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風の中のマリア
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風の中のマリアの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全334件 121~140 7/17ページ
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ハチを主人公として描き、「悪」と決めつけられる側から の視点として新鮮であった。 そのコンセプトはおもしろく、事実に基づいた話の組立も 素晴らしいのだが、時折説明調の文章が差し込まれるのが 気になって物語を中断させる。 | ||||
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昆虫の擬人化か・・・ファーブルの二番煎じ?と軽んじながら読んでみたら・・・ 止まりません。 大雀蜂、ほらあの黒と黄色の縞々の凶暴極まりなく、 しかも何度か刺されるとショック死の恐れがある恐怖の蜂の物語。 命とは何か、宇宙単位で感じられるすごいストーリーでした。 約30日間で一生を終える働き蜂、そのすさまじい生き方 そしてひたすら卵を産み続ける女王蜂のこれまたすさまじい生き方 遺伝子を残すために、ただそれだけのために すべてを犠牲、自分も他の生物もすべてを犠牲にする生き方 やはり生命体は遺伝子の乗り物なんでしょうか・・・ | ||||
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前置きとして、私は、虫が大嫌いです。前にもどなたか書かれていましたが、 居住スペースに大型の虫が入ってくると逃げ出し、その家を引き払う程苦手です。 無論、これ程の虫嫌いが田舎に住める訳もなく。 都会で、出来るだけ虫の出ない家を選んで住んでいます。 永遠の0を遅ればせなら、6月に読み、すっかり百田ワールドに嵌った私は 風の中のマリアがオオスズメバチの話だとは全く知らずに購入しました。 幼少の頃から本を読んでたので、人よりも想像力が豊かなのか 始めの100頁程は大苦戦でした。 途中、フワフワのハチを想像して、と同僚にアドバイスを受け 子供の頃アニメでみた『みなしごハッチ』をイメージし、イメージが定着してからはスムーズに読めました。 作中色々な虫が出てきますが ハチの世界がこんなものだとは知らず、 ただ、存在が怖いと怯えていた私は、読み終わった時、 ハチや他の虫たちに対して、少々恥じかしく、また申し訳ない気持ちになりました。 それ程、この作品は素晴らしいものです。 ハチの生態もわかりやすく、他の虫の苦労 また、ワーカー達の苦労と葛藤、女王バチの素晴らしさをこの一冊で 知ることになるとは思ってもみませんでした。 是非とも、お子さんからご年配の方まで読んで欲しい作品です。 因みに残念ながら、虫は苦手なままですが 少しずつ、違った視点で見れるようになってきました。 | ||||
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題名からさわやかなお話かな?と思いきや、生命の見事なまでのお話でした。 命が繋がっていくさまは宇宙的で、自分が存在していることにさえ、 すごいことなんだ、と思いました。親、きょうだい、親戚、子供たちが今更ながら なんだかとっても愛しく思えてきましたよ。 昆虫世界の黄金比を感じました。 こんな感覚、こんな感性があったのね。 | ||||
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蜂=あぶない。と大まかに思ってましたが、生態や物語でもそこに蜂には蜂の運命を感じれたりすると、ベランデの花に飛んできた蜂を見ても、むやみに「危ない、コワイ」と思わなくなりました、なんなら「巣の仲間たちにのために、吸ってってね」とすら思えるようになりました。まぁ・・・蜂の巣がベランダにあったら、やっぱりコワイですが~☆でも本を読んで物語を楽しむだけじゃなく、蜂についても知ることが出来て良かったです。 | ||||
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正しく、諸行無常の世界。 我々も、過当(生存)競争に打ち勝った結果、この世に生を受けている。 肉親の愛情と庇護の元、成長する 環境が人を作る。 人は、遇されたようになる(良くも悪くも)。 人生は何事をもなさぬにはあまりにも長いが、何事かをなすにはあまりにも短い。 だったら、やるしかないんじゃねぇ(今、頑張れないヤツは一生頑張れない)。 人間は、動植物により生かされてる(命を頂いている)。 食事の際には、忘れずに、「いただきます」「ごちそうさま」と、感謝の言葉を。 合掌。 | ||||
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話題の作者だったので購入しました。蜂の生涯を擬人化した話(でいいんだよね?)なのですが途中で飽きてしまいました。 自分にはあわなかったです。 | ||||
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これを読んでからハチを見ると「マリア」だ、と思ってしまう。 百田さんの作品の中でお気に入りの一冊です。 | ||||
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・一冊読み終えた後にスズメバチの生態概要が分かるという優れものの本。 物語の要素を省きくと数ページのレポートに収まりそうだが、そのレポートを 読んだとしても本小説と同じ内容を理解出来る自信はない。やはり物語形式 だったからこそ、最後まで読めたし、頭に入ってきたと思う。 小説としてのレベルは低いと思う。ハチに名前をつけて、生態になぞらえて 会話をさせているだけなのだから。小学生を対象に、虫の生態に興味を もってもらう教材としてはすごく良い本だと思った。この本をベンチマークに、 アリやカマキリなどを題材とした小説を夏休みの宿題に書かせるのもいいだろう。 また、巻末にある養老さんの後書きはすごく良かった。小説として評価することが 難しい本だが、「虫に意識がないといえる根拠はない」という独自の切り口から 議論を発展させる内容は必見である。この本に低評価を付けている方も多いが、 内容の薄い本にどこまで深く潜れるかは、読み手のレベルによるところも 大きいことを再確認した。 | ||||
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友人に勧められて読んだ。 最初の数十ページで頭が痛くなって読むのをやめた これは小学生でも読まんだろう 「働かないアリに意義がある」の方が余程面白い | ||||
