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行方不明者
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行方不明者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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叙述トリックのある作品をググり、あちこちで紹介されていたので読んでみた。 なので、本作の本質的なレビューと言うよりは叙述トリック作品として読んで面白かったかどうか?と言う視点となる。 結果、「これって叙述トリックなの?」と言うのが最大の感想で、それ以外に特段面白くもなく、かと言ってレベルの低い(叙述トリック部以外)訳でも無い作品と言う感想。 一つ、自分側の落ち度を書くとすると、30分程度の細切れで本書を読んだ事。本書の魅力は一気読みなど、数時間連続でまとめて読まないと理解しずらい作品なのかな?と感じる。 それは、一家失踪事件と、通り魔事件と言う二つの事件が同時並行として書かれており、中途半端に読むと、頭がごちゃごちゃになってしまう恐れがあるからだ。 | ||||
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大昔に好きな作家で10冊ぐらい読んだ。けれど同じ叙述トリックばっかりで飽きてしまった。 久しぶりに手にとったが、相変わらずですぐに飽きてしまった。 新津きよみさんのは面白いんだけどなぁ・・・ 初めて読む方にはお勧めしますが、何冊も読まれている方にはお勧めしません。 | ||||
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折原一氏の〜者シリーズの一編で、文藝春秋から単行本が出た実際の事件をモチーフにした正真正銘の〜者シリーズの作品である(一部、番外編的な作品が〜者シリーズには含まれる)。 今回は広島一家失踪事件をモチーフにして同一地区での一家殺害事件と失踪事件をメインに、これまた例によっての売れない推理作家のサブエピソードが絡まって進行していく。 大長編が多い〜者シリーズとしては単行本300ページ程度と比較的短めの作品であるため、めまぐるしく展開が入れ替わり息つく暇もなく最後まで読み切らせる。 今回は折原氏の定番の叙述トリックが炸裂というより純粋にプロットだけで勝負したような落ちである。何か強引という意見もあるだろうが、強引でない落ちの折原作品など折原作品じゃないのである。 | ||||
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もうひとつ、盛り上がりに欠ける。同じ筆者の作品に「失踪者」があるが、こちらのほうがずっといい。同じようなイメージをさせる題名なので、果たして成功しているかと思いながら読んだが、やはり失踪者を越えることはできなかった。 | ||||
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本当に不明なら、 まさか・・・・に・・っていう結末を期待していた。 この寂寥感いっぱいの表紙に魅かれ、 初めてこの作家に入ってみたが、どうなんだろう。 どんどん読み進めていたから、 どんどん迷宮に入ってみたかった。 もの足りないってことは、きっと他に期待していいんだろうなと思う。 | ||||
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この作者が大ファンという人がいたので、初めて作品を読みました。 感想はというと、あまりにもいろんな事を盛り込みすぎで、 それを何とか強引につなげた(つなげられたのはすごい力量かもしれません) せいか、結末はつじつまもあい、それなりの解決はしたのですが、どうも消化不良でした。 他の方のレビューにもあったように,作者の作品の中ではいまいちなのか、そう感じます。 対立する旧家、片方が一家惨殺殺人、もう片方が神隠し、その謎を解く人々と他方で語られる他の物語、それが繋がると・・・ ここまで盛り込まなくてもよかったかもしれません。 他の作品を読んでみます。 | ||||
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一見、どれも関係のないように思える事件が最後にパズルのように合わさっていく部分などは、さすが折原氏と思いました。 犯人も予想していなかった意外な人物でびっくりしたし、作品自体は楽しめました。 ただ、腑に落ちない部分がいくつかありました。結局読み返してもその部分が何のために書いたのか意味が分からなくて、なんだか読み手に犯人や事件の核心に気づかせないためのカモフラージュのためだけにその部分が書かれたような気がしてちょっとフェアじゃないなと思いました。 | ||||
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朝食の途中でこつ然と姿を消した四人家族とその事件を 追うルポライター。 電車での痴漢騒ぎをきっかけに通り魔殺人犯を監視する ことになる売れない若手作家。 更に今回の四人家族の失踪事件の数年前に発生した同じく 四人家族の惨殺殺人事件。 これらの事件が一体どこでどのように結合するのか? 最後に明かされる犯人の実像とその動機には大きな?を 抱かざるを得ない。 予想外の結末であったが、複雑なプロットの構成に懲りすぎて、 犯人の動機や心理状態の描写が少ないことから共感を得る部分 が少なかった。 | ||||
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一家失踪事件と連続通り魔事件という一見関係のない二つの事件が並行して語られていき、最後はひとつに繋がっていくというミステリー作品。 いわゆる、叙述トリックを使った作品は好きですが、この作品に関しては、複雑すぎて途中でわからなくなってしまいました。 たぶん、通勤途中に、少しずつ読み進めていったのが原因・・・この手の作品は、一気読みした方が面白さが増すと思います。 そういう意味では、結末に向けて、読者を引っ張っていく力がある作品なので、まとまった時間が取れる時に、読み始めることをお勧めします。 最後の結末は、少し唐突で、強引な気がします。 悪い人ばかり・・・? そんなところも加味して★3つ。 今度は、一気に読み切りたいと思います! | ||||
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断っておくが私は折原ファンである。 しかし、今作品は「ちょっとなぁ」という感じである。 話に無理が多いような気がしてならない。 詳しくはネタばれになるので書くのは控える。 まぁ、読んで損はしないと思うが、 折原一の水準は保っていない。 レビューのタイトルどおり「〜者」シリーズの中では最悪の出来だろう。 コアな愛読者以外にはおすすめしない。 間違っても折原一の未読者は最初に手にとられないように。 | ||||
