■スポンサードリンク
コッペリア
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
コッペリアの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
”恋をした人形が動く人として現れた”というあらすじと,叙述トリックものということで,幻想的かつ精神病質的なトリックを期待していたのですが,群像劇でした。良く言えば「あらすじの客寄せが巧い」,悪く言えば「あらすじに騙された」。本編より予告編が面白い映画を見た後の肩透かし感があります。 叙述トリックとしては十分に立派ですし,ストーリーも練られているので,読んで外れではない佳作といったところが正直な感想です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
関係性の重なり具合が少々面倒…というか、読んでる途中で「まだるっこししいなあ、もお」になってしまった。 多分気持ちが急いていた時に読んだせいだと思います。 落ち着いて腰をすえて読めば良かったな。 が、「触るとひんやりとした感触。軽々と持ち上げられる。沈黙を持ってそこにいればいい」というお人形を愛しんだ人が「中身みっちり詰まってて、触ると温かい。勿論喋るし、トイレにだっていくし、飲み食いする。美しく微笑む事もあるだろうが、大変にイヤな表情を作る事もある」人間に嗜好を変えるのって可能なんだろうか?という気が読んでる間ずっとぬぐえなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
加納朋子スゲェ…って思いながら読み進めていって、全体の四分の三くらいでしょうか。 急にそれまでのストーリーとつながらなくなって困惑してしまいました。 毎日20分くらいずつ通勤の電車で読んでいるような読み方なので、100%ストーリーを租借できていなかったんですね。 かなり前に戻って読み直すという情けないことになってしまいました。 ふたりのパトロンとふたりのストーカーっていうのが混乱の原因ですね。 作品をオモシロくするための仕掛けを読み解くことができませんでした。 まぁ、私の読解力不足です。 で、作品ですが、実にオモシロい。 ちょっとエキセントリックな人物ばかりで、それぞれが魅力的。 ラストは加納さんらしくハートウォーム作品になっていましたね。 (これはこれで評価がわかれるところのようですが。) 加納さんの他作品とはちょっと趣が違うようですが、オモシロいことには違いないと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
加納朋子スゲェ…って思いながら読み進めていって、全体の四分の三くらいでしょうか。 急にそれまでのストーリーとつながらなくなって困惑してしまいました。 毎日20分くらいずつ通勤の電車で読んでいるような読み方なので、100%ストーリーを租借できていなかったんですね。 かなり前に戻って読み直すという情けないことになってしまいました。 ふたりのパトロンとふたりのストーカーっていうのが混乱の原因ですね。 作品をオモシロくするための仕掛けを読み解くことができませんでした。 まぁ、私の読解力不足です。 で、作品ですが、実にオモシロい。 ちょっとエキセントリックな人物ばかりで、それぞれが魅力的。 ラストは加納さんらしくハートウォーム作品になっていましたね。 (これはこれで評価がわかれるところのようですが。) 加納さんの他作品とはちょっと趣が違うようですが、オモシロいことには違いないと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
天野可淡という人形作家をご存知だろうか? 彼女と、彼女の作品である「KATAN DOLL」を知っているかどうかで、 この作品に対する思い入れや評価は変わってくると思う。 天野可淡がいなければ、この作品は生まれてこなかった。 天野可淡と「KATAN DOLL」をモデルに、作者が作った人形が 如月まゆらと「まゆらドール」である。 如月まゆらの作る「まゆらドール」に関わる数人の人物の視点で 物語は展開する。 しかし、途中まで読むと「あれー?」と思う事になる。 そして、最初から読み直したくなる。 アングラ劇団の女優や、劇団内の人間関係、人形コレクターの キャラクターなどは、ややデフォルメされている気もするが、良く 書けていると思う。 ただ、最後まで読むと、単純な話を、わざとこねくり回して複雑に しているような印象が残った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