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知らない方はごめんなさい。 でもなんとなく似てます。 北欧神話の戦乙女にして戦いのなかに身をおき 次の犠牲者を選定する。 死へ誘う自からについて自問自答しつつも守るべきもののために淡々と役割を果す。 オオスズメバチの働き蜂の話ですがストーリーにファンタジーが入ってます。 目のつけどころが面白い作品です。 | ||||
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普段あまり意識しない昆虫の世界が なかなか面白く書かれていて良かったです。 | ||||
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「永遠の0」の作者がハチの小説?と始め戸惑いましたが、読んで納得です。「永遠の0」や「海賊と呼ばれた男」では個人の幸福と国家への奉仕の関係が描かれましたが、本書ではワーカー(働きバチ)と巣の繁栄の関係が描かれます。 ワーカー(ハンター)である主人公マリアは子孫を直接残すことができません。自らと遺伝子の一部を共有する女王バチが時代の女王バチを生むことによって子孫を残すのです。このようなアリやハチのみが取るシステムは自然界では特殊で、マリアという個体はオオスズメバチの女王・アストリッドの帝国から見れば消耗品のパーツに過ぎないのです。この点を他の昆虫から突きつけられ、迷いながらもハンターとしての矜持とオオスズメバチの帝国への忠誠を貫こうとします。 基本物語はマリア視点で進むのですが、女王バチやほかの昆虫の話を通して、昆虫界の厳しい掟やお互いの利害関係、ハチの帝国の興亡について広く知識を得ることができます。それぞれの昆虫に物語があるのですが、特に印象に残ったのはアストリッドとマリアの前に強敵として現れるオオカマキリです。 何のために働き、生きるのか不明確になっている現代において、マリアたちの人間よりはるかに合理的な生き方は羨ましく思います。 | ||||
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人物(というかオオスズメバチ)描写に引き込まれ、オオスズメバチになって生きているような感覚で読み進めた。読後感は感涙&圧巻。 またオオスズメバチの巣の構造を描写した部分の筆の冴えに感銘を受けた。読んでいるだけで絵が浮かんだ。 抽象も具体も素晴らしい描写力で表現されている。 オオスズメバチにニンゲンとして生きる糧と知恵をもらった。 | ||||
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始まりは行き過ぎた擬人化だと感じてしまいました。普通に考えたら、蜂の世界を人間に置き換える意味は無いでしょう。それでも百田さんの意図が少しづつ理解されるに従って、物語の本質が見えてきました。確かに蜂や昆虫の中に、人間の複雑な自我や意識が存在したら、とても耐えられた世界ではないのですが、それでも、命を繋ぐ歴史の重さと、そこに関わる苛酷さ。生き甲斐。なんてかけがえがなくて、尊くて、儚いんだろう。その中に構成される自分という役割。逃れられない運命。そして爪痕さえ残らない命の終わり。そんな普遍のテーマが描かれていると気付きました。それにしても過酷すぎて、悲しすぎますが、そこが百田作品の美学なんでしょうね。 | ||||
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蜂を擬人化した物語とは知ってたが、あまり期待してなかった。読んでみて、永遠のゼロより素晴らしい作品だと感じた。 長くて30日程度しか生きられないオオスズマバチのワーカーは、女王蜂の産む幼虫(妹たち)のえさを穫るため、 ひたすら闘いの日々を送り、自らは子孫を残さず、巣(帝国)の繁栄のために短い一生を捧げる。 そんなワーカーと、皇国のためと命を惜しまず敵に突撃する特攻隊がダブって見えた。 人間は、生物界の頂点であることを自任し、高度の知能と文明と長い寿命を持っている。しかし、 自己の安全、快楽を重視する現代人よりも、余程潔くて、かつ自分たちの種の存続への真摯さを感じた。 女王蜂亡き後、帝国が徐々に衰退していくところでは、作者が、現代の少子高齢化の行く末を案じているように 思われた。 我々も種の保存や国の存続の為に、多少の利己は捨てなければならないのかもしれない。 | ||||
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百田さんがオオスズメバチの視点から描いた小説。オオスズメバチがみるであろう風景が描かれていたり、食糧を求めてどう戦ったかが微細に紹介されていたり……。それらが専門的なハチたちの生態に則しているところが読み応えを深くしている。 | ||||
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大スズメバチの生態が楽しく理解できました。組織社会でのそれぞれの役割、家族を守るための死闘など実にリアルに物語っておりました。 | ||||
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この小説、登場人(?)物がなんと全員虫。そしてメインがスズメバチであり、彼女たちの過酷な運命や、その中で繰り広げられる心理描写が非常に魅もの。 主人公はタイトルにもある、マリアというスズメバチ。彼女は女王や妹たちのために、毎日過酷な虫たちの世界で戦って生きていた。過酷な日々の中でも、帝国のために身を削って戦い、忠誠を誓うことに疑いも不満も出さず、むしろ多大な誇りを持って過ごすマリア。 だが姉から告げられた自分たちスズメバチの真実、偶然出会ったオスのスズメバチ、恋をして子を産む他の虫たちの出会い。そして挑むキイロスズメバチとの最終決戦。数々の経験を通して、彼女は何を思い、何を成して死んでいくのか。 虫たちとの戦闘描写も凄まじいが、それと同じくらい目を引くのは、やはりマリアの心理描写だ。とても自分には真似できないほど彼女の帝国への忠誠心は強い。だが、そんな彼女だからこそ、恋をする事、子を産む事に対する思いは、読んでいて感傷深い。身を削る彼女とオスのスズメバチとの恋は、非常に短いものであるが、彼女にとっては自分が何なのかを察する上でなくてはならないものであり、最後は読んで涙が出そうになった。 | ||||
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理系にお勧め、とありましたので、子どもの朝読書の為に購入しました。 オオスズメバチのお話しで面白かったそうです。 | ||||
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