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むかしのはなし
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むかしのはなしの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 41~46 3/3ページ
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昔話に想を得た短編集です。その話のひとつひとつが絡まりあい,読み終えたときに全てが明かされます。でもその全てを一読ではたどれなくてどうだったんだっけと何度も読み返してしまうそんな楽しい本です。 | ||||
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各短篇の始めに、それぞれ「桃太郎」や「かぐや姫」などのエピソードが紹介されているのですが、それらの昔話の要素が微妙に絶妙に本編と絡みこませてあるのがミソ。現在書くとしたら昔話はこんな感じになるだろう、というような話が登場します(と、いってもあくまで先鋭的な現代小説なんだけれど)。全篇一人称で書かれているのですが、「俺」に「僕」に「私」に「あたし」・・・。三浦しをんは本当にたくさんの引き出しを持っていて、その多才ぶりを発揮しています。小説なるものの可能性、そしてその懐深さに改めて唸らされました。傑作短編小説です。 | ||||
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ここに収められている7つの作品のもとになっている話は、かぐや姫、花咲か爺、浦島太郎、桃太郎など、誰もが知っている話ばかりだ。昔話は単なる子供の話ではないという。その中には教訓や、警告、暗示などさまざまなものが秘められているそうだ。作者はそれらを引っぱり出し、独自の解釈で現代の昔話を作り上げた。この作品が時を経て真の昔話になった時、それを読む人たちはいったいどう感じるのだろう。今私たちが住んでいるこの時代を・・・。 | ||||
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三浦しをんさんの小説は(エッセイはもちろん爆笑ものだけれど)ハズレがないなあと今回の作品を読んで改めて思いました。設定はとてもワールドワイドなものだけど、それでもその設定に流されずに人の心の交流が書かれています。愛しい想い、愛しい人間。どの話も、登場人物のその先を想像したくなります。そしてとても愛しく、そして少し切ない気分になります。でも、あれこれ説明するよりただ「読め!」と言ったほうがいいようです。 | ||||
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まず帯の「死ぬことは、生まれたときから決まってたじゃないか」という作中の会話から抜粋された一言にやられた。エッセイがめっぽう面白い三浦しをんさんだが、小説がまた書くたびにグングン上手くなっていると思う。様々な立場から愛や生命、生きるということについて語られているが、思わず自分だったら・・・?と考えずにはいられない。一つ一つを読んでも面白いし、通して読めばしばらく余韻にひたるだろう。 | ||||
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昔話をモチーフにした、短編集。一つ一つの話が微妙にリンクしていて、最後に初めの話と終わりの話のつながりが見えてきます。文章がとてもきれいで、上手いなと感じさせられます!ただ、じっくり読まないとこの昔話のどういうところからモチーフを得ただろう?と、分からなかったです。私は。面白かったけど、期待していたような明るい話ではなかったので星4つです。私にとって三浦しをん先生は、おもしろおかしいエッセイのイメージがとても強いんです。 | ||||
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