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風の中のマリア
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風の中のマリアの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全334件 281~300 15/17ページ
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ハイキングに行くと必ず?遭遇するハチたち。 そのなかでも最強のオオスズメバチを主人公にした小説です。 これを読んで虫を気持ち悪いと思わなくなりました。と同時にオオスズメバチって本当に怖いんだなと認識を新たにしました。 登山中では出会いたくないです | ||||
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この本を手に取ったのは 不意に待ち時間ができた際の ひまつぶし。内容も全くわからないままに読み始めたので 衝撃wでした。 蜂の擬人化・・と知っていたら読んだかどうか? でも 愚問でした。 ファンタジーとして最高。もはや蜂と言うより 女戦士としてのマリアが戦っていた・・・ そう思わせる百田さんの表現力が素晴らしいのだろうと 感じました。 読んで良かった本の1冊です。 「永遠の0」といい タイトル忘れましたがクリスマスに贈る・・みたいな内容の本といい なんと 引き出しの多い人なんだろう?と 次回作も楽しみです。 | ||||
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30日という短い命の中、仕事や恋について思うこともままならず、 本能にまかせ必死に働き、死んでいくオオスズメバチのワーカー達の物語。 昆虫は人などとは違い、誰かに教えられなくても本能(遺伝子)に従って どういう行動をすればよいかが分かるのだという。 本作品ではオオスズメバチを擬人化することにより、昆虫としての本能と 人間視点での意思の中で、何のために生きるのかという葛藤が上手く描かれている。 それはまるで風が過ぎ去るように儚い一生の中でオオスズメバチのマリアが 残していったものとは何か。 生きる意味について考えさせられる作品。 | ||||
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どうしても、永遠の零と同じ作者とは思えなかった。 全く蜂の世界に入り込むことが出来ず、 最後まで読んではみたけれど、共感を覚えなかったです。 試しに書いてみたのかなと思ってしまう内容でした。 | ||||
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月曜日に読み終わった小説。風の中のマリア 永遠の0でファンになったんで結構楽しみにしてたら・・・ 主人公オオスズメバチかよぉおお!!! って思って読む頻度が極端に少なくなって読み終わるのに時間がかかった が、いざ終盤に差し掛かると凄く面白い小説だと思った 単純にオオスズメバチの生体本としてもわかりやすかったし、ストーリーも単純明快で読み易かった ただ感情移入できずに序盤は読み進めようとする気力が起きないのも事実 でも感情移入できないのは、人間ほど物事を深く考えない虫だから仕方ない 少ないがゆえにわかりやすいんだろうね 一番読み応えがあると思ったのは、帝国(大スズメバチの巣)が次の世代に移り変わるあたり 女王蜂の産卵する回数が著しく増えて、妹(幼虫)達のために大量の食料を確保しなくちゃいけない そこでスズメバチの巣を襲う。一筋縄ではいかず、まさに死闘と呼べる戦いを繰り広げたのは熱かった そこから終盤へ一気に加速していくのが読んでて気持ちよかった んでいざ家に帰ってTVみたら、オオスズメバチ駆除の特集やってるという マリアはあんなに頑張ったのに、掃除機でまるごと駆除されてるのは、同情通り越して少し笑った 序盤の取っ付きにくさがあるので星4です。これを許容出来るなら凄く面白い小説なので、是非読むことをお勧めします | ||||
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手軽な科学読本と小説を合わせた読み物としては面白くはあるけれど、純粋に小説としたら二流です。 擬人化は中途半端で、半端な人間臭さが子供っぽい。 いきなり始まる科学解説は、あからさまに説明的な台詞回しで脱力させられる。 こういう内容を説明っぽくなくスムーズに書くことこそ作家の力量のはずですが、あっさりとそれを放棄しています。 研究した生物学的知識を知らせたいということはよくわかるけれど、 それを物語・心理描写等にうまく落とし込むことができていなく直接的すぎてしまい 小説として面白いというより、科学知識として面白いということにとどまっています。 この本は児童文学だという心構えで読まないとがっかりさせられるでしょう。 | ||||
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文庫本の帯には「『永遠の0』と並ぶ、最高の感動作」とありますが、並ぶことはない別なジャンルの作品と言うべきで、感動よりも知識の向上に役立ったと考えます。 オオスズメバチの生態をドラマ風に描き、科学的な解説を加えたものです。ハチやアリの社会生活に関する最近の知見を十分に取り込み、擬人化して読み物にしたてています。 | ||||
