止めのない文章を読まされるのは苦痛だった。 | ||||
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「ハサミ男」に続いて読んだが、「ハサミ男」同様、読み易さでは非常に良い作品だが、肝心のトリックに関しては非常につまらない、と言うのがメインの感想。 著者は本格ミステリと言う言葉(や内容)を目指している感が有るが、第一章を読んだ時には、「これってラノベ?」と思ってしまった。 それ位、第一章は酷い。第一章を読まなくても特に問題は無いくらいだ。なのに、なぜこの様な変なレイアウトを施す章を作ったのか? 「ハサミ男」でも感じたが、非常に知識の豊富な人なのだろうと思う。その豊富な知識を文章(やプロット)に加味させようとする余り、肝心のトリック部分が杜撰になってしまっているのでは無いだろうか? 自分は叙述トリックと言うのは、ころっと騙されたいタイプの人間だ。しかし、本書にしろ「ハサミ男」にしろ、トリックがわかっても「だから?」と言う感想にしかならなかった。 | ||||
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トリックは仕掛けてあります。でもその謎が解かれた時に「…だから何なの?」という感想しか浮かびません。一流の作品は、トリックが明かされた時に世界が反転するようなめまい感とか、目の前が一度に開けるような感覚とかがあるのですが、本書には何もない。歌野の「葉桜」ほどひどくはありませんが、必然性も何もないトリックは白けます。 大体トリックの仕掛けどころが違うと思います。もっと本筋の事件に直結するトリックとかでなければ意味が無いと思う。 あと、リアリティのなさはこういった作品につきものとはいえ、あまりにひどすぎます。痴呆症の患者のモノローグにしては滅茶苦茶に洗練された高度な文であるとか、全く別の場所、別の人物たちが全く同じ行動と発言をするとか、リアリティのかけらもない。ちょっといい加減にして欲しい。それともう一つ、実際の事件を小説にする場合、人物の名前は変えるのが当たり前ですけどねえ。 | ||||
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全部読み終わりましたが・・・・期待していたほどではありませんでした。ラストを見るまでは結構ワクワクしながら読んだので、消化不良を起こしそうです。 まず『鏡の中は日曜日』について。 現代の名探偵(自称)石動戯作が、過去に名探偵水城優臣が解決した事件の再調査をします。 まず、一番大切な、この話のトリックについてです。私はこのトリックに、騙されてしまいましたが・・・騙されたはずなのに、驚きや感動がない、むしろ落胆に近いものがありました。だからといって、水城が解決した過去の事件の真相も、あっさりと解決されてしまったし、さらにラストもあっさり。人物はコミカルで面白いけど、人物の内面が描かれてるというような感じでもなく、ようはメインのトリック付近だけのための話なのかなと思うのですが、その割りにメイン部分がインパクト少なかったです。 続いて、『樒/榁』について。 なとなく、鏡の中は日曜日とおんなじ様な感じでした。 ただ、こっちの方が、鏡の中は日曜日のように読者を混乱させようとしてない分、読みやすかったです。しかし、事件の真相は簡単なもので、全体的に、驚いた!とか読み応えがあった!と感じた箇所はありませんでした。新しいスタイルのミステリを意識しているのかどうかは分かりませんが、かえってそれが裏目に出てしまったのではないでしょうか。ミステリの、なぞが解けたときやトリックに騙されたときの驚きや感動が薄れてしまっているような印象を受けました。 それか、私が浅く読みすぎて分からなかっただけで、作者の深い意図が本当はあったのでしょうか・・・? | ||||
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