天野可淡という人形作家をご存知だろうか? 彼女と、彼女の作品である「KATAN DOLL」を知っているかどうかで、 この作品に対する思い入れや評価は変わってくると思う。 天野可淡がいなければ、この作品は生まれてこなかった。 天野可淡と「KATAN DOLL」をモデルに、作者が作った人形が 如月まゆらと「まゆらドール」である。 如月まゆらの作る「まゆらドール」に関わる数人の人物の視点で 物語は展開する。 しかし、途中まで読むと「あれー?」と思う事になる。 そして、最初から読み直したくなる。 アングラ劇団の女優や、劇団内の人間関係、人形コレクターの キャラクターなどは、ややデフォルメされている気もするが、良く 書けていると思う。 ただ、最後まで読むと、単純な話を、わざとこねくり回して複雑に しているような印象が残った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他の作品にくらべて雰囲気が異なることは他の方のレビューにもあるとおりですが、私はそれが心地よかったです。 この作者のほかの作品はちょっと善のにおいが強すぎ、じゃっかん説教くさく感じてしまうことあったので。。。 私の性格が悪いからかもしれませんが。 ラストにかけての主人公の気持ちの変化はこの作者らしい着地の仕方なので、だからこそちょっと残念。せっかく冒険しているので、もっとズバズバッと最後までいってくれてもよかったかな。ということで4つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他の作品にくらべて雰囲気が異なることは他の方のレビューにもあるとおりですが、私はそれが心地よかったです。 この作者のほかの作品はちょっと善のにおいが強すぎ、じゃっかん説教くさく感じてしまうことあったので。。。 私の性格が悪いからかもしれませんが。 ラストにかけての主人公の気持ちの変化はこの作者らしい着地の仕方なので、だからこそちょっと残念。せっかく冒険しているので、もっとズバズバッと最後までいってくれてもよかったかな。ということで4つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は初めてこの著者の本を読みました。 著者の他の作品から入った人は作風が違うと感じられた意見が多いようですが、 私はこの本は秀作だと思います。 ストーリーは人形に関わる数人の登場人物の視点から 書き進められているのですが、さらっと素直に読んでいると、 後半「あれ?」と思いことになります。 私の勘違いかな?もう一度読み直してみないといけないかな・・・と、 自分の読解力の無さがそうさせるのかと不安になりましたが、 まんまと騙されたわけです。(ネタバレはできませんが) 全体にどんよりとしたストーリーですし、登場人物にいまいち好感が持てない などの意見はありますが、後半にはストーリーの主役たちの成長も感じられ、 思い込んでいた冷たい親子関係も実は幼さゆえに誤解していたという 救われる面もあり、私は感動すらしました。 大きな盛り上がりはないですが、心理的サスペンス好きの方は 気にいるストーリーだと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は初めてこの著者の本を読みました。 著者の他の作品から入った人は作風が違うと感じられた意見が多いようですが、 私はこの本は秀作だと思います。 ストーリーは人形に関わる数人の登場人物の視点から 書き進められているのですが、さらっと素直に読んでいると、 後半「あれ?」と思いことになります。 私の勘違いかな?もう一度読み直してみないといけないかな・・・と、 自分の読解力の無さがそうさせるのかと不安になりましたが、 まんまと騙されたわけです。(ネタバレはできませんが) 全体にどんよりとしたストーリーですし、登場人物にいまいち好感が持てない などの意見はありますが、後半にはストーリーの主役たちの成長も感じられ、 思い込んでいた冷たい親子関係も実は幼さゆえに誤解していたという 救われる面もあり、私は感動すらしました。 大きな盛り上がりはないですが、心理的サスペンス好きの方は 気にいるストーリーだと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後まで読んで、おおっ・・・とは、なったんだけど〜・・・微妙。 作品としては、とても面白いと思います。 でも、加納作品の中では、異色ですね。 ほかの作品のイメージでこれを買ってしまうと、ちょっと後悔するかも。 あと、思ったのは、キャラに魅力を感じない。 作品のテーマや作りのための必然なんでしょうが、なんとも微妙。 ほかの加納作品のように、心にすとんと落ちてこない。 なので、☆三つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後まで読んで、おおっ・・・とは、なったんだけど〜・・・微妙。 作品としては、とても面白いと思います。 でも、加納作品の中では、異色ですね。 ほかの作品のイメージでこれを買ってしまうと、ちょっと後悔するかも。 あと、思ったのは、キャラに魅力を感じない。 作品のテーマや作りのための必然なんでしょうが、なんとも微妙。 ほかの加納作品のように、心にすとんと落ちてこない。 