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沈黙のあと



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【この小説が収録されている参考書籍】
沈黙のあと (海外文学セレクション)
沈黙のあと (創元推理文庫)

沈黙のあとの評価: 3.00/5点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

何度、度肝抜かされたことか

「ぼくはいま、息子の頭に銃を突きつけて殺そうとしている。なのに彼は微笑んでいる」
というショッキングなシーンから始まるジョナサン・キャロルの長編第七作目。
まるで旧知の友のアルバムを見ているような楽しさ。読んでいるこちらまで楽しさと幸福感に溢れてくる展開で始まる。
ロマンスあり、葛藤あり、それを乗り越えていく愛のパワーあり。
だが、そこから不意に見えそうになる別の世界。描かれているモノすべてが、怖ろしい勢いで崩壊してしまいそうな不安。読者に複雑な感情を与え、読む手を止めさせない。それどころか、読んでいる俺は、この幸福が一気に逆転し、物語のダークなカタルシスが訪れることを楽しみにすらしているんじゃないか? そして度肝抜かれるラスト30ページ。もうキャロル作品で、何度、度肝抜かされたことか。だが、またしても、いや、今まで以上に! 何が起こっているのか理解したくないぐらいに衝撃的。
ファンタジーなど現実逃避だと云っているような想像力貧困な輩には、この本をねじこんでやりますよ!
沈黙のあと (海外文学セレクション)Amazon書評・レビュー:沈黙のあと (海外文学セレクション)より
4488016057

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