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忠臣蔵元禄十五年の反逆
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忠臣蔵元禄十五年の反逆の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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池上冬樹の「ミステリベスト201」での評価が高く、忠臣蔵マニアとしては是非読んでみたい、と思いつづけていましたが、図書館はおろか古書店にも見当たらず。ついにamazonで検索したところ、あっさり入手。ネット時代はありがたい。 サスペンスとしてはやや冗漫で「筆者の最高傑作」という川出正樹の評価には「?」が付くが、一つの忠臣蔵モノとしては十分面白い。そして歴史資料を通観できる機能もあり、流石、井沢元彦の真骨頂! | ||||
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昔大好きだった作家で、今でも古代史における怨霊信仰の影響、あるいは田沼の評価など同意できる点は多々あるんですが、 この人、関心の濃淡によりあまりにも通説に対する態度の差が大きすぎるのが気になる。 関心が濃い事柄に関しては、一次資料に基づいた通説すら、資料至上主義と批判し、独自の見解を展開し、そこには学ぶべきもの、触発されるものが多いのは確か。 例えばこの本においての浅野乱心説、それを認めない幕府に対する大石の抗議としての討ち入りという流れの赤穂事件解釈は説得力もあれば、十分納得できる。 ただ、仮名手本忠臣蔵に関しては?おそらく綱吉にたいしてはほとんど関心がないんでしょうね。だから生類憐みの令を出した悪将軍という通説をそのまま鵜呑みにし、資料に目を通すどころかほとんど思考停止状態。 で、作品中の人物に「(前略)しかし、人妻を犯したというのは嘘ではない。柳沢以前の最大の寵臣牧野成貞の妻と、その嫁いだ娘を、両方とも犯したという事件がある。これは三田村えん魚の考証にもあることだから、まず事実だろう」(P275)なんて恥知らずにも語らせる。 三田村の考証だから事実?WWWWWWWWWWWWWWWWWWW 資料批判主義を批判する人物が、明治になってから書かれたなんの根拠示されない噂話の集大成を事実?WWWWWWWWWW たった、一文この一文でものすごく気持ちがさめました。 ただ、ネットで数多く見られた、意地でも浅野乱心説を否定したい皆さん、じゃあ、いじめを第一次資料で証明してください、大石だって「事情があったのだろうか」と推測しかできなかったいじめを | ||||
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