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「永遠の0」を読んだ時の感動を又味わえるのかと思い、ワクワクしながら最初のページをめくりました。 「風の中のマリア」という題名から、自分なりに勝手にマリアをイメージして。 ところが、最初から「えっ」って感じ。 でも、終盤の物語に期待して読み続けました。 なんども、失笑しながら。 自分達だけが繁栄すれば、他者はどうでもいい。 最後の懇願をも一蹴する、冷酷さ。 途中でこの本を破り捨てたくなりました。 この物語で感動する? もしそうなら、この世から戦争はなくならないでしょう。 「永遠の0」で何度も涙が出たのはなぜか、考えさせられます。 | ||||
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オオスズメバチの生態に忠実に、その一生と組織を擬人化して描いた異色の物語。生殖形態や組織再編の決定要因がゲノムの保存率を高めるという至上目的にあることを図表を駆使して説明するあたり、ところどころは物語の形をした教科書のようですらある。オオスズメバチが生まれてから死ぬまで、そのストレートな物語に意外な展開があるわけではないが、自然と生物の雑学に溢れた内容を楽しく読める。 | ||||
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そもそも、この本が書店で気になったところ、 帯に「『永遠の0』の百田尚樹〜…」とあったため、 律義に『0』を読んでからこれにとりかかったのである。 冷静に考えて、なかなかできる作品ではない。 作家が持つバリエーションの中の一つとしては、良い作品なのでは。 蜂が主人公で、繰り返し出てくる「肉団子」の描写などは徹底していて好ましい。 食事時には読み辛いけど… 全体として表紙の印象に違わず、疾走する生の在り方が鮮やかに描かれている。 この人の持ち味は描写力なのかもしれない。 ただし、この作品でラノベ感が更に深まっていった。 何が言いたいのかというと、とても読みやすくて面白いが、 この作品で人生についての何がしかのヒントを探そうとするのはやめた方がいいということである。 ストイックに評価すれば星3つだが、テーマの斬新さと、 素直に面白いと思った気持ちを大切にして星4つ。 | ||||
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本当にすばらしい作品でした。 まず第一に、蜂を擬人化して描くことにより、読者が自由にその世界をイメージしやすくなっており、ある人にとっては、蜂の世界をサラリーマン世界とダブらせたkも知れないし、太平洋戦争での、パイロットたちをイメージした人たちもいたでしょう。 その使命感に疑問を持たず、命をかける姿に感動を覚えました。 そして第2に 知らなかった、昆虫たちの生態系に驚きを覚えたことです。 蜂たちの恐るべきともいえる超効率的な役割分担。 また、働き蜂たちの命がけの狩、狩られる側の昆虫の生態。 まさに、驚きの連続でした。 読んでいるときは、本当に夢中で、最近このように夢中で読んだ小説も少なかったと思います すべての世代にお勧めです | ||||
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この本はオオスズメバチの実態を描いている。 しかし、描いているのは「人間模様」の比喩である。 この本にはゲノム解説図がついており、 遺伝子の仕組みについても学ぶことができる。 しかし、あくまでジャンルとしては小説であり、科学読本ではない。 この本が小説であるゆえんは、構成自体はフィクションであることと、 そのドラマ性に心を打たれ、惹きつけられてやまない、という点にあるだろう。 私は最初、オオスズメバチの話と知らずに読み始めた。 そんなはじめの数ページでの軽い失望感を、良い意味で大きく裏切ってくれる作品である。 | ||||
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みなさん同様、「永遠のゼロ」で作者に興味を持ち、何度も手にとりかけながらも 読むのを躊躇していました。(だって、ハチの話なんて・・・) しかししかし、意外にも一気に読ませます。 かなり詳細に虫の生態を書いているにも関わらず、違和感はなく、時には感情移入まで してしまうという、なんとも不思議な小説です。 個人的にはどこに行くのかわからない「錨を上げよ 」よりはずっと面白かった。 | ||||
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過去の百田作品を読んだ人がこの本を読むと評価に悩むと思います。 ハチの生態に忠実に従いながら物語として完結させると言う難しい 作業を完結している著者の力量には改めて感心するものの、ハチの 擬人化に感情移入出来るかと言うと…これは意見が分かれると思い ました。 百田作品に対する思い入れが深い人ほど、評価は厳しくなってしまう ような気がするのですが・・・ | ||||
