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(短編集)
赤い月、廃駅の上に
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赤い月、廃駅の上にの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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嫌いじゃないですが、やはり有栖川さんは長編の方が読み応えがあって面白いと思います。 この短編集にも好きだなと思うものが2作品くらいあるのですが、うーんやっぱり私は長編が好きです。 | ||||
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2009年にメディアファクトリーから出た単行本の文庫化。 鉄道をテーマとしたホラー小説の短編集。 「夢の国行き列車」「密林の奥へ」「テツの百物語」「貴婦人にハンカチを」「黒い車掌」「海原にて」「シグナルの宵」「最果ての鉄橋」「赤い月、廃駅の上に」「途中下車」の10篇が収められている。 もともと雑誌『幽』に発表されたものが中心。すべてノン・シリーズ。 心の底から怖いというようなものは少なく、ちょっとひねった感じのが多い。「奇妙な味」系統だ。アイデアの珍奇さと意外性が楽しい。 ただ、オチ/結末が弱いものが多い。 そのなかでは、「テツの百物語」のカラリとした雰囲気がよかった。 | ||||
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有栖川による怪奇短編小説集(といってよいだろう)。本格ミステリの雄の片鱗も見られない作品群が収録されているもの。 冒頭の「夢の国行き列車」、なんとなく読んだことがある作品な気がするがそれはおいておくとして、唐突に終わる不条理な物語だ。有栖川らしくない展開ともいえるが、その固定観念が逆に意表をついているともいえるか。真実はあくまで闇の中、結末らしきものは語り手の心に浮かんだ単なる妄想だともとれる。純粋なオカルトにしていないところが有栖川たる所以かもしれない。 さて、巻末近くに登場する表題作、これまた夢物語だかなんだか判然としない、謎がいっぱいの物語だ。同様に、実際に何が起きたのかは語られない。あくまで主人公の主観で話は進行するのだ。この種の話を面白いと思うかどうかは読者によるのではないか。 結局のところ読者をかなり選ぶ作品群という気がする。本格ミステリ命の人は読んでも楽しくないかもしれない。一方で有栖川の新境地を試してみたいのなら、手にとって吟味する価値はあるだろう。 あと枝葉末節だが、田舎の自転車旅行で若者が一日30kmという計画は、(経路に峠があるとはいっても)いくらなんでも短すぎる。これでは江戸時代の徒歩旅行なみ。峠は上りもあれば下りもあるわけだし、平地ならクロスバイクで20km/hは普通かと。 | ||||
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そんなに怖くなかった(ホッ) 「テツの百物語」なんて、笑っちゃったし。 三途ライナー、デザインまで決まってるんだろうなあ。 | ||||
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