なので、☆三つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アングラ劇団の主演女優をつとめる「聖」にそっくりな如月まゆらの人形。偶然なのか、必然なのか。人形に関わった人たちの隠された思いが、悲しいミステリーを紡ぎだしてしまう。考えるとスワニルダとフランツみたいな恋って案外多いのかもしれないですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アングラ劇団の主演女優をつとめる「聖」にそっくりな如月まゆらの人形。偶然なのか、必然なのか。人形に関わった人たちの隠された思いが、悲しいミステリーを紡ぎだしてしまう。考えるとスワニルダとフランツみたいな恋って案外多いのかもしれないですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人形には魂が宿っているのではないだろうか。そう思うときがある。 幼い頃暗い部屋に入ったとき、人形のほうを見るのが怖かった。 だが人形は時として人の心を癒す存在にもなりうる。この作品の中の 人形の果たす役割はとても不思議なものだった。なぜまゆらは聖によく 似た人形を作ったのか?だが、この真相よりも驚いたのは、作品自体 だった。思わず最初からまた目を通した。作品自体に隠されていた ものに気づかなかった。これからこの作品を読む人には、じっくり 味わいながら読むことをおすすめしたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人形には魂が宿っているのではないだろうか。そう思うときがある。 幼い頃暗い部屋に入ったとき、人形のほうを見るのが怖かった。 だが人形は時として人の心を癒す存在にもなりうる。この作品の中の 人形の果たす役割はとても不思議なものだった。なぜまゆらは聖によく 似た人形を作ったのか?だが、この真相よりも驚いたのは、作品自体 だった。思わず最初からまた目を通した。作品自体に隠されていた ものに気づかなかった。これからこの作品を読む人には、じっくり 味わいながら読むことをおすすめしたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
北村薫ばりの<日常の謎>を主体とした心温まるミステリを書いてきた作者が挑んだ新境地。 書かれているのはおどろおどろしい倒錯の世界。 だけど、もともと優しく温かい文体だけに成功しているとは言い難い。 (ネタバレを避けるため詳しく書けないけど)作品自体に仕掛けたトリックを成立させるためか、わざとキャラが立たないような書き方をしているため、登場人物に感情移入できない。 問題のトリックにも「この作者なら、わざわざこんな小手先の仕掛けをしなくたっていいのになあ」と感じた。 安全圏から一歩踏み出し、新しい挑戦をする作者の姿勢は評価したいけど・・・。 フォーム改造後の最初の打席で、いい当たりのファールフライに終わったという感じだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
北村薫ばりの<日常の謎>を主体とした心温まるミステリを書いてきた作者が挑んだ新境地。 書かれているのはおどろおどろしい倒錯の世界。 だけど、もともと優しく温かい文体だけに成功しているとは言い難い。 (ネタバレを避けるため詳しく書けないけど)作品自体に仕掛けたトリックを成立させるためか、わざとキャラが立たないような書き方をしているため、登場人物に感情移入できない。 問題のトリックにも「この作者なら、わざわざこんな小手先の仕掛けをしなくたっていいのになあ」と感じた。 安全圏から一歩踏み出し、新しい挑戦をする作者の姿勢は評価したいけど・・・。 フォーム改造後の最初の打席で、いい当たりのファールフライに終わったという感じだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
加納朋子のイメージは優しい雰囲気のあるミステリー風小説だったのですが、本書ではそのイメージを一身。 人形を主体に展開される筋は幻想小説を思わせるような魅惑あるテイスト。倒錯的な物語の展開にも今までとは違う雰囲気。 個人的には一つの作品としてはイマイチという印象がぬぐえないが、一つの可能性を感じさせる一冊ではある。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
加納朋子のイメージは優しい雰囲気のあるミステリー風小説だったのですが、本書ではそのイメージを一身。 人形を主体に展開される筋は幻想小説を思わせるような魅惑あるテイスト。倒錯的な物語の展開にも今までとは違う雰囲気。 個人的には一つの作品としてはイマイチという印象がぬぐえないが、一つの可能性を感じさせる一冊ではある。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!