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沈黙のあと



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【この小説が収録されている参考書籍】
沈黙のあと (海外文学セレクション)
沈黙のあと (創元推理文庫)

沈黙のあとの評価: 3.00/5点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(1pt)

理解しあえぬ哀しみ

 女を愛した男。彼は女の連れ子の少年を天使のように思った。幸福なはずの暮らしにひそむ過去というシミ。それはだんだんひそやかに、しかし確実に家族を蝕んでいく。過去との対決を避けた男を待ち受ける、将来の悲劇。天使などいない、そこにいるのはただ、人間だけだ。 納得がいかない物語である。意図的に途中の描写がはしょられているので、前半と後半のギャップの激しさといったら、ない。或るひとが絶望したのは、真相を知っただけとは思えない。人は、個人差こそあれ、自らを支えてくれる存在により苦痛を乗り越えていけるはずだから。そこに何があったのか類推するしかない読者には、成り行きが胸に響いてこない。天使のような人物ががなぜ悪魔のような人になったのか、ロクに説明してくれないので欲求不満になってしまう。その辺のスジを求めるのは無粋であろうか。
沈黙のあと (海外文学セレクション)Amazon書評・レビュー:沈黙のあと (海外文学セレクション)より
4488016057

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