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主人公のワーカー「疾風のマリア」を中心に擬人化を駆使し、オオスズメバチの世界を解説を交え、冒険小説のように読ませる秀逸な作品。 擬人化については賛否両論あるかもしれませんが、感情移入のし易さから考えたら自然だと思います。 とにかく作品に勢いがあり、一気に読ませます。自分の宿命に葛藤しながらも、出会い、別れ、儚い恋も経験しながら、献身的な働きをするマリアに心打たれます。 それまで、オオスズメバチの生態など詳しくは知りませんでしたが、種族の繁栄の影に、物凄いドラマがあるのだなと今更ながら感じました。 怒涛の日々のうちに短い一生を終えたマリア…彼女の生涯について、読後も考えさせられます。 解説は養老孟司さん。この小説の「擬人化」についても言及されています。養老さんが解説するのも珍しいと思いますし、そういう意味でも興味深いです。 それと、文庫にはマリアの戦跡マップが付いています。マリアの激闘をイメージするのに役立ちます。 昆虫や動物の生態を鋭く暴くこの小説。できたら他の昆虫や動物にもスポットを当ててもらって、シリーズ化してもらいたいです。 | ||||
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評判を聞きつけ、読んでみました。オオスズメバチの生態を小説という形で知ることができました。ゲノムの話が少し難しいけど、解説もついているのでなんとか理解できました。オオスズメバチの残虐さにギョっとはしますが、昆虫の世界の厳しさを知る中で、与えられた人生と宿命について考えさせられました。生きていくっていうのは大変。主人公の迷いながらもそれを打ち消そうと自分を奮い立たせる台詞がグッときます。登場人物(×蜂)のネーミングからして、作者はJanet FitchのWhite Oleanderという作品を知っている!? | ||||
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ハチを擬人化したファンタジー小説かと思いきや、オオスズメバチの生態を描いた 小説でした。手法としては氏の傑作「永遠の0」と同じ手法です。 多くの読者と同じだったと思いますが、読むまではオオスズメバチの生態に関して はほとんど無知だったので、「そうだったのか!?」の連発で、昆虫の中でも 珍しいハチの生態に詳しくなりました。確かに女王蜂の存在ってよく考えると 不思議ですものね。 本来は本能で行なっていることを、ハチ同士が説明口調で会話しているのはご愛嬌。 物語形式で生態などを描くという手法は、是非今後も色々な方に実践してもらいた いですね。おそらくこの小説を読んで昆虫の研究の道に進む少年少女も多いのでは ないでしょうか。何を書いてあるのかチンプンカンプンの学術書よりも取っ掛かり としては優れていると思います。 今後、長きに渡って学校の推薦図書になっていくのでは?と思わせる作品です。 | ||||
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ワーカー、つまり、被支配者の物語が描かれているのが本作品である。 ワーカーは帝国のために戦い、帝国のために死ぬ。人生の全ては女王と帝国に捧げられる。 これを見ると何と悲劇なことかと思うが、これは何もオオスズメバチの世界だけの話ではない。我々人間社会も同様である。 我々は会社の兵隊なのだ。我々信者は教祖の下僕なのだ。全てはそう我々のピラミッドの頂点に君臨する者達のためだけなのだ。自分にはそれしかない。だからそれが成功した時に大喜びする。井の中の蛙になるように我々を誘導し、あらゆる価値観を遮断することで洗脳し、我々をコントロールするのだ。見返りを求めるなといいつつ、我々に義務を課す。それがダメだから御利益がないと言う。どれほど怠慢な存在なのかと思う。従順な奴隷以外はいらないのだ。 奴隷は奴隷どうしで競争仕合、淘汰されていく。大きな世界から見れば我々の命や人生はちっぽけなものでしかないのだ。 報われる報われないは確かに価値観の問題かもしれない。 ……話はかなり脱線してしまったが、要は、この本を読むと、人の一生とは一体何なのかと感じさせられてしまう。人ほど不平等で不公平で差別的な動物はいない。そんな差別的な厳しい世界を生き抜くためにはどうしたらいいか、我々が信ずるべき希望は何なのか、今抱えている悩みは苦しむに値させるものなのか、沢山考えさせられた。これまでとは世界観が異なるが、やはりそこには百田氏の人間学が生き生きと主張されている。これはこれで楽しめるお勧めの作品だと思う。 | ||||
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BOX!とか永遠の0とかから入ったので違和感ありまくりでした。結局はマリアに待ったく感情移入できず、他の登場蜂物もイマイチ。脳内でまったくうまく再生できずもやもやしたまま終わってしまった。難点といえば、夏ごろに見かける蜂を無造作に殺せなくなりそうなところだけかも。作者の幅の広さはよくわかりますが、この本を読むぐらいなら、他のもっとすばらしい作品をお勧めします。 | ||||
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おもしろい! 私が2010年に読んだ本の中でトップテンに入ります。 | ||||
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