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叙述トリックの一人者として最近知ったばかりで ハマってます。折原一。 この作品もそうだったんだけど 気になって読みすすめちゃうんだけど、頭の中は大混乱、みたいな。 オチが気になって最後まで読んでみるんだけど イマイチ腑に落ちない、とか、そういうことが多々あります。 この作品はまだ1度しか読んでないから 整理しきれてない部分があります。何度も読んだらハハァ。。と思えるのかな。 誰が誰だかわかんなくなるよ〜 | ||||
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個人的に、折原作品の中では冤罪者以来久々に面白い長編作品でした。 冤罪者以降ありがちだった、「オチでがっかりする」こともなく、最後まで ひたすら楽しく読めました。それにしても、折原一という作家は終盤まで 面白く読ませることにかけては一流だと思います。問題なのは最後のオチな 訳ですが・・・。まあこの作品に関しては最後まで裏切られることはないと 思いますよ。 | ||||
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折原一の”・・・者”シリーズは『冤罪者』がものすごく面白かったのだが、それ以降の作品はなんだかいまいちな印象を持っていた。 本作は家族4人の失踪事件の顛末がどうなるか、と、連続通り魔事件がどう絡むのかがメインなのだが、失踪事件の真相は正直拍子抜けした。もう少し失踪時の心理描写とかを細かく描いてほしかったし、その直前の滝沢家での事件(サプライズ・パーティーのくだり)も全然現実味がない話だったのでなんだかもったいない気がした。この不自然な展開さえなければかなりの傑作だったと思うのだが。 連続通り魔事件の方は最後にネタばらしがあった時点で一応しっくりくるのだが、なんとなくわかりづらかった気がする。もう一度最初から読み返せば色々新しい発見がありそうではある。 | ||||
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結末近くに、名探偵コナンが事件解決のときに登場人物全員をまえに小五郎さんを眠らせる、 あの場面を連想するところがありました。また底なし沼、 都会の安アパートの場面の描写、東京近郊の公園を歩く会社帰りの女性の描き方 など、読者の想像力を駆り立てるうまいかき方にはさすが、と感じ入りました。 未解決の凶悪事件が多い昨今、それらをヒントに、超能力者まで登場させ、 事件を追う主人公が女性というつくりで、読み手をぐいぐいひいていきます。 部分的に会話だらけになり、そのへんがちょっと気に入りませんでした。 読む側の注意力がちょっと散漫になると、その章の語り手が だれなのかわからなくなる、急展開で、複層展開の、新しいタイプの 推理小説です。映画化してもおもしろそうな気がします。 おもしろいのですが、 作品としてのディテールの箇所のいくつかに表現上の難点があるように思われたため ★三つにしました。 | ||||
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複数のストーリーをまったく別の登場人物が語ることにより進行していく。それぞれのストーリーの接点はどこにあるのか?が最大の謎でありそこに興味をそそられる。 進行について,登場人物が主観的視点から語っていくが,ここが「ミソ」というか,いつの間にか読者を惑わせる秘密がある。最近この手の「読者幻惑物」の作品が増えてきているが,客観的にストーリーが語られることを前提に,古典的かつ典型的な「謎解き」を求める読者の方は,「はぐらかされた」感を持つかもしれない。これは作品の善し悪しというより好みの問題であろう。場面が頻繁に切り替わる割には読みやすく良くできていると思う。 以下 5段階で評価 ユニーク度4 手軽さ4 知識欲満足度1 結末納得度3 引き込まれ度4 | ||||
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昨年11月の『グッドバイ叔父殺人事件』以来の、折原一42作目の最新作である。 本書はお馴染みの<・・・者>シリーズの書下ろしである。“叙述ミステリーの第一人者”、“語りの魔術師”、と呼ばれる折原一の著作ペースはほぼ1年1作なので、ファンにとっては1年ぶりのお楽しみだ。 埼玉県蓮田市で、一家4人が忽然と姿を消した。朝食を食卓にのせたまま・・・。ライターの‘私’こと五十嵐みどりは、取材を通じて、家族の“闇”を浮き彫りにしてゆく。同じ頃、売れない推理作家の‘僕’は、謎の通り魔事件に遭遇して・・・。 折原作品の特長は、過去から現在へとつながる一連の事件をばらばらのピースに分解して、さも「同時進行の別々の事件・エピソード」のように“見せかけ”てストーリーを進行させてゆくところにある。 それらは一般のミステリーで言うところの「伏線」とは異なり、まさに“叙述・語りのミステリー”の体裁をとっている。そしてラストで「過去」と「現在」が激しく交錯して、それぞれのピースがひとつの時間軸のなかで見事にはめ込まれ、真相へとなだれ込むのである。 読者はそれぞれの物語の関連と、落ち着く先が最後まで分からない。知らないうちにサスペンスフルなストーリー展開に没頭してしまい、最後の最後に騙されていたことに気づくのである。 本書も、その例外にもれず、一家失踪事件とそれに先立つ一家4人惨殺事件、そして通り魔事件という、一見して別々の同時進行に見える事件が、どうつながってくるかというのが最大の読みどころになっている。 本書で読者は、エンターテインメントに徹した、一般のミステリーとは一線を画した、独特の“折原マジック”を堪能することができる。 | ||||
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またまたはめられました 折原ワールド全快!!です 題からしてもゾクゾクしましたが読み始めていきなりゾクッ〜〜 あとは 頭が混乱しながらあれよあれよとページを進めていくと ラストがまたびっくりでした なぜ この方はこんな面白いものがかけるのでしょう? なのに、あんまり世間に広がってないのがすご〜くくやしいです この”〜者”シリーズでは一番面白かったしぞくっとしました 5年前の失踪事件とうまくつながる瞬間はたまりません!! この方の本を読もうか迷ってるなら過去の作品から読んでみると 馴染みやすいかもしれません! | ||||
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